logo

RECRUITING 2024

logo

RECRUITING 2024

エンジニア職|品質保証

品質保証ならではの目線で、

改善提案や新製品企画にも挑む。

Y.K

2020年入社/第一ハード品質保証部/羽村技術センター

INTERVIEW

interview04_img01

カシオに入社したきっかけ

日本を代表する高品質製品を支えるやりがいに惹かれて。

学生時代は鉱物学を専攻しており、主に新無機材料合成に関する研究をしていました。新しい素材をつくり出す研究を進めていくうちに、就職してからも新しいモノを創出する仕事をしたいと思うように。「人々の生活に彩りを添えられるような、高品質製品の開発に携わりたい」と考え、B to Cメーカーを中心に就職活動をしていました。

中でもカシオに興味を持った理由は、時計や電卓をはじめ、非常に精密な部品で構成された高品質な製品をつくっていること。とりわけ時計に関しては、子供の頃に“G-SHOCK”を買ってもらって以来、日本を代表する高品質製品であると感じていました。私は昔から細かい手作業や計算をするのが得意だったので、それを活かして世界中のユーザーに高品質な時計を届けることに貢献したいと思い、入社を志願しました。初任配属で希望したのは品質保証職。第一に惹かれたのはカシオ製品の品質を支えるという使命ですが、それだけではありません。カシオの品質保証職は、企画・開発・設計・製造などの幅広い知識を総動員して完成品を検証します。関わる技術領域の広さも、品質保証職を希望した理由の一つです。

これまで、そしてこれからの仕事

機械、電気など幅広い知識を駆使して品質向上を提案。

入社以来、“G-SHOCK”をはじめとしたアナログ時計のモジュール(時計内部の機構・回路部)の品質保証業務を行っています。新機種の品質保証では、製品のプロトタイプで実験を行い、耐衝撃評価など100項目を超える評価を実施することもあります。不合格となった場合には、該当の部署に評価結果を伝えるだけでなく、「設計をこう改善すれば良いのではないか」という提案も行います。検証・提案を行う上では機構設計、電気電子設計、ソフトウェア、生産技術など幅広い知識が欠かせません。苦心の末にリリースされた製品を身に着けているユーザーを、街中で実際に見かけるときが一番嬉しい瞬間です。

今後の目標は2つあります。1つは新たな品質テーマの創出。先進的な評価手法を取り入れ、さらなる品質の向上や不良品の減少を実現することです。そのために現在は、外部の展示会でトレンドを把握したり、統計学を学習したりといった準備を進めています。もう1つの目標は、新製品の提案。製品のあらゆる知識を持つ品質保証ならではの視点や知識を活かして「こんな機能を持つ時計を開発してはどうか」というアイデアを出し、いずれ製品化につなげてみたいです。

CHALLENGE

interview04_img03

カシオでの挑戦

1年目から人気ウオッチの品質保証を主導。

これまでで最大の挑戦は、入社1年目の終わり頃に参画した新機種ウオッチの品質保証です。主担当者として推進する初めての仕事だったのですが、手掛けるのは「G-SHOCK マッドマスター」という人気シリーズの最新作。「私のような新人がこんな重要なモデルの品質保証を主導していいのか?」と驚いたことを覚えています。しかもこの新機種には、方位や温度などを計測するためにたくさんのセンサーが搭載されており、1つの試験から得られる情報が他の機種と比べて格段に多い。すべてのデータを検証するためには膨大な時間が必要となるので、高品質と納期を両立させる効率化に向け、最善の評価手法を模索しました。

新商品のために評価で想定外の結果が出ることも多く、発生した課題を解決することも簡単ではありませんでした。判断に困ったときには先輩に助けていただきながら、設計部門や開発部門に改善策を提案。開発者・設計者は私よりもキャリアの長い方ばかりでしたが、「なるほど、そういう意見もあるね」と快く取り入れてくださり、年齢や部門に関係なく活躍できるカシオの社風に触れて感動しました。皆さんの協力のおかげで、新製品「GWG-2000」は2021年に無事リリース。現在も新色が登場するなど人気モデルとなっており、私にとって非常に思い入れの深い時計となりました。

style
style