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RECRUITING 2024

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RECRUITING 2024

エンジニア職|知的財産

「特許ファン」を増やし、

0から1を生み出す技術者を支えたい。

M.N

2019年入社/特許部/羽村技術センター

INTERVIEW

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カシオに入社したきっかけ

強力なブランド力と、研究開発にかける姿勢が決め手。

父が特許関連の仕事をしていたこともあり、子供の頃から特許の仕事に興味がありました。いくら優れた発明でも、法律・技術の知識を駆使して適切に特許出願しなければ、特許とは認められません。私は大学・大学院の電気学科でブレインサイエンスを研究するかたわら、将来は特許の鍵を握る知的財産スタッフになりたいと考えていました。就職活動の際に志望していたのは、メーカーの知財部。特に重視していたのは、「今後10年、20年経っても色褪せないブランド力がある製品を持つ企業」であることでした。せっかく特許に関わるのであれば、長く世の中に貢献できるような製品の発明に関与したいと考えたのです。

カシオに興味を持った理由は、“G-SHOCK”や電子辞書をはじめ、強力なブランド力を持つ製品が多数あることです。また、カシオは「0から1を生み出す」という理念を掲げていて、その考え方は「発明」そのもの。実際、カシオは同規模の他社と比較しても出願件数が多く、データから見てもクリエイティブな会社であるということがわかります。私も知的財産スタッフとして「0から1を生み出す」手助けをしたいと考え、カシオを志望しました。

これまで、そしてこれからの仕事

技術者自身も気づかない「発明」を発見し、権利化する。

入社以来、特許出願業務および特許権利化業務に従事しています。特許部では担当品目の移り変わりが比較的多く、私もシステム、電子辞書と電卓、プロジェクタ、時計とさまざまな分野の特許業務に携わってきました。特許部の役割は、社内の技術者が考案した発明を権利化すること。権利化した技術やアイデアは他社が無断で真似することができなくなるため、会社の事業優位性につながります。

私たちの仕事は、技術者が開発した技術を詳細にヒアリングし、どこが特許になり得るかを見つけるところから始まります。技術者自身が気づいていない「発明」も多く、「一見、当たり前のような技術」が有益な特許になることも珍しくありません。学生時代の研究で培った論理的思考力や入社後の業務で学んだ法的知識を活かして、理詰めの間違い探しのような感覚で先行技術との差異を見つけ出し、うまく権利化できたときには大きな達成感があります。

今後の目標は、社員一人ひとりに特許に対する意識を高く持ってもらうこと。「特許ファン」を増やすため、社内研修のしくみを整えているところです。また、アメリカの特許事務所に駐在することも検討しており、そこで世界有数の知財強国であるアメリカの特許出願及び権利化ノウハウを学ぶと同時に、特許の観点からアメリカにおけるカシオ製品の価値向上にも貢献したいと考えています。

CHALLENGE

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カシオでの挑戦

特許リテラシー向上に向けた研修を企画・実施。

私は通常の特許出願・権利化業務の他に、全社の特許リテラシー向上を目指した活動にも取り組んでいます。目的は、発明提案数を保持・増加することや、他社の特許を侵害しないための特許調査を強化することです。そこで、有志チームで特許リテラシーを向上させるための教育コンテンツを作成。まずは開催も参加も自由にできる「TERAKOYA」という社内の取り組みを活用し、技術者の方とのコミュニケーションを図りながら、作成した教育コンテンツを活用して特許について学んでもらっています。

TERAKOYAでの活動は一定の評価を得ましたが、自由参加であるが故に中々参加者が集まりづらいという課題もありました。そこで次に考えたのは、各開発部門との定期ミーティングの時間の中で、同様のセミナーを実施すること。その結果、より多くの技術者に特許の知識をお伝えすることができ、「自分たちにとって当たり前の技術が特許になる場合もあるとは知らなかった」「特許の取得に対して前向きに取り組んでみたいと思えるようになった」など、好意的な声をたくさんいただきました。

今は新人研修で開発における特許の重要性を楽しみながら学んでもらえるようにするために、自らボードゲームを作成中。新人のうちから特許ファンを増やしていくことで、「0から1を生み出す」カシオらしい技術者を応援していきたいと考えています。

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