エイベックスに決めたポイントは？

一番の根底にあったのは「自分の好きなことを仕事にしたかった」からです。自分は根本的にはダメ人間なので、好きなことじゃないと続かないと思い、「好きなことを仕事にする」という軸で就活をしていました。そして好きなものが乳製品とフィットネスとアニメなので、その3つの業界を中心に就活をしていました。そして就活の中で、同じ大学の先輩がエイベックスで活躍していると知って話を聞いてみると、社内の雰囲気や働いている様子がすごい楽しそうで。その先輩は内定者の段階から企画書をバンバン出して、新しいことにもどんどん取り組んでいて、「内定者の段階からこんなにチャレンジできるってめっちゃ楽しそう！」と思ったのが最初のきっかけでしたね。
あと、これは偶然なのですが、自分の人生のバイブルである「スケットダンス」のアニメ化にもエイベックス・ピクチャーズが携わっていて、新しく音楽的な要素を追加したり、取り組み方がすごい面白いなと思っていました。そんな偶然もあり、アニメに携われる仕事が出来るならこの会社が良いと思い、エイベックスに入社を決めました。

現在の業務内容は？

現在は、基本的にはアシスタントという立場で、上長や先輩社員のメインプロデューサーのもと、アニメ制作業務をサポートしています。具体的に言うとアフレコや音の編集、動画の編集などに立ち会う現場業務や、イベントや、Blu-ray商品の編成などを勉強しながら、お手伝いさせていただいてます。作品の数でいうと、テレビシリーズや映画作品など、入社してからこれまで8〜9作品携わらせていただいてきました。アニメは放送が開始される3～4年前から動き始めるので、時期によって差はありますが、基本的に並行して進めていくことが多いです。例として、現在だと2023年初冬上映の映画を担当しながら、同時に2024年の夏アニメの現場業務、25年放送、26年放送の作品の準備を行っているイメージです。またそれらと並行して、自身で企画の種となる原作を探しています。

印象的だった仕事は？

2個あげてもでもいいですか？（笑）
1個目が現在担当させていただいてる、「劇場版 ポールプリンセス!!」という作品です。この作品は先輩のプロデューサーが企画したもので、原作が無いオリジナルの作品なのですが、プロデューサー、監督、脚本などのスタッフが、協力しながら0から1を作るワクワク感を身近で体感でき、とても印象に残りました。また、この作品は劇場版を上映する前にライヴイベントを実施したのですが、自分が入社してから初めて担当したライヴイベントでした。オリジナル作品で知名度もまだそこまで高くなかった中、会場に集まってくれたお客さんの熱気がすごく、ペンライトを一生懸命振って、自分が考えた掛け声を叫んでくれて、「あ～幸せだな～、最高だな～」と感じました（笑）
2個目が「這いよれ!ニャル子さん 10th Anniversary CD＆Blu-ray BOX ニャル子さんがだいたい全部入ってるBOX」の編成をお手伝いさせていただいた時のことです。こちらは「這いよれ!ニャル子さん」という作品の放送10周年を記念したBlu-ray商品で、実際に自分が中学の時に放送してた作品です。10年経ち、見る側から作る側に回って担当したことがすごく感慨深かったです。

あなたの「好き」が仕事に繋がったエピソードは？

冒頭でも触れましたが、自分は根本的に駄目人間で（笑）、「好きなことを仕事に」という軸で就活していたので、あまり参考にならないかもしれませんが、、、。
ただ今思い返すと、「好き」が仕事に繋がったエピソードが、筋トレ好きが高じてフィットネスクラブで働いていた経験なんですよね（笑）
というのも、アニメ業界に入る際に、アニメへの「好き」は面接や企画を立てる際、知識としてもちろん重宝しますが、筋トレが「好き」でフィットネスクラブの飛び込み営業で培った経験は、それ以上の武器となりました。数字に強くなることや、こちらの情熱を伝えるコミュニケーション能力は、今もかなりに役に立っています。
「好き」で実際に行動を起こした経験は、業界関係なく、仕事に繋がると個人的には思います。なので、自分の「好き」なことで行動しまくって、それぞれの武器を作っていけたら良いと思います！

所属部署はどんな雰囲気？

若手の意見もすごく尊重してくれます。自分も日々「とにかく漫画をいっぱい読め、いっぱい読んでいっぱい企画を出せ」と言われてます（笑）部長クラスの方にいきなり企画書を提出しても、しっかり目を通してくれる部署です。

今後エイベックスで叶えたいことは？

まず、一作品を自分で企画して、ヒットに繋げることです。今はアシスタントとして、色々な現場を経験しながら学ばせていただいてますが、今後は早くプロデューサーとしては独り立ちし、面白いアニメをバンバン企画して、世の中に送り出したいと考えています。
そのためにもまず一本！自分の企画を通してヒットを生みたいです！

学生の皆さんにひと言お願いします！

「好き」を仕事にしたいのであれば、ただ「好き」で終わらせるのではなく、今の段階から「作り手」になった時をシュミレーションしてみると良いと思います！例えば、「アニメの制作に携わりたい！」と思うのであれば、「このスタジオのもと、監督は○○さんで、脚本家は○○さん、キャラクターデザインは○○さんだったら絶対面白いものを作れる！」みたいなアイデアを理想だけでもいいので、考えてみると良いと思います。とはいえあまり気を負わず！就活もゲームだと思って気楽に楽しんでください！