エイベックスに決めたポイントは？

「エンタメ業界で働きたい」ではなく「エイベックスで働きたい」という思いで、高校受験のタイミングからエイベックスに向けた進路を選んできました。目指し始めたきっかけは、参戦したエイベックス主催のライヴに感動した経験です。母の影響で小学生の頃からライヴに行っていたので、エイベックスが作るライヴを身近に感じていて、いつか私も人を感動させるエンタメを作りたいと漠然と思っていました。
エイベックスに入社するため、エイベックスの採用歴がある大学を調べて、その大学に行くためにはどこの高校にしよう？と逆算して進路設計していました。就活では、これまで積み上げてきた経歴や選択肢もあったので、絶対にエイベックスがいい！という強い思いのもと選考を受けていました。

入社後のキャリアについて

元々、大学生時代の私はマネジメントを志望していました。当時仲良くしていた友達が歌手を目指していて、その子をライヴに出したり、ミュージックビデオを撮ったり、ラジオ局に売り込んだりして、アーティストの一番身近な存在はマネージャーなんだと思い、マネジメントがしたいと言っていました。
ですが、入社してから配属面談をしていく中で、なんでマネジメントがいいんだっけ？と考えた時に「色んな現場に行きたい」「アーティストのそばにいて一緒に売れるために努力をしたい」という思いが根底にあると気付いて、プロモーターでも同じことができるというところで、プロモーターに決めました。
マネジメントの場合、自分の担当アーティストが決まっているので、担当の売り込みしかできないと思うんですけど、プロモーターはアーティスト単位の担当が決まっていないです。なので、お願いをしていたアーティストが駄目だった場合、他のアーティスをどうですか？とたくさんの幅を持って提案ができるので、今の配属にとても満足しています。

現在の業務内容は？

アーティストの宣伝をするために、ラジオ番組やテレビ番組にリリースのタイミングで、「次こういう曲を出します！ぜひ出させてください！」というお願いを電話やメール、直接お話しに行ったりして、ブッキングを進めるのが基本業務です。
自分が決めた現場に関しては、その現場がスムーズに進むように、かつ局の人も出演するアーティストも気分良く進められるように、調整や気配りをしています。楽屋のチェックや台本の調整、スケジュール通りに楽屋を出してスタジオに連れて行って撮影して、収録した映像を見返して、アーティストサイドからの「ここはもっとこういうふうに撮ってほしい」という思いを、局に伝えて調整していただくということをしています。
また普段からいろんな局に顔を出して、関係値を築くのを大事にしています。来てることアピールしておけば、「ちょっと次のゲスト困ってて…」という時にお仕事をいただけることもあるので、入社して2年目になった今は、アポなしでも週4回くらい行ってますね。

実際にエイベックスに入社してみてどう？

ずっと自分が目指してたものが出来ているので、毎日すごく楽しいです。未だにアーティストを連れて現場に行って、コミュニケーションとって、というのが夢みたいですし、高揚感があります。
あとは、好きなアーティストのライヴ映像を見返していてクレジットを見たら、今自分が一緒に働いてる人の名前が載ってるっていうのが感動します。「この方、知ってる！」「この方が！この時これをやってたのか…ありがとうございます！」みたいな（笑）
昔から追いかけてきてた会社だから、先輩へのリスペクトがすごくありますね。学生時代に自分に夢を見せてくれてた方たちですし、一緒にお仕事してても、そのときの実績や経験値があるので、切り口の多さが全然私と違くて。それを今学ばせていただいている最中です。

印象的だった仕事は？

先月、担当させていただいているテレビ局の特番があって、もうその期間…収録から生放送の3日間はもちろんですし、その前の週から準備で忙しくしていました。1人で7組のアーティストをサバいていたので、準備段階で尺を調整して、このアーティストのあの素材が来てない！などずっとバタバタでした。年明けになるとすごくリリースが多いので、今は年末進行でそのブッキングを頑張らなきゃっていうところです。
去年は、各局の冬の音楽特番からレコード大賞に行って、紅白に行って、最後TBSで年越しを迎えて。気付いたら、もう1月1日みたいな。この業界に入ったんだなと実感をしてすごく印象深かったです。

所属部署はどんな雰囲気？

プロモーターとして共通で皆さん持ってるスキルが、めっちゃコミュニケーション能力高くて、人の懐に入り込む力がある人が多いので、部署内全体で和気藹々としています。
年次関係なく色々と受け入れてくださる方が多いので、何でも話せるし何でも聞ける、ありがたい環境です。 直属の部長も「こう思っているんだけどどう思う？」と聞いてくれるし、私も自分の意見を全然言えちゃう関係性で、めっちゃフランクです。

今後エイベックスで叶えたいことは？

私がいたからここまで来れたって言ってくれるアーティストができたらいいなと思っています。それはこれだけ売れたでも、これだけアーティストとして続けられたでも、どの意味合いでもいいと思っています。それをゼロから作る段階に立ち会ってみたいっていう気持ちもありますし、ゼロからじゃなくても、何かのターニングポイントで私がきっかけとなるアーティストが今後出てきたらいいなという思いです。
また、マルチなマネージャーを目指せたらと思っています。プロモーターって、お仕事を取ってくる人じゃないですか。だからアーティストが何でも話せる相手かって言われたらちょっと違うような気もして。宣伝っていう大きい枠から飛び抜けて、マネジメントなど、アーティストをケアする側に回れたらなと思っています。入社してから今現在までプロモーターの仕事をしているので、自分で仕事も取ってきて与えてあげれるし、支えてあげれるし、マルチなマネージャーになることが大きい目標です。
なので、今はまずメディアのプロモーターとして、いろんな局を担当して、宣伝のスペシャリストになって、そこからマネジメントというふうにステップアップしていきたいです。