財務省の仕事を知る
~若手職員からベテラン職員へのインタビューを通じて、各部局の魅力や業務内容を紹介します~
主計局
予算で日本の今と未来を支える
主計局 厚生労働第四係 主査/平成12年入省
白石 大祐
SHIRAISHI Daisuke
現在の業務について
私は主計局厚生労働第四係で、主に厚生労働省の健康・生活衛生局や感染症対策部の予算査定を担当しています。
平時におけるがん検診などの予防医療や健康危機管理から有事に備えた感染症対応まで、厚生労働省から提出された概算要求を精査し、制度の目的や現場の実情を丁寧に分析し、政策の優先順位を見定め、限られた予算の中で最大の効果を引き出せるよう、日々、関係部局の方々と議論しています。これらの予算の先には自治体や患者団体など様々な方が関係しており、予算査定が及ぼす影響や将来のあるべき姿を考えながら、予算案を作成します。
このほか、医療機関向けの融資制度や国立病院機構の認可協議など、予算以外の施策についても担当しています。
財務省を志望する方へのメッセージ
財務省の業務は、国の予算や制度を通じて日本の今と未来を支えることです。多様な関係者と議論しながら政策を形にすることで、成果が社会に現れる手応えを実感できます。また、財務省では様々な職員が働いていますが、本当に優秀で魅力的な人が多く、上司や同僚と議論し合うことで、自分自身も成長できる環境があります。
これを読んでいただいた学生の皆さん、財務省に興味を持っていただき、ぜひ一度財務省に来てみてください。
主計局 総務課 予算総括第一係
INTERVIEWER
主計局に配属されて感じたこと
私は現在、主計局総務課予算総括第1係で予算編成のとりまとめを担当しています。主に予算査定を担当する局内各係から提出される調書の集計や予算案決定に必要な決裁事務を担い、予算の計数全体を総括する重要な役割を果たしています。公表前の機密文書を扱う場面も多く、情報管理の正確性や責任感が求められます。業務の特性上、予算編成全体のスケジュールや作業内容を誰よりも緻密に把握する必要があり、当初は戸惑うこともありましたが、入省1年目から予算編成の全体像に触れられたことは貴重な経験となりました。特に閣議決定と同時に予算案の情報をHPに掲載する業務を担当した際には、自分の仕事が国の動きと直結していることを実感し、スケールの大きさとやりがいを強く感じました。
Q.これまでの経験で印象に残った業務
東日本大震災の時、私は農林水産第二係で水産庁予算を担当していました。その時、特に印象に残っていることは、刻々と明らかになる被災実態を踏まえ、被災漁港の復旧や漁業者の生計支援を急ぐ声が相次ぎ、新規事業の創設や補助率の嵩上げ措置など、前例に頼れない判断が日々求められたことです。
短期間で関係部局と調整を重ね、漁業の復旧・復興を支える経費を最優先に予算化した経験は、予算を通じて国民の生活を支える責任の重さとスピード感のある対応の重要性を強く実感しました。その後も被害把握の進展に応じて4度の補正予算を編成したことは今も忘れません。
Q.主計局で働く魅力はなんですか
財務省主計局で働く最大の魅力は、多様な関係者と協働しながら、国家予算の編成を通じて日本の進む方向を形づくる中枢に携われる点です。局内はもちろん、各省庁、自治体、有識者などと議論を重ねる中で、人とのつながりが広がり、自分の視野を大きく広げることができます。仕事を通じて築いた人間関係こそ、将来にわたる大きな財産となるはずです。
予算編成業務は時に厳しい局面もありますが、近年は業務の効率化や働き方改革も進み、繁忙期と閑散期のメリハリを意識したワークライフバランスの確保も重視されており、長期的に成長できる環境が整っていることも魅力の一つです。