財務省の仕事を知る
関税局
「関税技術協力」を支える立場から
関税局 関税課 第二参事官室 技術協力係/令和5年入省
入江 太郎
IRIE Taro
現在の業務について
途上国の税関では、税関制度や手続の整備が不十分、あるいは法令の解釈や運用が担当者によって一貫しないといった課題がしばしば見られますが、国際貿易により巡り巡って結果的に危険物の我が国への流入を招くなど、安全・安心な社会の実現に悪影響を及ぼし得るため、他国の事情であっても看過できない重要な問題です。そのため、日本の税関は、関税分野における国際協力の一環として、国際場裏における国際標準の策定や各種ツールの整備に参画するとともに、途上国税関の近代化を支援する「関税技術協力」を実施しています。
私が所属する第二参事官室は、こうした国際協力全般を取りまとめる役割を担っています。その中でも私の所属する技術協力係では、関税技術協力の中核として、途上国税関へ派遣する専門家の選定をはじめ、各種研修の企画・調整など、多岐にわたるコーディネート業務を担当しています。
関税局で働く魅力、やりがい
業務の一環として、自ら企画に携わった途上国税関向け研修に参加する機会も多くあります。各国から招いた職員と直接会って交流することで、文化や考え方の違いを実感し、多様性に触れられることはこの仕事の大きな魅力だと感じています。私は関税局に異動してまだ1年目ですが、研修で講義を聞く中で、日本税関の業務の幅広さなどを学び、理解を深める貴重な機会にもなっています。
また、関税技術協力は相手国に日本の取り組みやベストプラクティスを共有することを目的としていますが、自分が企画に携わった研修が、将来的に途上国税関の制度改革のきっかけとなる可能性があることを思うと、この業務のスケールの大きさや意義の深さを強く実感します。