財務省で成長する

出向者・留学者からのメッセージ

写真(小柳) (2)

Vol1:―他省庁出向編―

デジタル庁 統括官付参事官付参事官補佐/平成17年入省

小柳 謙二 

Koyanagi Kenji 

『自分と財務省を外から見直す

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現在の業務内容や印象的な業務

 官民の多様な出自の人材が集い、様々なことにチャレンジしているデジタル庁において、私は、組織の骨格を担う総務部門としての役割も果たしている組織・戦略グループに所属し、財務省主計局や他省庁の業務経験を活かして、情報システムの契約に関する改善検討、調査研究への参画、法令に関わる照会、研修など、デジタル庁の組織運営の一端を担っています。

 財務省を含む省庁からの出向者や民間企業出身者が多い中、過去に業務のカウンターパートであった方や財務省でお世話になった方とも再び一緒に働く機会に恵まれ、非常に新鮮な日々を送っています。

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出向によって得られた経験

 出向で得られた最も有意義な経験は、自分の経験やスキルなどをこれまでとは異なる多様な観点で見直すことができたことと考えています。

 私は、財務省で予算関係の法令審査、予算編成などを比較的長く経験したのですが、その経験を活かすことのできる類似分野の業務であっても、立場が異なれば思考や価値観もまた異なることを出向によって改めて認識し、一つの是ではなく様々な立場から許容できる形を目指すようになりました。また、過去の業務の相手方と再び一緒に仕事をする中で、当時、余裕のない状況で行った自分の対応がどのような結果に結び付き、いかにして信頼につながったのかを直接聞くことができ、まさに自分を顧みる機会になりました。

 仕事の分担から作法、マネジメントまで、自分のものとは異なる様々な考えに触れて良い刺激を受け、自分の理想とする姿がより良いものにアップデートできていると思います。

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Vol2: ―財務局出向編―

近畿財務局 管財部管財総括第二課/令和3年入省

田栗 雅也 

Taguri Masaya

『国有地から地域課題の解決を図る』

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現在の業務内容

 私が所属する近畿財務局管財部管財総括第二課では、近畿ブロックの国有財産の総括事務を所掌しています。国有財産の総括事務とは、国有財産の適正かつ効率的な管理処分のため、国有財産の全体像を把握し、それを踏まえた制度設計、個別の財産の使用に係る調整等を行うことです。私は、このうち庁舎等の行政財産に係る事務を担当しています。総括事務は多岐にわたりますが、例えば、各省各庁が翌年度以降に取得を予定する庁舎等について、その必要性等を審査する業務があります。このほか、地域におけるまちづくりの一環として、また人口減少等の地域課題の解決を図るために、地方公共団体や省庁等と連携し、中長期的な観点から、庁舎をはじめとする公用財産等の国有財産の最適利用に向けた調整業務を行っています。

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出向によって得られた経験や

印象的な業務

 財務局では、本省では得がたい経験の一つとして、事案を通じ国民の方々と直接やりとりする機会に触れました。

 国有地の売払事案など土地に関する事案は、その土地にまつわる複雑な権利関係の整理や隣接地の所有者など買受希望者以外との調整も必要となってくるため、処理が容易でないことも少なくありませんが、そうした状況下でも、当事者である国民の方々の主張にしっかり耳を傾けながら、現状を丁寧に説明することでご理解をいただき、着実に事案処理を進めることができました。

 こうした経験は、例えば省内外の多岐にわたる関係者との間で、情報を正確に伝え理解を促すために丁寧に説明する場面や、合意形成に向けて粘り強く調整するような場面において、貴重な糧としていかすことが期待できます。本省に戻った後も、財務局の現場で養われた「国民の皆様に納得していただけるか」という視点を忘れずに業務に取り組んでいきたいと考えます。

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Vol3: ―留学編―

国費留学 英・エディンバラ大学/令和2年入省

櫻井 柚香 

Sakurai Yuka

『多様な価値観に学ぶ

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現在、留学先で学んでいる内容

 私は2025年9月から英国・エディンバラ大学に留学し、国際開発学を学んでいます。アカデミックな観点から開発政策への理解を深めるため、開発理論や実践的な開発手法、途上国における天然資源管理の課題、開発支援におけるデジタル技術の活用とその問題点など、様々な科目を幅広く履修しています。

 授業では積極的なディスカッションが求められ、特に国際開発学では「いかにして貧困や不平等をなくすことができるか」といった、答えが一つではない問いについて議論する機会が多くあります。こうした経験を通じて、物事を多角的かつ批判的に検討・分析する力が鍛えられていると実感しています。また、各国の問題が歴史や文化と深く結びついていることを学び、「途上国」と一括りにせず、それぞれの国に対する理解を深めることが不可欠であると改めて認識しました。

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留学によって得られた経験や

印象的な出来事

 多様なバックグラウンドを持ったクラスメイトとの交流を通じて、自分の視野を広げることができる点は留学ならではの経験です。特に、天然資源政策に関する授業の中でナイジェリア出身の学生から聞いた、同国の石油産業をめぐる環境汚染や人権問題、汚職などの政治問題についての話が印象に残っています。政府や現地住民、多国籍企業、NGOなど様々な立場の利害関係が複雑に絡み合っており、いかに解決が困難な問題であるかを学びました。

 また、授業外では大学の学生オーケストラにも参加しています。勉強との両立に苦労することもありますが、学部の枠を超えた友人と音楽を楽しむ時間は良いリフレッシュとなっており、学業に限らず幅広い経験ができることも留学の醍醐味です。

 帰国後は、留学を通して得た学びや経験を活かし、より一層、財務省の業務に貢献していきたいと考えています。

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