私が担当している業務は大きく分けると2つあります。
1つ目が「営業実務」です。引合~見積~契約~検収~代金回収までを一貫して対応しています。1案件のスパンは1~2年程度となることもあります。お客様からの問い合わせに対応する際は、社内の技術チームのパイプ役となり、実際に設計した技術者の意見を聞きながら全社一丸となって対応を行っています。
2つ目は「マーケティング」です。市場動向調査やお客様の声の収集、社内へのフィードバックを行います。最前線でお客様が今何を求めているのか情報を収集することも営業の重要な役割です。
学生時代には、頭でっかちにならないように、国際的な知見を広げ、自分の目と耳で学ぶことを意識していました。当時はバイト代を貯めては貧乏旅行に行っており、大学時代で10カ国以上に渡航しました。
そのおかげか、海外営業の仕事をしていて様々な国や地域のお客様を担当する中で日本との違い(風土、文化、気質、商習慣)を感じることはたくさんありますが、国ごとの違いを受け入れ、それを「面白い」と思って仕事ができています。
また商談や展示会の来客対応の際にも、海外のお客様相手にも物怖じせず、堂々と振る舞うことができています。これも学生時代の経験が活きていると思います。
『「素直、謙虚、がむしゃら」を忘れるな』という言葉です。
これは新入社員として配属された部署で、出勤初日に上司から伝えられた言葉です。営業として、社会人として、右も左も分からない頃からこの言葉を指針に行動してきました。海外展示会の出展対応や単独での海外出張対応など未経験の業務を担当する時には不安がつきものですが、様々なシーンでこの指針に基づいて行動することで助けられてきました。
仕事は自分一人で成し遂げられるわけではなく、周囲と協力し円滑に業務を進めていく必要があります。今も先輩や上司などに相談をしアドバイス等を頂いた際は、素直に、謙虚に対応することを心掛けています。
今後の目標は、担当している華南地区(中国)営業の顔になることです。
そのためには各社老板(TOP代表)との関係構築は重要であり、引合やクレームが無い場合でも定期的に訪問しお客様からの信頼を得られるよう努めています。
また、特に中国は開発速度、意思決定速度が日本と比べて段違いに早いため、タイムリーに情報を掴む事も重要です。「クオリティ×スピード」を意識し、収集した情報を単なる情報として伝えるのではなく、整理して、改善や新規開発のヒントに昇華できるよう社内へフィードバックするようにしています。
TMTへの入社を決めた理由は2つあります。1つ目は企業として市場競争力がある点です。「合繊機械」という一般的にはニッチな市場ですが、世界規模で影響を及ぼすことができる繊維業界の上流工程において大きなシェアを持っています。また紡糸巻き取り設備の製造において、新規参入が困難なコア技術を持っており、長年のTMTユーザーからの厚い信頼を得ている点も魅力的でした。
2つ目は早い時期から海外営業として実務経験を積めるチャンスがある点です。早ければ1年目から海外出張の機会があり、お客様との価格交渉や現場問題のフォローなど他社の同世代ではできない経験ができることも入社の決め手になりました。
就職活動においては今の自分が納得する優先順位を定めておくことが大切だと思います。業界、職種、会社規模、給与水準等、人によって何を優先するかは異なるので、自分なりの優先項目(軸)を持つことで、自身の選択に対する納得感が生まれます。
そしてTMTなら圧倒的に海外経験が積めます!特に海外営業職は年100日以上出張することもあり、若くしてこれほど頻繁に実務経験を積める会社は他にありません。その点を良いと捉えるか悪いと捉えるかは人それぞれですが、事実として貴重なキャリア蓄積の機会に溢れています。