
INTERVIEW社員インタビュー
東淀工場 工務課
吉田 拓未2019年入社
生命環境科学域緑地環境科学類卒
学生時代、堺市のまちづくりについて調査・研究する一方、語学に興味を抱き、英語の勉強にも注力。インターンシップに参加した時、社員との交流を通じて「人の良さ」を感じ、「こういう人たちと一緒に働きたい」と感じたことから、YKベーキングカンパニーに入社した。
日々、工場内を巡回し
異常や故障にいち早く対応
東淀工場の工務課は、工場内の全設備の保守・点検や整備・更新を担う部署です。工場内の電気設備や機械設備はもちろん、ガスや水道などのインフラ設備、屋上や工場外にある駐車場も工務課の管轄です。日々、現場を巡回し、異常を発見したらいち早く対応。五感を研ぎ澄ませ、「いつもと違う音がする」「いつもと違う匂いがする」といった気づきがあったら、すぐに点検することで、トラブルを未然に防ぎます。
故障箇所を修繕するのも、工務課の大切な仕事です。大規模な不具合は専門の業者に修理依頼しますが、簡単なものなら工務課で対応しています。たとえば現場で台車がぐらついていたら溶接修理を行い、老朽化が進んでいたら台車を一から製作することもあります。このように、日々の点検や修繕を通して、工場内の安全な稼働を維持することが、工務課の役割になります。
私は入社2年目の夏に、工務課に配属になりました。設備に関する知識がほとんどなかったため、当初は「自分にできるだろうか」という不安がありましたが、実際に取り組んでみると、その不安は吹き飛んでしまいました。工具を使って部品を交換したり、修理をするのがとても楽しく、今では工務課の仕事が大好きになりました。

生産設備を改善し、ロス削減に貢献。
「ありがとう」の言葉がやりがいに!
工場内の設備すべてに対応するため、工務課で働く社員には幅広い知識と技術が求められます。覚えることが多く、わずかなミスが現場のトラブルに繋がる危険性があるため、常に正確かつ迅速に対応することが大切です。実際、機械設備の調整を行ってみると、数ミリの差で部品がはまらないことがよくありました。そんな時、上司から「ミリ単位の仕事をしなさい」と言われたことがあり、今でもこの言葉を肝に銘じて精密な作業を心がけています。
特に製造設備の不具合は、生産性が落ちたり、製品のロスを生み出す原因となるため、迅速な対応が必要です。先日は、蒸しパン専用の製造設備を新たに作り、ロス削減に貢献しました。新人時代に東淀工場の製造部門で研修を受けた経験があるので、お世話になった先輩方に恩返しができたような気がして、とても嬉しかったですね。工場内のさまざまな部署の要望に応じるため、私たちの仕事は常に慌ただしいですが、だからこそ対応後に「ありがとう」という言葉をいただくと感無量の気持ちになります。
新体制になっても、これまで通り
現場の安全を守っていく
仕事柄、工務課は工場内の全部門と関わりますが、どの部署も「やさしい社員が多いな」と感じます。これは当社の良さでもあり、人に恵まれた環境だからこそ、モチベーション高く仕事に取り組めているように思います。現場を巡回後、事務所に戻って休憩しながら仲間と雑談する。そんなちょっとしたひと時も、楽しく過ごすことができています。
2023年2月、当社は新体制になりましたが、私たち工務課の仕事が大きく変わることはありません。工場内に勤務するすべての社員が安心して仕事に臨めるよう、これからもしっかりと現場の安全を守り抜くつもりです。そして、この目標を実現するためにも、スキルアップや資格取得に力を入れていきたいですね。すでに電気工事士や危険物取扱責任者、冷媒フロン取扱責任者などの資格を取得しているので、今後は冷凍機械責任者とボイラー取扱作業主任者の資格を取得するつもりです。

パン作りを支える工務課の仕事を、
多くの学生さんに知ってほしい
パンメーカーと聞いて、学生の皆さんはどんなイメージを抱くでしょうか。おそらく、製品開発や製造、営業などの仕事をイメージする方が多いと思います。私たち工務課は、工場内の設備を守ることで「パン作りを支える立場」にいます。縁の下の力持ち的な存在ですが、大切な役割を担っていることを学生の皆さんに知っていただけたら嬉しいです。そして、幅広い知識と技術が身につく工務課で、いつか皆さんと一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています。
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