数理最適化問題を解くソフトウェアの開発

S.K(入社5年目)
数理計画部
東京農工大学大学院 工学府 情報工学専攻 卒
INTERVIEW
これが私の仕事 数理最適化問題を解くソフトウェアの開発
広範な最適化問題を解くソフトウェア開発(パッケージ開発)と、具体的な最適化問題を解くソフトウェア開発(受託開発)を行っています。
パッケージ開発では、ある特定の枠組みの最適化問題に対して高速に動作するアルゴリズムの設計および実装を行っています。
高速に良い解を求めるためには、いかにして既知のアルゴリズムを修正し、また実装方法を工夫すべきかを考えます。
受託開発では、物流関連のお客様を相手に、業務課題を基に最適化問題を設計し、それを自社のパッケージ製品で解くソフトウェアを開発しています。
納得していただける解を現実的な実行時間で求めるために、最適化問題へのモデル化方法や、アルゴリズムの選択をお客様と共に検討します。
この仕事が好き 業務課題を綺麗にモデル化できたとき
物流関係の受託開発で、お客様に業務課題を伺いました。
伺った内容から、変数や制約条件などを数式で表現し最適化問題へモデル化したのですが、計算機で解きづらい類の最適化問題になってしまいました。
ここから、該当する数式を眺め、他の表現方法が無いか模索する期間が始まります。
式変形や文献調査を通して他のモデル化を検討しますが、なかなか良いアイデアが浮かびません。
ある日、扱う最適化問題に類似した最適化問題が研究されていることを発見し、これをきっかけに好ましい形に変形できました。
自分のアイデアで社会の課題が解決する見通しが立ったとき、喜びを感じ、この仕事に就いて良かったと思いました。
私がこの会社を選んだ理由 数理最適化の専門家を目指して
大学時代に専門としていた数理最適化を活かせる仕事を探していたところ、あまりにも多種多様な業種で応用されていることを知りました。
これらの業種で対象としている最適化問題はいずれも魅力的なため、すべての最適化問題に携わりたい気持ちになります。
その点で、多種多様な業種のお客様との関係が密で、数理最適化の専門家として他分野の専門家と議論できるこの会社に魅力を感じました。
同時に、大学時代に机上で思慮に耽った経験から、数理的に奥深い箇所に携わりたい欲求もありました。
その点でも、自社で最適化問題の求解ソフトウェアを製作しているこの会社はフィットしていました。
MESSAGE
会社の中を見学したり、社員の方々と交流したりする機会は、積極的に利用することをお勧めします。
この会社の会社説明会で数名の先輩社員と交流したとき、良い意味でハキハキとしない雰囲気を感じ、居心地の良さを感じました。
そのときは「100名規模の会社なのだから入社後に感じるとは限らない」と考えていたのですが、実際に入社してみると行く先々でその雰囲気が感じられ、現在も心穏やかに働けています。
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