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社員インタビュー

Interview

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アートコーディネーター

植田 展行

イベント事業部

2019年入社

総合政策学部卒業

関西の大学を卒業後、就職を機に上京。「いろいろ」あった後、ギフトショーや展示会の設営の仕事に就く。現場仕事を手伝っていたフジアールから声がかかり、2019年から正社員として働くように。入社した理由は、「ドラマやバラエティ番組の美術制作なども手掛けるフジアールの仕事が、とても楽しそうに見えたから」。

施工部隊を率いて
イベント会場を設営する
プロフェッショナル!

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2019年の入社以来、イベント事業部に在籍し、「会場施工」の仕事を担当しています。商品の展示会やポップアップイベント、音楽フェスティバル、エンターテインメントショーなど、これまで手掛けてきたイベントは多種多様。案件ごとに施工する場所も内容も異なるので、入社して数年経った今も新鮮な気持ちで仕事に取り組んでいます。

では、イベントの会場施工はどのようにして進めていくのでしょうか。当社では、アートプロデューサーとデザイナー、アートコーディネーターの3人でチームを組んで進めていきます。アートプロデューサーがイベントの実施を予定しているクライアントにアプローチをして案件を受注し、デザイナーがイベント会場の図面を描き、アートコーディネーターの私が会場施工を担当します。まずは現場の下見をして搬入経路を確認。その後、協力会社に発注して施工に入り、イベントを終えたらすみやかに撤収します。案件にもよりますが、比較的規模の大きなイベントの場合、施工期間が1~2か月、イベント後の撤収に数週間かかることも珍しくありません。

たとえば駐車場など屋外でイベントを開催する際には、アスファルトにカッターを入れてめくり、給排水の配管を埋設するところから作業が始まります。限られた期間内で施工を進めていくため、あらゆる事態を想定し、事前に十分な準備を行ってから作業を進めていくことが必要です。

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日本最高峰のイベントを担当。
あらゆる経験を生かして、
リスクに備える

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これまで担当した案件は大小関わらず私自身の糧となっていますが、中でもシルク・ドゥ・ソレイユの会場施工を担当した時のことは、特に印象に残っています。屋外イベントとしては日本最高峰と言える規模で、巨大なテントを一から施工して観客を迎えました。あまりに規模が大きいため、複数のイベント会社が入って施工。フジアールは全体の工程管理と給排水の整備、エントランスの装飾などを担当しました。

屋外に会場を設置する場合、悪天候によるリスクが考えられます。大雨が降ったり、強い風が強く吹いて、テントが壊れてしまうかもしれません。何よりも、来場したお客さまに被害があってはなりません。そこで、事前に雨や突風による被害を受けやすいものを撤去したり、補強するなどの対策が必要です。

シルク・ド・ソレイユのような大規模なイベントを経験したのはこのときが初めてでしたが、失敗も含めてすべての経験を生かして対策を打つことで、安全にイベントを実施することができます。シルク・ド・ソレイユのような大規模なイベントを長期間に渡って安全に管理できたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。

華やかなイベントが終わった後の
物悲しさもまた、
仕事の味わいに

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「イベントには特有の高揚感がある」と、仲間のアートコーディネーターはよく言います。私自身はそこまで心が大きく高揚することはありません。ただし、会場の施工を終え、イベント初日を迎えた時だけは別です。協力会社など仲間のスタッフと一緒に「達成感」を共有した時の喜びは格別です。そして、イベントの会場施工は、いずれ撤去しなければなりません。一抹の物悲しさもあり、これもまたイベントだからこそ味わえる経験なのかもしれません。

「この仕事を極めた」と言えるほどではないかもしれませんが、大小様々なイベントの会場施工を経験してきたので、今は充足感で胸がいっぱいです。唯一、コンサート会場の経験があまりないので、今後はこの分野を積極的に引き受けていきたいと考えています。

目標は、後輩を育成すること。経験したからこそ身についたスキルを、これからフジアールに入社する後輩たちに授けていきたいですね。私自身、多くの先輩方の仕事ぶりを見て覚えてきたので、自分が仕事をする姿を見せてヒントを与え、後輩が自分自身の力で成長していけるような指導の仕方ができたら本望です。

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「美術制作が好き」
という気持ちをバネに
成長しよう!

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テレビ番組やイベントの美術制作と聞いて、多くの方が「美大や芸大出身を対象とした仕事」とイメージされるかもしれません。実際は、美大・芸大以外の出身者も数多く在籍しています。共通しているのは、美術制作に興味をもってこの世界に飛び込んできたこと。私のように、絵を描くことが得意でなくても、画像ソフトや図面ソフトを駆使して仕事に取り組んでいる社員もいます。だからこれから入社する人には、「学生時代の専攻に関係なく、“美術製作制作が好き”という気持ちを大切にしてほしい」と伝えたいです。

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