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社員インタビュー

Interview

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アートプロデューサー

廣瀬 卓哉

メディア事業部

2016年入社

海洋工学部 海事システム工学科卒業

学生時代は端艇部に所属し、日本一を目指して部活動に打ち込む。浮体構造物や人間機械工学、都市開発に興味があり、就職活動では海運会社や海洋開発会社の技術職を志望するが、「得意なことではなく、チャレンジしたい会社を受けてみよう」と決意。イベントやスタジオ内でセットを組む美術制作の可能性に惹かれて、フジアールに入社。

入社6年目、
経験を積み重ねてきた私が
掲げた「唯一無二のポリシー」

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2021年の春、フジアールに入社して6年目を迎えた頃のことです。この時期、私は東京オリンピックの関連工事やテーマパークの美術装飾など、これまで経験したことのない案件を数多く担当しました。たとえば東京オリンピックは、その規模の大きさはもちろん、公共工事を受注すること自体が初めてでした。また、テーマパークは安全管理に関して厳しい基準があり、どのようにして当社が設営するイベント会場の安全性を担保すればよいのか試行錯誤を重ねました。そこで、「過去の事例」をいくつも参考にし、そこに自分なりに「新たなアイデア」を加えてクライアントに提案しました。精神的にも肉体的にもハードな時期でしたが、「やったことのないことにチャレンジすることの意義」をひしひしと感じました。

同時に、私はこうも思いました。それまでの自分は「過去の実績」を焼き直すだけだった。フジアールで一定の経験を積み、「それなりにできている」と慢心していたのかもしれないと――。以来、「誠実に真摯に仕事と向き合い、目的を見失わず、焼き直しではなく常に新しいことにチャレンジすること」が私のポリシーになりました。「これでいいだろう」と平均点で満足するのではなく、クライアントのために何ができるかを全力で考えること。その姿勢を大切にしてきたのです。

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イベントから番組美術まで、
幅広いジャンルを経験!

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フジアールに入社した社員は、1年目にさまざまな部署で数か月ずつ研修を受けます。私も番組研修やイベント研修、協力会社での研修を経験し、現場の仕事を叩き込んできました。研修を終えた私は、以前から希望していたイベント事業部に配属。ここでイベント制作の経験を2年積んだ後、美術に特化したチームに移りました。美術チームは、イベントの仮説建設物に必要なプランの提案から設営、撤去までを担います。来場するお客さまの動線を考えて入り口の場所を考えたり、メインコンテンツの配置を考えるのはとても楽しかったですね。自分が思い描いたイメージを具現化することに、やりがいを感じていました。

こうして、イベント事業部に6年在籍した後、メディア事業部に異動。引き続きイベント事業部時代の案件を一部担当しながら、主に単発のバラエティー番組や配信番組の美術担当としてプロデューサー業務を任されています。プロデューサーは美術制作のマネジメントを担う立場にあり、監督や演出家と打ち合わせを行って「どのような美術が必要であるか」を把握し、コストやスケジュールをコントロールしながら制作を進めていきます。実際に美術セットをデザインするのはデザイナーですし、制作するのは協力会社です。つまり、私はクライアントと制作側のパイプ役となり、彼らが最大限のパフォーマンスを発揮して品質の高い美術を納品できるようサポートすることが、最大のミッションとなります。そのため、監督や演出家に対しても、また制作側に対しても、コミュニケーションを何よりも大切にしています。「こういう番組にしたいんだよね」という監督の思いを汲み取り、いかにしてデザイナーや協力会社に正しく伝えるか。ていねいにすり合わせを行った結果、監督の狙い通りの美術ができると、大きな達成感がありますね。

あらゆるジャンルに対応し、
よりクオリティの高い成果を打ち出す

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振り返ってみると、イベント事業部に正式配属になっていらい以来、なにかに縛られることもなく、常に自由に働いてきました。「ゴール」は決まっていますが、仕事の進め方は個々の裁量に任されているからです。もちろん、独り立ちしたばかりの頃はつたない部分もあったと思います。そんな自分を寛容に見守ってくれるフジアールは、実に懐の大きな会社です。

番組制作は美術会社や技術会社など、さまざまな会社が関わりながら撮影に向けて準備を行います。セクションが細分化されているので、今後は全体を統括・管理する「総合窓口」のようなことができたらと思っています。美術だけでなく技術のことも理解し、束ねていくことで、より効率よく、よりクオリティの高い成果を出すことができるでしょう。大きな目標かもしれませんが、いつか実現したいと思っています。そして、イベントからテレビ番組まで、幅広いジャンルを手掛けているフジアールの強みを生かして、映像美術・イベント美術・常設建設と、すべてを担当できる人材になれたらと願っています。

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個性と個性のぶつかり合いが、
より良いものを生み出す!

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フジアールの社員はとにかく個性豊か。趣味や嗜好も、バックグラウンドも多種多様です。私は、このような多様な人材が集まっているからこそ、面白いものが作れるのだと感じています。似たような社員が集まっていたら、似たようなものしかできないからです。だからこれから入社する方にも、皆さんならではの「個性」を大切にしてほしいですね。「こんなに変わっていたら、受け入れてもらえないかもしれない」と心配する必要はありません。それどころか、強烈な個性を持った方は大歓迎です。いろいろな考えや価値観を持つ仲間と良い意味でぶつかり合いながら、より良い美術を実現していきましょう!

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