包装資材の仕様が変わるたびにその安全性や耐久性を評価。
サンスター技研で扱っている商品に、自動車用の接着剤や住宅用のシーリング材などがあります。私の仕事は、その容器や段ボール、カートリッジフィルムなどの包装資材を変更する際に、内容物への影響や耐久性を調べ評価し、基準をクリアした製品だけを世の中に出すことです。包装資材や表示はすべて法令や基準に従った仕様にする必要があるため、法令が変更されるとそれに従い表示を変更した、この仕様を追加してくださいと書類にして製造現場へ伝えます。包装資材の材質や構成に変更点があれば、輸送に適するか、気温の変化に耐えられるか、さまざまな項目で包装資材を評価します。たとえば、コストダウンのために段ボールの材質を変えたいという話があったのですが、その時は現状の製造ラインの設定のままでも組み立てがうまくいくのかというテストを行い、また、重りを載せてどれだけの荷重に耐えられるか、高温多湿の条件下に置いてみて段ボールが歪んだりしないかなどもチェックしました。
さまざまな要望をバランスよく調整。 難しいが、ここが腕の見せどころ。
包装資材の評価は、商品自体に関わる仕事ではありませんが、容器や箱は表示変更も含めるとどんどん変更されますので、ある意味全ての商品をチェックしてると言えるかも知れませんね。2年半前までは、消費財の研究開発の仕事をしていたのですが、製造の現場と関わるようになって、現場の視点に触れられたのは大きな収穫ですし、とても勉強になっています。担当は上司と私の2名です。営業からは取引先のリクエストなどにより容器の変更や追加などさまざまな要望が出てきます。一方、製造現場では変化や作業工程が増えることでコストアップやミスにもつながることもあり、工程を減らしたいという思いがあります。優先することが違う各部署の思いを汲み取って、そのバランスを取るのが難しいのですが、その分やりがいも感じます。始めた頃は、調整が後手に回ることも多かったのですが、事前に根回しをすることができるようになり、今では調整もスムーズに行えています。
大切にしているのは、レスポンスを早くすること。そして情報に敏感になること。
年間千以上の製品に変更があり包装仕様書を作っていますので、私のところで作業が滞らないよう、あらゆるレスポンスを早くするように心がけています。また、積極的に関連部門の動きをキャッチできるようにしています。担当者に直接会いに行ったり、電話をして情報を集めたり。かなりアナログですが意外にこれがもっとも効率的に情報を得る方法なんですよ。仕事のスピードや正確性って、情報を持っているかいないかで随分と違ってきますから。 今後は、包装資材だけでなく商品の中身や使われ方などの専門知識を高めて、品質あるものづくりを総合的に支えていければと考えています。これまでの部署で得た、研究の経験や技術の視点を生かして、商品の品質、コスト、安全性も含めてトータルに考え、さらには、そういうモノづくりをする仕組みや商品の使い方を積極的に提案していきたいです。
少数精鋭でのモノづくり。 任せてもらえる空気。 技術職には理想の環境です。
若手でも、責任のある仕事を任せてもらえ最前線で活躍できる会社だと思います。私も入社3年目で新商品の開発を担当させていただいたんですよ。もともと大学は農学部ですが、身近なものを作っている企業に就職しようとこの会社に挑戦しました。サンスター技研は化学系なので畑違いか
と思いましたが、将来的に商品開発にもチャレンジできるという話を聞いて入社を決めました。面接時に、バイト先の飲食店に改善提案をした話をしたのですが、すごく評価いただいたんです。その段階で既に働くイメージが出来ていたのは良かったと思います。 入社後いちばん驚いたのは、商品づくりを少数精鋭でやってること。そんな場所に身を置けてすごく嬉しくて、期待でワクワクしたのを今でも覚えています。自分のやりたいことを明確にしていれば思いが形になる会社。その思いを存分に面接でぶつけてください。
ある1日のスケジュール
友人から誘われて始めた登山に夢中です。
気持ちがリセットされるのがいいですね。
※先輩社員の年次、所属は取材時のものです。
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