2012年入社

産資・クラリーノ事業部 繊維資材部

Work  仕事内容

 私が所属している繊維資材部では、クラレグループ商材のなかでも、主に繊維製品を扱っており、コンクリート補強材などといった産業資材用途向けに販売をしてます。産業資材用途は採用されるまでに何度も試験が繰り返されるため、採用には時間が掛かりますが、一度採用されれば長く使ってもらえる傾向があります。定期的に得意先を訪問し、ユーザーや業界全体の動向を把握してメーカーにフィードバックする事でスムーズな原料供給を図っております。また、新規案件の獲得にも積極的に取り組んでいます。単純にクラレ商材をそのまま紹介するのではなく、クラレトレーディングが加工を加える事で新たな用途展開ができないか、既存顧客に別の商材を使ってもらう事でヨコ展開ができないかなどを意識して日々業務に取り組んでいます。

 仕事をしている中で、クラレグループの商品力の強さや、そのクラレグループ商材に加工を加える事で、よりお客様の要望に近いかたちで提供できる点はクラレトレーディングならではの強みであると感じます。例えば、クラレの繊維を販売し、お客様がそれを使ってある商品を作ります。その商品に使うクラレ以外の原料を我々が探す事もできますし、出来上がった製品を我々が買い取って販売する事もできます。その商売に可能性があれば、共同で工場をつくる事もできます。このように様々なビジネスの可能性があり、そのチャンスを掴むべく日々営業活動を行っています。

Worth  やりがい

2中西

 現在は主にベトナムエリアの営業を担当しています。ローカルスタッフとの商談の際には、価値観や習慣の違いから無茶な要求をされ、話が進展しない事が度々あります。しかし、こちらから真摯にコミュニケーションをとることで、段々とお互いに理解し合う事ができ、担当者が納得をしてくれて話がまとまると充実感を感じます。このようにお客様と向き合い、試行錯誤してお互いの落としどころを探ったり、解決案を考え、それを実現させる事にやりがいを感じます。

 海外の得意先とは、面談の際に意思決定ができないと相手の信頼を得ることが難しいと感じます。会社を代表して話をしていることを意識し、その場で即答できるよう入念に社内調整や資料準備をするようにしています。現在はコロナ禍により海外出張ができない状況が続いていますが、どんな状況であってもスムーズに業務を遂行するために、ローカルスタッフとこまめに連絡を取り、現地の状況を把握するよう努めています。また、ローカルスタッフには連絡や通訳だけではなく、こちらが考えている事を日頃から共有し、出張に行けなくても代わりに現地で動いてもらえるよう体制を整えています。

Episode  成長エピソード

 3年前、お客様と共同出資をして海外に工場を設立する案件があり、私はその担当を任されました。業務を遂行するなかで、海外ならではの法規制、国民性の違いによるワーカー離脱問題、予期せぬ設備トラブル等、様々な困難にぶつかりました。しかし、周囲の協力も得ながら粘り強く対処した末、その翌年の初めに、無事最初の荷物を工場から出荷したときは、それまでの苦労が吹き飛ぶくらい嬉しかったです。当事業の立ち上げを通じて、事業構築ノウハウの習得など、貴重な経験を積むことができ、成長できたと実感しています。今後は、この事業で得た知識と経験を活かして、自らが新規事業の構築をできるような営業マンを目指したいと思います。

Challenge  今後の目標

 事業の立ち上げをゼロから行うことが今の私の目標です。前述した海外工場立ち上げ事業は、前任者がスキームを組み立て、私がその実現に向けて業務を遂行しました。新規ビジネスは一朝一夕に生み出されるものではなく、私がこれまで関わってきた既存顧客や用途における深堀り、積み上げてきた人脈の活用などが重要になってくると思います。日頃の営業活動の中で、「アンテナを高く、感度良く」を意識し、潜在している糸口を見つけ出し、クラレトレーディングのコンバーティング機能やネットワーク機能を発揮しながら新規ビジネスを創出していくよう努力したいと考えています。

※掲載内容(所属・業務内容)は取材当時のものです

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