ポバール事業部 フィルム販売部

2014年入社

ポバール事業部 フィルム販売部

Work - 仕事内容

 入社以来、ポバールフィルムの販売に携り、現在は液晶ディスプレイに使用されるフィルムの海外営業を担当しています。主な販売先である中国・韓国・台湾の現地駐在員やスタッフと協力して顧客対応を行うのがメインとなる仕事です。顧客と面談を行い、現在顧客が抱えている問題やポバールフィルムに対する要望を聴取します。当社だけで解決できない問題や要望が挙がった際には、クラレも巻き込みながら実現に向けてアクションを取っていきます。また、液晶ディスプレイ用途の全顧客を担当する立場にいることから、各顧客の販売状況把握を行い、市況全体の動きをキャッチして今後の動きに活かせるようにしています。私はクラレに出向していた経験があり、親会社であるメーカーの仕事を約2年学ばせてもらいました。その時の経験を活かし、顧客とのやり取りだけでなく生産から出荷、販売まで広い範囲にわたって仕事に携わらせてもらっています。

 入社当時は、顧客と面談した際には専門用語が多すぎて全く理解できませんでした。そんな状態で、面談報告を作成する必要があり、大変苦労しましたが、ボイスレコーダーで面談内容を録音させてもらい、それを後日少しずつ再生しながらなんとか作成していたのを覚えています。業界や製品に関する知識の習得するため、まずポバールフィルムに関する簡単な本を1冊読みました。当時は充分に理解できていたとは言えませんが、今になって読んだ本の内容が活きていると感じます。当然、それでも日々分からないことは毎日出てきます。そんな時には会社内、お客さんに関わらず、質問をひたすらしました。「他人に説明できるようになるまで理解しなさい」と上司からよく言われており、そこまで理解できるように質問を繰り返すことを実践していました。他にも、クラレが定期的に開催するポバールフィルムの勉強会には必ず毎回参加するようにしていました。今でもその資料は手元にあり、分からないことがあれば確認しています。

Worth - やりがい

 入社3~4年目に、今とは別の用途を担当しており、中国での新規需要掘り起こしを目標に掲げて仕事をしていました。調査会社を使ったり、現地の面識のある日本企業を通して情報聴取を行うなどして、中国にはどれくらいのマーケットがあるのか市場調査を行いました。並行して、海外からの顧客も多く集まるような展示会に出展することで、中国企業の担当者にポバールフィルムを認知してもらい、セールスをかけました。その後、数社にターゲットを絞り実際に中国に出張して顧客訪問を何度か重ね、ようやく契約に漕ぎつけたということがあります。
 当時は、上司と私の2人で当用途の担当をしており、市場調査や展示会の運営、中国出張などやるべき業務が幅広くあり、苦労しました。ただ、何もない状態から顧客を見つけ出し契約までできたことについては、苦労が大きかった分、非常に大きな達成感を得られました。

Episode - 成長エピソード

 ポバールフィルムに別の機能性を付与させる、という取り組みを行ったことがあります。まずは溶剤の選定から行い、協力会社である加工先に加工を依頼して、何度も加工先に通いながら、期待通りの効果が発現するか確かめながら試作を重ねました。その際、溶剤とフィルムの相性が合わず加工が上手くいかないことがあったり、加工が上手くできても期待通りの効果が出ないということが何度も起こり、その度に溶剤や加工方法の検討を行いました。粘り強く試行錯誤した結果、ポバールフィルムに機能性を付与した製品を数種類開発することができ、実際に販売することができました。
 ポバールフィルムという製品自体は、クラレが生産しているものであり当社で何か品質を変えて生産するということは難しいのですが、加工先などと協力して後から品質を付与させる、ということは商社である当社ならではの強みです。実際に商社機能を活かして機能性を付与したポバールフィルムを開発・販売できたことは貴重な経験になりましたし、一連の仕事に携われてよかったと思います。

Challenge - 今後の目標

 海外駐在を経験したいと思っています。その理由は、これまでのポバールフィルムに関する知識や経験を最大限に活かせるのは、現場の最前線であり、その主戦場は海外にあるからです。現在、液晶ディスプレイ業界の市場は中国が中心となっています。中国は国土も広く担当する顧客も多数あるため現地での移動だけでも一苦労です。しかし、中国という大きな市場の中で、最前線にいるからこそ分かる市場や顧客の機微を察知し、迅速な対応で顧客と信頼関係を構築し、ビジネスチャンスを掴んでいきたいです。更に、駐在員になるとマネジメント業務なども加わるため苦労することも多いと思いますが、その分自由度も高く自ら提案したことを実行に移しやすい環境にあるとも言えます。そんな環境に身を置き、ポバールフィルムのスペシャリストとして成長したいと考えています。

※掲載内容(所属・業務内容)は取材当時のものです