PEOPLE
ハウス食品で働く人
ハウス食品グループ本社㈱ 研究開発本部 基礎研究部 3グループ
H.H
2018年入社
研究
中堅社員
2018年 ハウス食品グループ本社㈱ 研究開発本部 基礎研究部2G
2025年 ハウス食品グループ本社㈱ 研究開発本部 基礎研究部3G

現在のお仕事内容とその醍醐味、やりがいについて教えてください
スパイスの風味向上や機能性の解明、さらには油脂製品の品質向上に関する研究に取り組んでいます。スパイスが持つ生化学的な反応や食品中での成分変化を科学的に捉え、よりおいしい製品をお客様に届けるために日々研究を進めています。
基礎研究部は、他部署の課題解決や新規事業推進に貢献するため、新たな技術やデータを取得し、将来の可能性を広げる「未来の種」を探索する役割を担っています。まだ誰も解明していない現象に挑戦できることが、大きな魅力です。
とある1日のスケジュール
8:30
勤務開始
メールチェックやその日のスケジュール、実験内容の確認を行います。
9:00
実験開始
実験スケジュールは自分で計画をたてます。分析条件や実験内容は上司や先輩方に相談しながら設定します。
11:00
打ち合わせ
開発部と共に分析サンプル(別日測定予定のもの)を官能評価します。また、どんなデータが必要か打ち合わせします。
12:45
昼食
基礎研究部のメンバーと共に食堂で昼食をとることが多いです。
15:00
データ議論
後輩の実験データについて一緒に議論し、次に必要な検証を考えます。
17:00
勤務終了
自分の実験の片づけおよびデータの解析を行い、この日は勤務終了です。


自身のこれまでのキャリアの中で印象に残っているエピソードを教えてください
新人の頃に担当した業務として、原料の品質を分析する試験法の開発に取り組みました。
最初に作成した試験法では、原料の品質を「OK」または「NG」と判定することしかできませんでした。しかし、上司や先輩との会話を通じて、「NGと判定された原料がどの程度品質が劣化しているのか、例えば50%なのか、80%なのかといった割合を示せれば、開発部にとってより有用なデータになるのではないか」というアイデアが生まれました。
そこで、試行錯誤を重ねながら試験法を改良し、NGの度合いを数値で示せる方法を確立しました。さらに、この手法を他の原料の試験法にも応用し、その成果が社内の表彰プログラムで賞をいただくことができました。
この経験を通じて、単に業務をこなすだけでなく、「より良いものにするにはどうすればよいか」を考えることの重要性を学びました。また、チームで取り組むことで多様な視点が加わり、より良い成果を生み出せることを実感しました。そして、その成果が評価されたことがとても嬉しかったです。
今後の人生・キャリアの中でチャレンジしたいことを教えてください
そのために今、意識していることを教えてください
研究の成果を活かした新規事業の開発に挑戦したいと考えています。
現在は、既存事業の技術開発や課題解決に関わる業務を多く担当していますが、将来的には新規事業の開発に携わりたいと考えています。そのために、日々の業務において、興味深い現象を見逃さないよう注意深く観察し、チームでの議論を通じて多様な視点を取り入れることを意識しています。
また、One day a Week活動を通じて、事業創造プログラムなどに取り組んだりもしており、研究だけでは得られない知識や視点を学んでいます。様々な社内の制度も活用し、新たな学びの機会を広げながら、自分の興味の幅を広げることを意識しています。