おいしさと健康機能の両立で
お客様に喜ばれる商品へ

研究所 第二商品開発センター 飲料・ゼリー開発グループ

2015年入社

現在の仕事内容

配合や味を決め、テストを重ねて本製造へ

商品開発の流れとして、まずマーケティング部から商品のコンセプトやターゲット設定、主な栄養成分などの企画案を受け取ります。それに対して私たちは、栄養成分についてより詳しく調べ、科学的な視点から成分同士の組み合わせなど安全性も考慮した提案を行い、マーケティング部と一緒に商品の開発を進めます。次に何パターンもの味を作り、マーケティング部にも試飲してもらいながら味を決定。こうして具体的な栄養成分や味が決まったら、安定して製造できるようにするため、研究所内で製造条件の検討や耐久性の確認、必要に応じて製造ラインでのテストを実施します。もし製造ラインでのテストで不具合が生じた場合は、研究所に持ち帰って原因を探り、その不具合を再現することで原因を確定して改良を加えます。このようにして最終的に本製造に持っていくまでが、商品開発における私たちの主な役割です。

rd01_02
rd01_03

仕事のやりがい

おいしさと機能性に、満足の声をいただける喜び

仕事のやりがいを感じるのは、お客様からお褒めの言葉をいただけた時です。自分が携わった「inゼリー」が、とてもおいしいとSNS上で話題になったり、お客様相談室に感想をいただけたりすることが、大きなやりがいにつながります。また、例えば低血糖になりやすい方から、普段持ち歩いているブドウ糖のタブレットは飲み物がないと摂取しにくく不便だったところ、「inゼリー」で手軽に糖分を補給できるようになり、とても喜ばれたこともあります。味はもちろん、このように機能面でも評価していただけるのは非常に嬉しいことです。

私自身も学生時代から長く親しんできた「inゼリー」だけに、以前は、すでに完成された商品という印象を持っていました。しかし担当になった現在、市場にはさまざまな機能的ニーズがあり、まだまだ「inゼリー」に秘められている多くの可能性を感じています。味作りについては、必ず自身がおいしいと感じられるまで試行錯誤する一方で、当社に送られてくるお客様の声も毎日チェックし、参考にしています。味に関してお客様から同じご意見が多数ある場合は、品質変更の機会に反映する。栄養成分についてリクエストがあれば、詳細を調べてマーケティング部に提案するなど、常にお客様に喜んでいただける品質を目指して努力しています。

rd01_05

私の成長エピソード

失敗を前向きにとらえられた、先輩の言葉

入社1年目にビスケットグループに配属になり、「エンゼルパイ」を担当しました。さっそく期間限定発売の新商品を受け持つことになり、試行錯誤を繰り返しながら試作を行い、初のラインテストに挑戦。ところが、中のマシュマロがうまく作れず、安定して製造するには大きな課題が残ってしまったのです。絶対に成功させなくてはと意気込んでいただけに、目の前の結果にひどく落ち込みました。

うなだれて研究所に戻ったその時、大ベテランの先輩からは「失敗して良かったね。その分、学びが増える。失敗しなかったら、何も得るものがなかったよ」という言葉をかけてもらいました。成功した時は、その過程に実は小さなミスがあったとしても、気づかない場合があります。しかし失敗した場合はあらゆる角度から原因を探るため、成功したら見落としてしまうような些細なミスを発見できるということに気づきました。その時から、失敗を前向きに捉え、次に活かそうとする思考に切り替えられたのです。

その後、多くのラインテストを経験し、今ではテスト結果について合否の判断を任せてもらえることも増えました。知識も蓄積され、上司や先輩とも同じ土俵でディスカッションできるようになり、自身の成長を実感します。今後は研究所の中だけでは得られない幅広い知識も身につけながら、多くの経験をもとに成長を続けたいと思っています。

※掲載内容は、取材当時のものです。

Copyright © MORINAGA & CO.,LTD. all rights reserved.