事業ビジョン

森永製菓の事業ビジョンについて紹介します。

森永製菓の2030ビジョン

『森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』120年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、世界のあらゆる世代のウェルネスライフをサポートしていきます。

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森永製菓の描く中期経営計画で核となるのは、菓子事業、食品事業、冷菓事業、健康事業からなる現行のビジネスの進化・発展です。

森永製菓では従来から、主力ブランドの強化を積極的に推進してきました。菓子事業が擁する「森永ビスケット」「ダース」「ハイチュウ」「チョコボール」「ミルクキャラメル」「おっとっと」、食品事業の「ミルクココア」「ホットケーキミックス」、冷菓事業の「チョコモナカジャンボ」、健康事業の「inゼリー」、これらのブランドは各々が属するカテゴリーのマーケットで圧倒的なブランド力を誇っています。こうしたパワーブランドを維持・発展させていくと共に、新たなブランドの創出・育成に取り組むことで、現行のビジネスを進化させます。

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勿論、ブランドの創出・育成は簡単ではありません。現在の“食”マーケットはお客様の嗜好が複雑化・多様化し、ヒット商品の移り変わりが早く、ロングヒット商品が出づらくなっています。森永製菓では、こうしたマーケット状況に対応して、徹底したお客様視点、お客様発想に立ったビジネスを展開しています。お客様志向の研究開発の強化、マーケターの育成、店頭重視の営業活動などを通して、お客様のニーズを先取りした商品開発・販売に取り組んでいます。また、当社に合ったSCM(サプライチェーン・マネジメント)の構築にも積極的にアプローチし、鮮度にこだわった商品提供、最適生産・最適在庫の実現などを目指しています。これらの取り組みを通して、スピーディに変化する“食”マーケットにフレキシブルに対応していきます。

森永製菓では、新しい技術を活かした新規分野の創出にも力を入れています。新規分野を考える上で注力しているのが、少子高齢化・健康をキーワードとした新たなマーケットの創出です。例えば、アダルトやシニア層を対象とした高付加価値商品の開発は大変重要なテーマです。森永製菓は「カレ・ド・ショコラ」をはじめとした高品質の大人向けチョコレートを展開し、新たなマーケットを創出しました。健康分野に関しても、「天使の健康」ブランドで栄養補助食品に関する通信販売事業を推進しており、主力品である「おいしいコラーゲンドリンク」や当社独自開発素材を使用した「パセノールTM」関連商品も売上を大きく伸ばしています。

“食”を中心として、美容・生活分野で、独自性のある強い健康関連食品の開発・育成・定着を目指し、健康分野という新しい分野でも、着実に成長を続けています。

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また、グローバルな展開も次世代事業の大きな柱のひとつです。東アジア地域では長く生産・販売の実績を残してきた台湾に加え、上海を中心とした中国東部エリアでも海外市場で受入性が高い「ハイチュウ」の製造・販売を進めてきました。東部エリアだけでなく中国全土に菓子の販売網を広げて行きます。また、アメリカでもサンフランシスコを中心とした西海岸から「ハイチュウ」の販売展開を始め、順次エリアを拡大、ニューヨークを中心とする東海岸にも展開エリアを広げてきました。2015年からはカリフォルニアの工場で生産が始まり、生産の現地化が進んでおり、目指している全米全土の流通網の構築は順調に進んでいます。

 

これからも、成長し続ける永続企業(サステナブルカンパニー)として、わたしたちの使命(パーパス)である「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」を全ての企業活動の拠り所として、こころとからだをすこやかにする食を創造し、誰もが笑顔で過ごせる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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