リサーチからロジカルに企画を生み出し
社内外と連携しながら商品を開発

マーケティング本部 菓子第二マーケティング部

2011年入社

現在の仕事内容

新商品を企画し、実現に向けて周囲を牽引

入社後の7年間は、セールスとしてコンビニエンスストアやドラッグストアの得意先を担当し、現在はマーケティング部でキャラメルやラムネの商品開発をしています。トレンドとなるような新しいフレーバーの開発や発売時期を立案するところから始め、上司や同僚、関連部署にも相談しながら具体的に商品を形にしていきます。研究所に試作をお願いしたり、包装材料の仕入れを調達部に頼んだりと、商品の企画をするだけでなく自ら旗を振って関連部署の人たちを引っ張っていくことが主な仕事です。

もうひとつの重要な業務が、開発した商品の魅力をお客様に効果的に伝えるプロモーションの検討です。例えば、私が担当する森永ラムネは、お子様のお菓子として長年愛され続けていますが、最近では大人の方にも手に取っていただけるようになりました。ぶどう糖が90%配合されていることがSNSを中心に話題となり、勉強中や仕事中にも召し上がっていただけるようになったからです。そこから受験生やビジネスマンをターゲットに据えて、広告代理店と共にプロモーションのアイデアを練っていきます。このように、商品をただ形にするだけでなく、お客様の共感を呼ぶ付加価値を作り、購買意欲を高めるのもマーケティングの大きな役割です。

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仕事のやりがい

商品の付加価値を高め、人の心を動かす

マーケティングの仕事は入社前から希望していたので、とてもやりがいを感じています。商品は、付加価値を持たせ、お客様の気持ちを動かさないことには買っていただけないもの。価値ある商品を生みだすために、市場調査の実施、SNSでの情報収集、ターゲットとなるお客様が訪れそうな場所の視察などを日々繰り返し、世間ではどういうものが求められているのか、ターゲットの消費行動の背景にあるニーズは何なのかを常に考えています。セールス時代は得意先ばかりに目を向けがちでしたが、商品開発の仕事では、自社のセールス、商品を取り扱ってくださる得意先、そしてお客様の、すべての心を動かしていく必要があります。全方位に向けた視野を持つのはなかなか難しいことですが、同時にやりがいもあると実感しています。

このように試行錯誤を繰り返して世に送り出した商品が、実際に店頭に並べられている光景を見るのは、やはり嬉しいものです。そして、自分が担当した商品を手に取ってくださっているお客様や、無心に頬張っている小さなお子様の微笑ましい姿を目にした時は、大きな喜びとやりがいを感じます。

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私の成長エピソード

先入観を捨て、立場の異なる相手への理解を深める

入社2年目で担当した得意先との初商談の時、自身がよく利用する店舗だったこともあり、きっと若い女性客が多いだろうと、自分の先入観を疑わず、自信を持って「御社のお客様にぴったりの商品です」と女性向けの新商品をご提案しました。ところが、その思い込みは大きく外れており、担当の方に叱られてしまったのです。

得意先を理解していたつもりで、より深く知ろうとする努力がまったく足りていないことを猛省し、そこから、業界や店舗に関するあらゆる情報を必死に調べ、店舗にも何度も足を運んで自分なりに分析しました。疑問に思ったことは商談の場で質問し、少しずつ理解が進んだ頃、ようやく得意先に信頼していただけるようになったのです。相手から信頼されるためには、まず相手を深く理解することが不可欠だと、この経験から学びました。

現部署に異動してからも、この時に身につけた習慣が大いに役立ち、気になる情報はすぐに調べ、街や店舗で気づいたことを商品開発の立案につなげています。また、研究・調達・生産技術・営業などそれぞれの専門的な知識も理解して商品開発を進める必要があるため、わからないことは各部署に徹底的に聞いて理解するよう努めています。

アイデア勝負の印象がある商品開発の仕事ですが、関連部署を説得するためのロジカルな話の組み立てや周囲を巻き込むコミュニケーション力は不可欠。これからも、あらゆる情報からヒントを探り、人とのコミュニケーションを大切にしながら、お客様に楽しさと幸せをお届けできる商品開発を目指していきたいです。

※掲載内容は、取材当時のものです。

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