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コラム

Column

メディアの仕事

映像美術に関することなら、何でも対応!

人と人を繋いでイメージを具現化する――メディアのお仕事紹介

こんにちは。メディア事業部の柴田です。

今回は、フジアールの「メディアのお仕事」について解説します。

フジアールはフジテレビジョンの美術センターを母体としており、その流れをくんで、ドラマやバラエティなどのテレビ番組を中心にCMや映画など、さまざまな映像作品の美術プロデュースを手掛けています。映像美術に関することなら何でも対応できるのが強みで、近年はAbema TVやNetflix、YouTubeなど、ネット配信の映像美術も数多く担うようになりました。

これら映像美術を担当しているのが、メディア事業部のアートプロデューサーです。アートプロデューサーとは、一言でいうと「営業」のような役割を果たしています。とは言え、一般的な営業のイメージとはかけ離れているかもしれません。服装は自由ですし、仕事の進め方も大きく異なるからです。

アートプロデューサーはクライアントである番組プロデューサーや演出から「こんな映像を撮りたい」というニーズを聞き、社内外のさまざまなプロフェッショナルと繋いで、カタチにしていきます。まずはデザイナーとアートコーディネーターを選定。その後、打ち合わせを重ねて、クライアントのイメージをリアルなカタチに具現化するために何が必要かを詳細に固めていきます。

デザイナーが美術セットをデザインし、アートコーディネーターが現場を指揮するのに対して、アートプロデューサーは案件全体を管理するのが主な役割です。人員の管理はもちろん、スケジュールや予算の管理なども行い、スムーズに案件を進めていきます。そのため、クライアントが思い描いている「イメージ」を汲み取る力がとても大切です。難易度の高い要望をいただくこともありますが、「できません」と諦めるのではなく、「この方法なら実現できる」と代替案を考えて、提案する力も必要です。

時には、頑張って準備した美術が編集の関係でカットされてしまい、「まったく映らなかった!」ということもあるかもしれません。それでも、その経験は無駄にはなりません。別の案件で声をかけてもらえるなど、努力が未来に繋がるからです。

メディアの仕事は、いわば「毎日が文化祭」で、常に高い高揚感を抱きながら、仲間と一緒に美術を創り上げていきます。大変なこともありますが、仕事を楽しめるようになったらしめたもの。これから入社する皆さんも遊び心を大いに発揮して、アートプロデューサーの仕事を心ゆくまで楽しんでください。