
2025年7月9日
エントリーシートをみて人事が考えていること
こんにちは。
早い人は、そろそろエントリーシート(以下、ES)の書き方とかやり始めている頃でしょうか。
人事責任者の私は、いつもESを読むのを楽しみにしています。
そしてどんなことを面接で質問しようか、事前に考えています。
さて、実は読んでいて意味のあると感じるESと、読んでいてあまり意味の感じないESがあります。
その違いは、“その人らしさ、持ち味が感じられるかどうか”です。
持ち味の感じられないESというのは例えばこういうエピソードが記載してある場合です。
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私は、大学生活で飲食店のアルバイトを頑張りました。特にSNSでの集客です。当初は空席状態も多いお店でしたが、SNSが活用されていないことに気づき、その運用をやらせてほしいと店長に言いました。店長からも任せてもらえ、運用を始めたところ、SNS見てるよと言ってくれるお客様が増えてきました。このことから、私は何事もチャレンジしてみなければわからないことを学びました。
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というようなエピソードです。
これがなぜ、“その人らしさ”を感じにくいのか。
答えは、“その行動をした場面が見えない”からです。
例えば、
・店長が非常にきびしい方で、普段からSNSは信用できないと発言している
という事実があった上で先程のエピソードを読んだらどうでしょう?
「よくそういう店長にSNSをやらせてくださいと提案できたな。自分だったらびびってできないかも!」という感想を持ちます。
別の情報でも試してみましょう。
・お店が住宅街にあり、ふらっと見つけてもらえるようなお店でもない。また、個人店であり、販促サイトを使う余力もない
・提供するごはんは平凡なものだが、店長の人柄がとても魅力的
という事実があった上で、先ほどのエピソードを読んだらどうでしょうか?
「制約条件の多い中で、活かせるポイントを見出して、しかもアルバイトの立場でお店のことを思って提案ができる人だな」という感想を持ちます。
または「お店や会社への愛着を持ってくれそう」というイメージも持ちますね。
こんな感じで、場面がイメージできる事実を具体的に書くことは、その人の持ち味やらしさを表現してくれる要素になるんです。
「私は〇〇が得意です。」「私はこういう時にこういう動きができる人です。」というのは嘘でも書けます。それよりも場面を感じたい。その方が人となりがよくわかります。
ぜひ、ESを書く時の参考にしてみてくださいね。
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