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自ら切り開いた武器

「YouTubeといえば」で築く信頼関係

 

YouTubeを用いたプロモーションの黎明期から、長きにわたってエイベックスの様々なアーティストのYouTubeチャンネルの運営や企画施策に携わり、現在はYouTube施策やソーシャルコミュニケーションに奮闘する、池知玲奈。

仕事観からオフの過ごし方、そしてこれからの挑戦まで──池知のリアルな声をお届けします。

※内容は全て取材当時のものです

YouTubeに特化して重ねてきたキャリア

池知「私は専門学校を卒業後、アルバイトでエイベックスに入りました。最初はデスク業務だったんですけど、ルーティン業務が多く、時間を持て余してしまって。私、性格的に暇が好きじゃないんですよね(笑)。」

 

そんな折、当時の上長に「なにか仕事が欲しい」と相談したところ、開設したばかりYouTubeのエイベックスチャンネルを担当することになりました。それが始まりで、以来ずっとYouTubeを極め続け15年が経過しています。 

信頼関係が結果的にお互いを支えている

池知が仕事をする上で大事にしていることは、レスの速さや行動の速さ。そういったことが信頼関係に繋がると語ります。

 

池知「『この人にお願いしたらすぐやってくれる』と思ってもらえるように心がけています。

逆に、当然仕事上では自分が誰かにお願いすることもでてきますが、その際にも信頼関係というのはとても大切で、ありがたいことに私には困った時に助けてくれる方々が社内外にたくさんいる、と感じることが出来ています。」

 

池知「近年は、各アーティストのYouTubeチャンネルをそれぞれの制作担当などが自分たちで管理する部分が大きくなりましたが、昔はすべてのMVをエイベックスチャンネルにアップしていたこともあって、いろんな方から私のところに動画のアップ依頼が来ていました。

動画の公開タイミングはアーティストのプロモーションにおいて大事なことですから、なかには大急ぎで作業しなければいけないことも多々ありました。

そういうときにも誠意を持って対応することで培ってきた信頼関係が、今でも各制作チームとのあいだで保たれていると思います。そうやって社内のいろんなところに『YouTubeで困ったら池知に言えば大丈夫』と思ってくれている人がたくさんいるということは、私にとって財産とも言えるんですよね。」

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働きやすい環境を支える人間関係とオフの時間

エイベックスで15年以上働く池知は「エイベックスの働きやすさ」について、豊かなコミュニケーションがとれる環境だと考えます。

 

池知「誰かに頼られたり、ときには逆に頼ったり、そういうことも含めて豊かなコミュニケーションがとれる環境にあるのは、エイベックスという会社の良いところだと思っていて、それは精神的な働きやすさに直結しています。相談できる人も多いし、アットホームで和気あいあいとしていて、硬くない雰囲気。それは大きな魅力だと思います。

あとは部分的にリモートワークを取り入れられていることにも、働きやすさを感じています。もちろん画面越しで話すより直接対面した方が早いということも、仕事によってはあるのですが、リモートワークでは、移動時間を仕事に充てられるので作業が捗ります。」

 

池知「エンタテインメントという仕事柄、プライベートと仕事が混ざったような状態になることも多いです。だからこそ、平日の夜はできるだけリフレッシュするようにしています。仕事だけで1日が終わるということがないように。友達と飲みに行ったり、家で韓国ドラマとかアニメを観たりと、必ずリセットしてから1日を終えるようにしています。」

管理職に就いて得た気付き

現在、池知はYouTube施策やソーシャルコミュニケーションに奮闘しながら、マネージャーとしてチームをまとめています。

 

池知「自分が管理職に就いてからは、人の気持ちについてより一層深く考えるようになりました。なにか困ったことがあれば上司に相談するだけではなく、いろんな方面からも相談を受ける立場になったので、意見が偏らないようにしながら調整していくことを意識しています。そのぶん、これまでよりもっと幅広くいろんなことに気を配れることが必要ですし、もっとうまくできるようになりたいと思っています。」

 

池知「管理職の立場になっても、やはり強く感じるのはコミュニケーションの大切さ。仕事を進めていく上で、それぞれの人が考えていること、感じていることが少しずつボタンの掛け違いのようにズレていくことってありますよね。でもそのズレを指摘できない、言いづらい、ということが多々あると思いますが、そういう思いが、言えないまま不満として蓄積されてしまわないように、当人同士が自然に話せる環境をつくることが大切だと思っています。

これは相談される側としても同じで、多くの管理職の方々もそうだと思いますが、こちら側は何でも気兼ねなく相談して欲しいと思っていてもなかなか相談しづらい部分があるのもわかります。

ひとりひとりがそれぞれいろんな思いを持っていますから、それぞれに抱えている課題をどうやったら解決できるか、いつも考えていますし、そのために早く動いてあげることが大事だったりもします。元々自分が持っている業務に加えて、そういった動きも増えたので、大変ではありますが、そのぶん自分の成長にもつながっていると思います。」

今後の目標

池知はこれから成し遂げたいことについて、このように語ります。

 

池知「これまで主にずっとYouTubeに特化してやってきたので、今後の目標はYouTube以外のSNSについてもYouTubeと同じくらいの知識を身につけていくことです。今まで“YouTubeのことなら池知”と思ってもらえていたところを、“ソーシャルのことなら池知が解決してくれる”と思ってもらえるようなところまでは行きたいですね。でもそれに関しては、私ひとりじゃだめだと思っています。チームのメンバーみんなと一緒に、社内での信頼関係を強く形作っていけたらいいなと思っています。」

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