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2024年10月30日

アパレル・繊維業界のどこで働くか

こんにちは。

今日はアパレル・繊維業界について解説したいと思います。

実はこの業界ってかなり分業されているので、

そのどこのポジションで働くかで、仕事がだいぶ変わってきます。

大きく分けると、

紡績(糸を作る)→紡織(生地を織る/編む)→染色整理(当社等)→縫製(服の形に縫う)→アパレル(企画・販売)というモノの流れがあり、他にも各工程のメーカーをハンドリングする商社や、小ロットの生地販売を行う生地問屋などが間に存在する、複雑に分業された業界です。

紡績側が川上、アパレル側が川下、染色整理は川中と呼ばれます。

川上になると大元の糸を取り扱うので、用途は服に限らずあらゆるものに広がっていきます。影響範囲が大きくなる一方、やりたい領域に関われるかはわかりません。

紡織になると生地自体を作ります。生地の織り方で表面感・表情が変わり、同じ染め方でも生地規格が変われば違う表情になります。これも楽しいそうですね。

染色整理になると、既に織られたり編まれた生地に対して、実際に色・柄・風合い・機能を付与していきます。糸・織り方・編み方によって染め上がり方が変わってきますので、糸のことや紡織のことも知っていないといけません。また最終製品をイメージして仕事しますので、縫製や店頭販売もイメージする必要があります。どのブランド向けなのかもわかって仕事しますので、自分が仕事で関わったものが店頭に並ぶ喜びも感じられます。ある意味、服について一番マニアックになれるポジションではないかなと思っています。

縫製になると現に店頭で販売されるその商品1点1点を自分で服の形に作り上げることとなりますし、アパレルも、自社ブランドの商品企画、プロモーション、店舗戦略、販売などを行います。

こう見ていくと、自分がどこで働きたいのかイメージが付いてきませんか?

服という完成品自体に興味があるならば、川下の方のアパレル・縫製や、全体ハンドリングをする繊維商社などが興味にマッチするでしょう。

もう少し抽象的に「社会へ大きな影響を発揮したい」と考える人は、紡績というポジションにわくわくするかもしれません。

モノヅクリに関わって、服の素材側から影響力を発揮したいという範囲で興味を持てるならば染色整理業は最適だと思います。当社が作り上げた風合い加工などは、いろんな問屋・繊維商社様を通じて、いろんなブランドの服に採用されていきます。当社だとそういう影響の発揮の仕方になります。

当社に入社してくれる特に営業職スタッフは、

・大好きな服に一番マニアックに関われそうだから

・川中で一番服の中身に詳しくなれそうだから

・服買う時にデザインも大事だけど、素材や開発スト―リーに興味があったから

といった理由で入社してくれる人が多いです。

当社営業の開発エピソードも新卒採用HPに掲載しているので是非見てみてくださいね。

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