生産技術職/研究開発職について

生産技術職<br>について

生産技術職
について

生産技術職は、コンタクトレンズ生産ラインの開発や保全に携わります。コンタクトレンズの新製品の製造方法の開発を行うのが生産技術職です。また、コンタクトレンズの材料の合成をする業務もあります。大量に、安定的にコンタクトレンズの材料が必要になるので、材料を合成・管理したり、品質が問題ないかを分析することも生産技術職の役割です。

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生産技術職の役割

研究開発部門と製造部門との橋渡し役

生産技術職の役割を一言でいうと「研究開発部門と製造部門との橋渡し役」という表現になります。ただし、メニコンの生産技術職に関わるメンバーは、単に双方の間に位置しているというだけではありません。
私たちは「研究開発部門」とは基礎研究段階から密に連携し、将来の量産時を見据えての試作協力、製造観点の問題点抽出、製造工程の想定や提案をすることで、スムーズな量産体制の構築に繋げようとしています。
また、「製造部門」とは製造工場へと製造設備を移管した後も密に連携し、製造設備の維持・管理・改善・改良を共に進めることで、製造現場で起こっている実際の事象を理解して、次世代の製造技術に繋げようとしています。

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仕事の流れ

製造工程を意識した開発

材料開発担当者、光学開発担当者等と商品開発の初期段階から密に連携し、製造工程を意識しての開発を進めています。開発が進んで商品化に近づくにつれて、試作するサンプルの数量も増えるため、試作機の整備、製造条件の検討、原材料の配合のスケールアップ等を進めて製造効率をあげて、量産化の準備を具体化していきます。
商品化が決まり、実製造の準備段階に入りますと、実製造設備の開発をしつつ、それを設置する工場側の準備をしたり、スペースがない場合には新たに工場を建設して、そこへ製造設備を搬入して立ち上げるというのが大まかな仕事の流れです。

チーム体制とぞれぞれの業務

原材料と、コンタクトレンズ自体の製造技術開発

メニコンの生産技術職においては、主にコンタクトレンズの原材料の製造技術開発コンタクトレンズそのものの製造技術開発に大別されます。前者は、研究開発段階においてはラボスケールで配合されていた原材料について、実生産で要求される量を確保できるように配合のスケールアップをすることや品質管理の手順を構築することが主な業務となります。また、生産が開始された折には原材料の供給も担当しています。
後者は、試験的にコンタクトレンズを製作していたテスト機をもとに、実生産で要求される生産能力(数量、時間)を確保するための金型や製造設備を開発したり、製造工場への設置、立上げ、稼働確認をすることが主な業務となります。また、生産が開始された折には金型の供給や製造設備の改善も担当しています。

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教育研修

さまざまな研修プログラムを用意

生産技術職に関わるメンバーは、専門的な知識、技術、技能の習得が要求され、その範囲は非常に幅広いものとなります。
メニコンでは入社後の社員に対して、これまでの研究開発・生産技術開発の歴史や最新の案件についての紹介などの技術教育をしています。また、伝統的な技術を体験できるような研修プログラムも用意しており、新入社員が生産技術者・技術開発者としてスムーズなスタートを切れるような仕組みを整備しています。
その後も配属先でそれぞれの部門で要求される知識、技術、技能をOJTの中で高めていただきつつ、各種社外セミナー、講習会、学会にも積極的に参加をしてもらい、新しい知識に触れる機会も多くご準備をしています。

生産技術職に向いている人

モノづくりが好きな人

モノづくりが好きな方にはぴったりの職種だと思います。自分で考えたものを形にし、更に、出来上がったものに満足せずに、良かった点や悪かった点を振り返り、より良いものを目指すような志向を持った方には、とても楽しめる職種だと思います。
また、実際の製造には、コストや納期などへの配慮が必要です。「速く安く多く生産する」ためにどうすればよいかということを考えたり、様々なことを数値に置き換えたりシミュレーションをしたりして定量化することが好きな方には向いている職種と言えます。

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必要なスキル

コミュニケーション能力

研究開発部門や製造部門と広く関わりを持って業務にあたる上で、周囲のメンバーと密に連携したり調整をスムーズに行える能力は必須だと思います。今後はグローバルにコミュニケーションをとる場面も増えてくるため、英語力、異文化適応力も必要になるかと思います。

異分野の吸収力

自身の学生時代の専攻に捕らわれず、様々な分野に広く興味を持ち、貪欲に吸収しようとする姿勢が大切だと感じます。事実、私たちの技術開発、生産技術部門には、機械工学、電気工学の出身者のみならず、情報工学、化学、材料工学、薬学、医工学、生物学など幅広いバックグラウンドを持つメンバーが属しており、新たな知識に触れられる機会が非常に多くあります。

研究開発職<br>について

研究開発職
について

研究開発職は、コンタクトレンズや洗浄液、そして新規分野の製品開発に携わります。
具体的には、素材の開発、レンズやケースのデザイン開発、安全性や物性の分析・評価などがあります。

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研究開発職の役割

コンタクトレンズの素材や光学研究

次世代の革新的なコンタクトレンズをお客様にお届けすべく、コンタクトレンズの素材研究・光学研究などを行っています。
お客様の瞳の安全を第一に考え、高性能・高品質な新製品の創出を目指します。
また、新たな付加価値を有するコンタクトレンズの製品化に必要な新規技術の創出に向けて、それぞれの研究員が自由な発想で基礎研究に取り組んでいます。さらに、ヘルスケア領域やライフケア領域などの新規事業の新たな事業の柱となる、技術シーズの研究開発も進めています。

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仕事の流れ

チームで協力しながら研究開発

仮説に基づいた検証実験を行い、その検証結果に基づいて次の仮説を立てて…といったPDCAサイクルを繰り返しながら、研究開発を前に進めていきます。実験結果を報告書の形で蓄積・共有したり、報告会などでディスカッションすることで、チームとして協力し合いながら研究開発を推進していきます。

チーム体制とぞれぞれの業務

素材研究、光学研究、分析評価及び製法開発

素材研究チームにて新規コンタクトレンズの素材研究・基本製法の検証を行い、光学研究チームにてレンズの光学設計やケースデザインの研究を行います。こうしてできた新製品のプロトタイプについて、分析評価チームが化学的・生物学的・光学的観点から性能評価を行います。
並行して、製法開発チームが工場での量産化に向けた製法開発やパッケージ開発を行います。
このように、それぞれのチームがミッションを達成しながら、一つの新製品を作り上げていきます。

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教育研修

充実した教育研究体制と社内資格制度

全体での新入社員研修の後、研究所にて、研究開発に必要となる知識を習得するための研修を受け、各部門へと配属されます。
配属後も、OJTを通じて基本的な手技やスキルを習得していく傍ら、研究開発基礎講座にてコンタクトレンズの開発から市場導入に至るまでに必要な基礎知識を学びます。更に、コンタクトレンズ関連の商品知識などを学ぶ社内資格制度など充実した教育研修体制で、研究員の自律的な成長を後押しします。

研究開発職に向いている人

実験が楽しいと思える人

何よりも実験が楽しいと思える人です。研究分野によっても若干傾向が異なります。製品開発には、常に新しいことを好み、各分野の動向に関心を持つような人が、基礎研究には、冷静に原因と結果の因果関係を判断でき、地道に粘り強くテーマに向き合える人が、そして安全性を評価する業務においては、各国の薬事申請に求められる分析・評価方法を正しく理解し、正確に実験操作を行うことができる人が向いていると言えます。

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必要なスキル

広い視野と、コミュニケーション能力

常識にとらわれずに広い視野を持つことが求められます。
一方で、チームとして研究テーマを推進することが求められるので、周囲の意見をうまく取り入れ、かつ自分の意見もはっきりと伝えられるコミュニケーション能力も必要になります。

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