OUR WORK
営業(コンビニ)
週刊誌報道の逆風を越え、
独占的なプライベートブランド商品を
創出する。
T.W
外国語学部 ロシア語学科 卒 CVS営業部 2017年入社
2017年に入社後、中央営業所に配属。都内エリアでルートセールスに従事し、物流と商流の基礎を現場で習得。2019年より首都圏の営業部門にて食品スーパーを中心とした小売業態を担当。2021年からは広域営業部にて全国規模で展開する大手流通企業を担当し、売上拡大に貢献する。2025年4月よりCVS営業部へ異動し、現在は大手コンビニエンスストアチェーンを担当している。
私が現在所属しているCVS営業部は、コンビニエンスストアに対する商品提案と販売促進を担う部署です。その中で私は大手コンビニエンスストアチェーンを担当し、主にプライベートブランド向けのおつまみやハム・ソーセージ類の企画提案を行っています。
コンビニは全国に数万店舗を展開する巨大な販売チャネルであり、採用された商品が市場に与えるインパクトは計り知れません。現在、私が担当として管理している商品は約15品目に及びます。具体的には、ウインナーやチョリソー、砂肝、スモークタンなどの畜肉加工品が中心です。
この業務は、単に既存の商品を売り込むだけでは成立しません。バイヤーとの商談を通じて、今何が求められているのかという潜在的なニーズを汲み取り、それを社内の開発部門にフィードバックして試作品を作ることから始まります。工場での試作とバイヤーによる試食、そして細かな規格の調整。この工程を幾度となく往復し、一つの商品が発売されるまでには、短くとも半年近い時間を要します。自分たちがゼロから携わった商品が、最終的に全国の店舗に並び、消費者の手に渡るプロセス全体を統括することに、この仕事の難しさと醍醐味があります。
特にコンビニの売場は競争が激しく、半年ごとの定期的なリニューアルが求められます。過去から引き継がれた定番商品の売上を維持しつつ、新たなトレンドを取り入れた商品を提案していく。常に数字という明確な結果が突きつけられる環境ですが、自身の提案が数万店舗の品揃えの一部となり、動く金額や影響範囲の大きさを肌で感じられる点は、CVS営業ならではの責任の重さだと捉えています。
STORY 01
半年以上の開発期間を経て、全国の店頭に並ぶ15品を創出する
STORY 02
報道による取り扱い停止の危機を、信頼関係で打開する
これまでのキャリアの中で、特に印象に残っている経験があります。それは2019年から担当していた食品スーパーでの出来事です。当時、ある週刊誌でハム・ソーセージに含まれる添加物に関するネガティブな記事が掲載されました。その中で、当社の商品も対象として取り上げられてしまったのです。科学的な根拠に基づけば安全性に問題はないものの、消費者の不安を懸念した取引先は、対象商品の取り扱い中止を決定しました。当時、その商品は店舗における主力アイテムの一つであり、売上への打撃は深刻なものでした。
他メーカーの競合商品も同様に売場から外される中、私は諦めずにバイヤーのもとへ通い続けました。単に安全性を主張するだけでなく、当社の商品がそのスーパーの顧客にとっていかに必要な存在であるかを伝えるため、粘り強く対話を重ねました。逆風が吹く中で約1年間、誠実に向き合い続けた結果、バイヤーとの間に強固な信頼関係が生まれました。そして最終的に、取り扱いを再開するだけでなく、そのスーパー専用のプライベートブランド商品としてリニューアル導入するという成果を勝ち取ることができました。
この経験から学んだのは、危機的な状況こそが、強固なパートナーシップを築く好機になり得るということです。単なるナショナルブランドの商品として売場に戻すのではなく、取引先の名を冠したプライベートブランド商品へと昇華させることで、他社が参入できない独占的な地位を確立しました。ゼロから関係性を再構築し、以前よりも深い取引を実現できたこのプロセスは、営業としての自信の源泉となっています。
STORY 03
変化するコンビニの役割を見据え、食事としての価値を提案する
コンビニ業界は今、大きな変革期にあります。かつて、コンビニのおつまみコーナーは家飲み需要、つまりビールのお供としての役割が主でした。コロナ禍においてはその需要が一時的に急増しましたが、現在では状況が変化しています。消費者はコンビニに対し、単なる利便性だけでなく、日々の食卓を支える食事としての機能を求めるようになっています。実際、コンビニで衣料品がヒットするなど、生活インフラとしての側面が強化されており、食品においても、わざわざ買いに行く価値のあるものが求められています。
私が担当する商品群については、まずおつまみとしての価値をどう広げていくかを意識しています。そのうえで、将来的には新たなカテゴリーへの展開にもつなげていきたいと考えるようになりました。そうした可能性を探る中で、日頃からSNSを通じて消費者の反応や話題に目を向けています。
もちろん、すべての声に応えることは困難ですが、期待に応えられる商品作りを諦めるわけにはいきません。コンビニという限られた売場スペースの中で、いかに選ばれる商品であり続けるか。そのためには、過去の成功体験にとらわれず、常に新しい視点で市場を分析し、仮説と検証を繰り返す姿勢が不可欠です。現在の数字を追うことは営業の基本ですが、その数字の背景にある消費者の生活様式の変化を読み解くことで、将来的な売上を目指していくことこそが本質的な役割だと考えています。
STORY 04
組織の若返りと、次世代に継承すべきプロフェッショナルとしての矜持
現在、CVS営業部は組織の若返りが進んでおり、私も後輩の指導にあたる機会が増えています。業務の進め方や育成の考え方も変化しており、若手のうちから重要な取引先や役割を任される場面が増えています。それはチャンスである一方、ビジネスの厳しさを肌で感じる前に大きな責任を負うことでもあります。そのため、私が指導において最も重視しているのは、スキルやテクニック以前の社会人としてのスタンスです。
営業である以上、売上目標の達成は絶対的な使命です。会社から給与を得ている以上、数字を作ることは権利ではなく義務であり、その意識の欠如はプロフェッショナルとは言えません。時には厳しいことも伝えますが、それは彼らが将来どこへ行っても通用する人材になってほしいと願うからです。目標未達の際に、単なる結果報告で終わらせるのではなく、なぜ届かなかったのか、次はどう動くのかというPDCAを論理的に回せるようになること。それが営業としての自立への第一歩です。
私自身、将来的なキャリアとして、必ずしも特定の役職に固執しているわけではありません。しかし、部のリーダー的な存在として、後輩たちが独り立ちし、組織全体のパフォーマンスを底上げしていくことには責任を感じています。丸大食品という会社は関西での知名度に比べ、全国的にはまだ伸びしろがあります。私たちがコンビニという巨大なチャネルを通じて商品を供給し続けることで、より多くの人々に当社の価値を届けていきたいと考えています。
MESSAGE
メッセージ
食品業界、特にメーカーの営業職は、自分の携わった仕事が形となって店頭に並び、消費者の反応がダイレクトに返ってくる点が魅力です。当社は歴史ある企業ですが、若手にも大きな裁量を与え、挑戦させる風土があります。福利厚生や働く環境も整っており、長く腰を据えてキャリアを築くことができます。もし当社の商品を一つでも手に取ったことがあるなら、その裏側にあるビジネスにぜひ飛び込んできてください。
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