CROSSTALK

同期社員の部門横断座談会

食の未来を支える、3つの視点。 

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丸大食品の最前線で活躍する2022年入社の同期3名が集結。

営業、調達、製造という異なるフィールドで、彼らは日々何を感じ、どのような課題に立ち向かっているのか。

高い志を持ってキャリアを切り拓く3名のリアルな対話をお届けします。 

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S.T

営業職

2022年入社。経営学部経営学科卒。 量販営業部。スーパーマーケットや生協などの量販店に対し、ハム・ソーセージや調理加工食品の提案営業を行う。マーケティングのバックグラウンドを活かし、消費者視点での棚割提案を得意とする。

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H.M

仕入職

2022年入社。生命環境科学域 理学類卒。 食肉営業部。オーストラリア(オセアニア)産チルドビーフの仕入れを担当。為替や現地の相場変動を見極め、国内への安定供給を支える。理系出身だが数字だけでなく現場感覚を大切にする。

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T.S

製造職

2022年入社。生物理工学部 食品安全工学科卒。 高槻工場 単味製造。ハム・ベーコンの製造管理および、ギフトシーズンにおける商品製造を担当。製造ラインの効率化やロス削減に取り組み、多様な年代のスタッフをまとめる。

THEME 01

想像を超えた、ビジネスの「規模」と「リアリティ」

親しみやすい丸大食品のブランドイメージ。しかしその裏側には、グローバルな原料調達から巨大工場の運営まで、学生時代の想像をはるかに超えるビジネスの広がりがありました。

T(営業)

まずは入社前後のギャップについて話したいのですが、私は学生時代にマーケティングを学んでいたこともあり、当初は企画職への関心が強かったんです。でも実際に営業として現場に出ると、単にモノを売るだけではない奥深さに気づかされました。バイヤーの課題に寄り添い、市場データを分析して棚割りを提案するプロセスは、営業こそが顧客に一番近いマーケッターであると実感させてくれます。Mさんはどうでしたか?

M(仕入)

私のギャップは配属そのものでした。丸大食品といえばハム・ソーセージのイメージが強く、完成品を扱うものだと思っていたら、配属先は食肉事業部。国内外問わず世界中から食肉を調達する仕事です。最初はこの配属に驚きましたが、実際に働く中で、当社が国内外に幅広い仕入れ・販売ネットワークを持ち、グローバルに事業を展開していることを実感しました。先日初めてオーストラリアへ出張に行きましたが、現地の広大な牧場や工場のスケールを見て、ビジネスの大きさを肌で感じました。

S(製造)

スケールの大きさで言うと、工場も負けていません。私は他社の工場も見学しましたが、丸大食品の規模感と、多くの人々の食生活を支える影響力の大きさに惹かれて入社を決めました。ただ、工場といえばすべてが自動化された環境を想像するかもしれませんが、実際は人の手によるマンパワーが品質を支えている部分が意外と大きいんです。機械任せにできないからこそ、管理者の判断や改善への意思が製造ラインの効率に直結します。そこに技術職として自分が介入する余地と面白さを感じています。

THEME 02

プロフェッショナルとして直面する「壁」

為替相場の変動、原材料価格の高騰、そして製造ラインの予期せぬトラブル。最前線で働く彼らの仕事は、常に変化との戦いです。それぞれのフィールドで立ちはだかる壁に、どう向き合ってきたのでしょうか。

M(仕入)

仕事の厳しさという点では、私は世界情勢の影響を日々肌で感じています。円安や現地の原料価格高騰が続くなか、いかに適正な価格で良質な肉を仕入れるかが問われます。特に大変だったのは、先輩社員が育児休業に入り、経験の浅い私が急遽メインの窓口を担当した時です。知識が不十分な中で待ったなしで交渉が進んでいく状況に、商社の方と連携しながら必死に食らいつきました。あの2ヶ月間のプレッシャーを乗り越えたことで、自分で相場を読んで判断する度胸がついたと思います。

T(営業)

Mさんが扱うような原料価格の高騰は、私のいる営業現場にもダイレクトに影響します。私の最大の壁は、まさにその価格改定の交渉でした。何度も値上げをお願いしなければならない状況下で、単にお願いするだけでは売場を失ってしまいます。ある取引先では、粘り強くバイヤーと対話を重ね、データに基づいた論理的な提案を行いました。結果としてシェアを約10%拡大できた経験から、厳しい局面でも逃げずに価値を伝え続けることが信頼構築の鍵だと学びました。

S(製造)

お二人の話を聞いていると、原料から営業まで全て繋がっていることを実感しますね。工場でも原料の状態変化には常に神経を使っています。ある時、原料の冷凍肉がカチコチに固まった状態で納品され、解凍機が停止してしまったことがありました。ラインの最上流でトラブルが起きれば、その後の工程すべてが止まってしまいます。その際は、パートの方々の作業シフトを即座に組み替え、私たち社員が手作業で機械から肉を取り出し、復旧にあたりました。原料の肉質は日々微妙に異なるため、その変化を見逃さず現場で微調整を行う対応力が、工場の安定稼働を守っています。

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THEME 03

組織を動かす「対話力」と人間関係

仕事を前に進めるためには、単なる仲の良さだけでは通用しません。営業、仕入、製造――異なる立場の相手とどのように信頼を築き、周囲を巻き込んでいくのか。組織を動かすコミュニケーションの本質に迫ります。

S(製造)

工場勤務というと黙々と作業をするイメージがあるかもしれませんが、実際は極めて高いコミュニケーション能力が求められます。私の部署には、私よりも社歴が長く、親子ほど年齢の離れたベテランのパートタイマーの方が多数在籍しています。新入社員の頃、上司からまずはパートタイマーの方と仲良くなるようにと言われました。信頼関係がなければこちらの指示は通りませんし、現場の異変も報告してもらえません。自分から積極的に話しかけ、相手を尊重する姿勢を見せることで、トラブル時にも協力体制が築けるようになりました。

T(営業)

聞く力が重要という意味では営業も同じですね。上司から営業は話すのが3割、聞くのが7割だと教わりました。一方的に売り込むのではなく、相手の課題を引き出すことが重要です。また、社内連携も欠かせません。PB商品の開発時には品質保証部と仕様を詰め、工場とは製造計画を調整します。多くの部署を巻き込み、プロジェクトを前に進める調整力こそが、営業職に求められるスキルだと感じています。

M(仕入)

私のいる食肉営業部のフロアは、常に電話の音が鳴り響き、まるで商社のような活気があります。常に誰かが誰かと話しているような環境です。そのような中でも、先輩たちは非常に面倒見が良く、私が疑問を持った際には手を止めて丁寧に教えてくれます。最近意識しているのは、答えをすぐに求めないこと。まずは自分で考え、仮説を持ってから質問する。そうすることで、先輩からのアドバイスをより深く吸収できるようになりました。

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THEME 04

柔軟性とキャリアの可能性

高い志を持ち続けるためには、それを支える環境も不可欠です。ライフステージの変化に合わせた働き方や、若手にも委ねられる大きな裁量。「働きやすさ」と「やりがい」の両立について、それぞれの実感を語り合います。

T(営業)

働き続ける上での環境についてですが、当社には社員のライフステージの変化に柔軟に対応してくれる風土があります。私は結婚を機に通勤時間が長くなったのですが、上司に相談したところ、業務状況に応じたテレワークの活用を認めてもらえました。家事と仕事を両立させたいという希望を理解し、パフォーマンスを発揮できる環境を整えてくれたことには感謝しています。

M(仕入)

私の部署にも子育て中の社員が多く、フレックス制度を活用して柔軟に働いています。男性社員がお子さんの送迎で時間を調整することも日常的ですし、周囲もそれを当たり前のこととして受け入れています。また、若手であってもやりたいと手を挙げれば任せてもらえる裁量の大きさも魅力です。大きな金額を動かす責任ある仕事ですが、困った時には必ず誰かが助けてくれる心理的な安心感が確保されています。

S(製造)

工場勤務の場合はシフト制になりますが、その分、残業時間は厳格に管理されており、ワークライフバランスは保たれています。また、キャリアの可能性という意味では、私は将来的にMさんのいる食肉事業部など、原料に近い部署での経験も積んでみたいと考えています。工場の実情を知る人間が仕入れに関わることで、この肉なら工場でどう使えるかという判断がより的確にできるはずです。部署を超えた異動で専門性を高められるチャンスがあるのも、この会社の面白さだと思います。

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THEME 05

未来を拓く、次世代へのメッセージ

入社から数年を経て、彼らの視線はすでに次を見据えています。これからの丸大食品で何を成し遂げたいのか、そして自身のキャリアをどう描いていくのか。最後に、未来の同僚となる学生の皆さんへメッセージを送ります。

T(営業)

今後は営業としての提案力をさらに磨き、より規模の大きな取引先で成果を出したいです。また、将来的にはマーケティングの領域にも挑戦したいという想いがあります。学生の皆さんには、置かれた場所で咲くことの大切さを伝えたいです。希望の配属でなかったとしても、目の前の仕事に没頭することで見えてくる面白さや、得られるスキルが必ずあります。まずは素直に吸収し、主体性を持って取り組んでみてください。

M(仕入)

現在は先輩のサポート業務が多いですが、いずれは自分がメイン担当となり、主要なブランドの仕入れを完結できるようになることが目標です。当社は人が本当に温かい会社です。分からないことは抱え込まず、自分から質問して周囲とコミュニケーションを取っていけば、必ず誰かが手を差し伸べてくれます。失敗を怖がりすぎず、まずは思い切って挑戦してみてください。

S(製造)

私は工場のスペシャリストとして、製造工程全体の解像度を高めていきたいと考えています。仕事をイメージだけで判断せず、実際に現場を見て、まずはやってみることが大切です。一見自分には難しいと感じる仕事でも、挑戦してみることで新たな適性が開花することもあります。希望通りの配属にならなかったとしても、そこで得た経験は必ず次のキャリアに活きてきます。変化を楽しむ気持ちで、一歩踏み出してください。

採用担当より

穏やかで人が良いと社内外から評される丸大食品。しかしその温かさの裏には、グローバルな市場と対峙する厳しさや、品質を守り抜くプロフェッショナルとしての自負がありました。自ら考え、周囲を巻き込み、挑戦を続ける彼らの姿は、まさにこれからの丸大食品を牽引するリーダーそのものです。

※本記事の内容は取材当時のものです。