OUR WORK
営業(業務食材)
試作と量産のズレを埋める。
工場と得意先をつなぐ調整のリアリティ
T.A
農学部 バイオサイエンス学科 卒 株式会社丸大フードサプライ 関西営業課 2020年入社
祖父母が和菓子店を営んでいた影響で食に関心を持ち、農学部へ進学。関西を地盤とする食品メーカーへの就職を志し、2020年に入社。丸大食品フードサプライ営業部(当時)への配属を経て、分社化に伴い現在は株式会社丸大フードサプライに出向。入社以来一貫してスーパーマーケットの惣菜部門や給食事業者を担当し、業務用食材の提案・販売を行っている。
私が所属する丸大フードサプライは、主にスーパーマーケットの惣菜部門や、学校・病院などの給食事業者、外食チェーンを対象に、業務用食材を販売しています。皆さんがスーパーで目にするパック詰めの惣菜や、お弁当に入っているウインナーなど、完成品として販売される商品の中身や素材を提案するのが私の仕事です。
この仕事の難しさは、単にカタログの商品を売るだけでは完結しない点にあります。例えばスーパーのバイヤーに対しては、季節ごとのイベントやトレンドを見据えたメニュー提案が不可欠です。3ヶ月後、半年後の売り場を想像し、「この食材を使えば、今のトレンドに合った満足度の高いお弁当が作れます」といった具体的な解決策を提示します。
また、私たちは自社工場やグループ会社の商品だけでなく、約50社に及ぶ仕入れ先から商品を調達する商社のような機能も持っています。ナゲットが欲しい、肉団子が欲しいという顧客の要望があれば、社内外のリソースを組み合わせて最適な商品を供給します。看板は見えなくとも、食のインフラを黒子として支える責任ある仕事です。
STORY 01
スーパーマーケットの惣菜売り場をメニューで支える
STORY 02
OEM開発で直面した試作と量産の壁
営業として最も記憶に残っているのは、ある給食事業者から依頼されたOEM商品(相手先ブランドでの製造)の案件です。グループ会社であるミートサプライと連携し、大葉(しそ)入りのミルフィーユカツを開発するという案件でした。しかし、ここで製造業ならではの課題に直面しました。手作りレベルの試作品と、工場の機械で製造した初回生産品との間に、品質の乖離が生じてしまったのです。
具体的には、機械で製造する過程で肉の間に空洞ができたり、重量にばらつきが生じたりしました。給食現場、特に高齢者施設では、隣の人と大きさが違うと利用者間のトラブルにつながりかねないため、重量の均一性は品質上の絶対条件でした。しかし、工場側には手作業で肉を重ねる工程上の限界があります。
私は得意先とグループ工場の間に立ち、情報のハブとして奔走しました。得意先が譲れない品質のラインはどこか、工場が安定稼働できる限界点はどこか。感情論ではなく、技術的なスペックとコストの着地点をすり合わせ続けました。結果、双方が納得できる仕様に修正し、無事に商品を安定供給することができました。トラブルを乗り越えて信頼関係を築くという、営業職の本質を学んだ経験でした。
STORY 03
顧客の課題を具現化する問診力
営業における成果とは、単なる売上数字だけでなく、顧客の潜在的な課題を解決した先にあります。私たちが扱う業務用食材は、顧客のオペレーションの一部に組み込まれるものです。そのため、人手不足で調理時間を短縮したい、健康志向に対応したいといったニーズが常に存在します。
例えば、ある顧客に対して、従来の手切り作業を省くために、あらかじめ斜めにスライスされたウインナーを提案したことがあります。「切る手間が省けて助かった、こういうのを探していた」と感謝されました。また、植物性タンパク質摂取のニーズに対して大豆ミートを使用した肉そぼろを提案し、採用されたこともあります。
商談では、顧客自身も言語化できていない課題を聞き出す力が問われます。何気ない会話の中から課題の糸口を見つけ、社内のリソースを組み合わせて解決策を提示する。提案した商品が採用され、現場のオペレーション改善に貢献できた瞬間は、パズルのピースが嵌まったような手応えを感じます。
STORY 04
キャリアの広がりと次のステージへの意欲
私は入社以来、一貫してフードサプライ部門でキャリアを重ねてきました。スーパーマーケットや給食事業者との取引を通じて、BtoBビジネスの基礎は身についたと自負しています。しかし、丸大食品グループのフィールドはさらに広大です。
現在は課内で最も社歴が長い一般職として後輩のフォローも行っていますが、自身の営業としても新しい領域への挑戦を考えています。具体的には、まだ担当したことのない外食チェーン向けの営業です。同じ業務用食材でも、業態が変われば求められる提案やスピード感も異なります。
そして長期的には、当社の祖業であるハム・ソーセージなどのコンシューマー向け営業や、食肉そのものを扱う食肉営業など、全く異なる商流や力学を持つ市場にも挑戦したいと考えています。一つの場所にとどまらず、グループ内の多様なアセットを使いこなしながら、自身の市場価値を高めていける環境がここにはあります。
MESSAGE
メッセージ
丸大食品グループには、外から見るイメージ以上に多様な部署と機能が存在します。私自身、入社前はスーパーへハムを売るイメージを持っていましたが、実際には業務用食材という巨大なBtoB市場が広がっていました。一つの会社の中に、無限の選択肢と可能性があります。また、若手が困ったときに、前から引っ張るのではなく、背中をそっと押してくれるような温かい社風も魅力です。食というインフラを支える仕事に興味がある方、そして変化を恐れず挑戦できる方と共に働けることを楽しみにしています。
TIME SCHEDULE
1日のスケジュール