OUR WORK
商品企画(調理加工食品部門)
毎週変わる売場の棚、瞬間の判断。
コンビニという最前線で
食のトレンドを実装する
S.K
海洋科学技術研究科 海洋生命資源科学専攻 卒 調理加工マーケティング部 2019年入社
大学院で海洋生物(ヒラメの遺伝子)の研究に従事した後、実家で愛食していたスンドゥブを通じて丸大食品に興味を持ち入社。2019年の配属以来、(株)丸大フードサプライにて業務用食材の営業や営業サポートを経験。2025年より現在の調理加工マーケティング部に着任し、現在は大手コンビニエンスストア向け惣菜商品の企画・マーケティングを行っている。
私が所属する調理加工マーケティング部のCVSチームでは、大手コンビニエンスストア向けの商品企画を担当しています。皆さんが日常的に利用するコンビニの売場は、毎週のように新商品が入れ替わる激戦区です。市場のトレンドや他社の動向を調査し、今何が売れているのか、次はどういう味が求められるのかを分析して、具体的な商品コンセプトを立案します。
この仕事で最もシビアなのはスピード感です。コンビニ業界のサイクルは極めて速く、先方もその速度で判断を下します。いただいた案件や依頼に対して、迅速な対応や提案ができなければ、そのチャンスは瞬く間に流れてしまいます。先方の熱量が冷めないうちに、社内の開発部門と連携し、具現化された試作品を提示できるか、時間との戦いが常態化している現場です。
私の役割は、市場のニーズを汲み取りたい営業部門と、製造の実現性を重視する開発部門の間に立ち、商品化への道筋をつけることです。営業の要望をそのまま開発に投げるのではなく、開発の制約をそのまま営業に返すのでもない。双方の論理を理解し、現実的な着地点を探る調整力が、企画職には不可欠です。
STORY 01
スピードが支配する市場で、最適解を導く
STORY 02
五輪選手村への供給、不確実性の中での決断
入社3年目、営業職として担当していた際に、東京オリンピックの選手村へ食材を提供するプロジェクトに携わりました。当時はコロナ禍の中、開催されるかどうかも直前まで不透明な状況でした。しかし、開催が決まれば選手村の食堂を支えるために、さまざまな食材の供給が必要になります。
開催が不確定のなか、商品の製造を行うか否かは経営的なリスクを伴う判断です。開催されなければ、製造した商品は行き場を失います。一方で、開催が決まってから動き出したのでは、物理的に製造が間に合いません。ギリギリまで決断が下されない中、私は工場や物流部門と緊密に連携を取り続けました。
「もし開催が決まったら、最短何日で出荷できるか」「どのラインを確保しておくべきか」。不確定な要素が多い中で、関係各所に事前の根回しを行い、製造の予約を取り付ける。工場には無理をお願いする場面もありましたが、結果として大きな滞りはなく、食のインフラとしての責任を果たすことができました。未曾有の状況下で、組織を横断してプロジェクトを推進した経験は、現在の企画業務でも私の土台となっています。
STORY 03
自身で初めて企画した商品の採用と、棚に並ぶリアリティ
現在の部署に来て初めて一から企画を担当し、商品化に至ったのが、大手コンビニエンスストア向けのおかず惣菜です。市場調査の中で、トレンドの味付けや人気の豚肉の部位があることを掴み、開発部門と試作を重ねて完成させた商品です。
商品企画といっても、味を決めるだけではありません。デザインが全面に印刷された商品はパッケージの印象が売れ行きを左右します。たとえ自社のロゴが入らない商品であっても、フィルムに印刷されるシズルの色味(美味しそうに見える色の表現)や、具材の見え方など、細部まで徹底的にこだわります。
発売日、実際に店舗の棚に自分が企画した商品が並んでいる光景を見た時は、静かな高揚感を覚えました。家族にも商品を送ったところ、「美味しかった」という言葉をもらい、自分の仕事が世の中の食卓に届いている事実を実感しました。多くの関係者を巻き込み、時間をかけて練り上げた企画が、形ある製品として世に出る。この手触り感こそがメーカーの醍醐味です。
STORY 04
理系の論理的思考を、マーケティングの武器に
私は学生時代、海洋生物の遺伝子を研究していた理系出身者です。一見、食品マーケティングとは無縁に見えるかもしれません。しかし、膨大なデータから傾向を読み解く分析力や、仮説を立てて検証するプロセス、あるいは業務効率化のための計数管理など、研究で培った論理的な思考は、ビジネスの現場でも強力な武器になります。
現在の目標は、商品に使用する原材料や加工技術についての知識をさらに深めることです。開発部門と対等に議論し、より精度の高い提案を行うためには、マーケティングの知識だけでは不十分です。社内外のセミナーに参加したり、開発経験のある先輩から知見を吸収したりしながら、専門性を高めています。
将来的には、コンビニ向けのOEM商品だけでなく、当社が長年大切にしてきた「スンドゥブ」のような、丸大食品のロゴが入ったナショナルブランド商品の企画にも挑戦したいと考えています。入社のきっかけでもあった愛着あるブランドを、自分の手でさらに進化させることが、私の長期的なビジョンです。
MESSAGE
メッセージ
丸大食品には、失敗しても次があるという懐の深さがあります。若手であっても裁量を与えられ、挑戦した結果の失敗であれば、それを許容し次につなげられる風土です。私自身、研究職志望の学生が多い学部から、あえて食品メーカーの営業・企画という異なるフィールドに飛び込みましたが、専攻に関係なく活躍できる環境がここにはありました。食という身近なテーマを通じて、社会に新しい価値を提案したい。そんな意欲を持つ方にとって、ここは可能性に満ちた場所です。
TIME SCHEDULE
1日のスケジュール