
きらめく世界の裏側に、地道な努力あり!!
博多の魅力を発信し続ける
イベントのプロフェッショナル!
日々、数多くの人々が行き交う「博多駅」を拠点に商業施設を運営するJR博多シティは、年間を通して魅力あふれるイベントを数多く企画・開催しています。では、人々を楽しませる魅力的なイベントは、どのようにして生み出されているのでしょうか?イベント担当の社員に聞いてみました!

JR博多シティのブランディングや広報・販促を担う
「マーケティング戦略部」

上野
より多くのお客さまにJR博多シティの魅力を発信し、にぎわいと収益を最大化させることが、JR博多シティの販売促進を担う「マーケティング戦略部」の役割。中でもイベント企画・運営課では「九州最大規模の駅ビル」という優位性や立地性を最大限に活かして、さまざまなイベントを展開しています。

秋吉
毎年恒例のイベントから、これまでにない新しいイベントまで、JR博多シティのイベントは多種多様。博多駅を利用するお客さまはもちろん、観光などで博多を訪れたお客さまも、華やかなイベントを楽しんでくださっていますよね。

木村
私は屋上イベントを担当するようになって、華やかに見えるイベントの裏にある「準備」の大切さを学びました。

稲垣
確かに、準備や段取りが大切だし、この記事を読んでいる皆さんがイメージしている以上に時間をかけているかもしれません。

上野
今回は、私たちイベント企画・運営課の社員がどのような発想で企画を立案し、どのような人たちとイベントの準備を進め、イベントを成功に導いているのか。そのすべてを就職活動中の皆さんに紹介したいと思っています。

稲垣
いいですね。裏の部分まで語っちゃいましょう。なんでも聞いてください!



スケールも話題性も最大級!
JR博多駅前広場で、魅力的なイベントを次々と生み出す!

上野
では、まずはJR博多駅前広場で実施するイベントから。秋吉さんと稲垣さんがJR博多駅前広場のイベントを担当しているけれど、どんな発想で企画を考えている?

秋吉
「進化」を軸に企画を考えています。例えば一つイベントを開催したら、必ずメンバーと一緒に振り返りを行って、「この部分は、もっとよくできるね」と反省点を共有します。多くのお客さまが楽しみにしている「毎年恒例のイベント」も、現状維持ではなく進化を求めたい。内容をブラッシュアップして、今まで取り組んでこなかったことに挑戦するよう心がけています。

稲垣
JR博多駅前広場は収容人数・面積が大きく、注目度も高いので、スケール感を意識して企画を考えることが多いですね。「メディアに取り上げてもらえるようなコンテンツがあるか」「SNSでシェアしたくなる内容か」といった視点はもちろん、僕自身、二人の子どもがいるので、「僕たちの世代でも楽しめるか」という視点でも企画を検討します。そして、「お客さまの期待を超えられるような企画か」といつも自問自答しています。

上野
秋吉さんが話してくれたように、「進化」軸に考えることはとても重要だし、稲垣さんが意識しているスケール感も大切。さらに、「話題性」や「集客力」「収益力」があるかという視点から企画の実施判断を見極める姿勢も求められますよね。

稲垣
確かに、話題性がなければお客さまは集まらないし、お客さまが集まらなければ収益化できないですよね。


人気アーティストを招いたイベントから中止になったあのイベントまで、
とっておきの思い出を紹介!

木村
これまで手掛けたイベントで印象に残っているものはありますか?

上野
たくさんあるので一つに絞るのが難しいけれど、「話題性」という意味では、2017年の「イルミネーション点灯式」かな。毎年、クリスマスの時期になると、JR博多駅前広場でイルミネーション「光の街・博多」を点灯するのだけれど、この年はスペシャルゲストに「ゆず」さんをお招きしてトークと歌声を披露いただきました。

稲垣
人気のアーティストだったので、準備が大変でしたね。

上野
多くのお客さまが来場することが予想されていたので、いつも以上に時間をかけて準備したよね。安全を確保するため、行政や近隣施設との協議も何度も重ねたね。

木村
お客さまはどのくらいお越しいただいたのでしょうか?

上野
約8,000名のお客さまが集まってくださいました。想像を遥かに超えた反響があったので、社員総出で警備したのを覚えている。大変だったけれど、お客さまがみんな笑顔で、本当に楽しそうにしていて……。反響も大きくて、20件以上のメディア取材を受けて、全国ニュースにも取り上げられたんですよ。

木村
話を聞いているだけでも、どれだけ影響力の大きなイベントだったのかイメージできます。稲垣さんはどうですか?

稲垣
直近では、2025年5月に実施した「アブラヤマーケット in JR博多シティ」かな。内容は、「油山にある複合体験型アウトドア施設でできるアウトドア体験を、JR博多駅前広場でしてもらう」というもの。ちょうど、他部署からイベント企画・運営課に異動した直後に企画したイベントということもあって、特に印象に残っていますね。

上野
これまでにない企画だったから、大変だったでしょう?

稲垣
身体を動かすイベントなので、安全管理には特に注力しました。また、強風予報があったので、設置した器具が夜間に飛ばないよう対策を取ったりしました。でも苦労した分、実りも多かった。ネットや丸太を設置したコースを作ったんだけれど、すごく迫力があって、たくさんのお客さまが楽しんでくれました。秋吉さんはどうですか?

秋吉
二人が成功エピソードを話してくれたので、私は逆のエピソードを話しますね。東京で展開したイベントをJR博多駅前広場で行うことになって、40名近い関係者と一緒に準備を進めてきました。東京開催での反省を踏まえ、あらゆる角度から課題を洗い出して、一つひとつ対応策を練っていったんだけれど、二日前に大雪警報が出て、中止になってしまったんです。

木村
えーっ!?

秋吉
そんなに驚かないで(笑)。規模の大きなイベントで多くの人が関わってきたし、できれば私も実施したかった。だから何度も打ち合わせをして、どうすれば安全を確保できるか話し合いました。でも、お客さまの安全を最優先に考えた時、「今の状態では、安全は確保できない」という結論になったんです。

木村
苦渋の決断だったんですね。

秋吉
お蔵入りになってしまったけれど、結果として、お客さまの安全や安心を守ることができた。この姿勢を貫いたからこそ、今もJR博多シティはお客さまとの信頼関係を築けているのだと思います。



屋上つばめの杜ひろばでは、
子どもたちが楽しめるイベントを開催!

木村
私はまだJR博多駅前広場レベルの規模の大きいイベントを担当したことがないので、皆さんの話を聞いているだけでとても勉強になります。

上野
イベントの大小は関係ないよ。木村さんも屋上の「つばめの杜ひろば」担当として、たくさんのイベントを手掛けてきたじゃない。

秋吉
木村さんは、屋上イベントの主担当を務めているんだよね。

木村
はい。屋上イベントの担当は3人いて、サブ担当の先輩社員の方が屋上業務やイベント当日の運営等サポートしてくださいます。

上野
印象に残っているイベントはある?

木村
2024年の秋に開催した「天体観測」と、2025年の春に開催した「ホタル鑑賞会」が印象に残っています。天体観測は、イベント企画・運営課に配属になって初めて任されたイベントです。どちらも夜のイベントなので、お子さんたちが迷子になったり、転倒したりしないよう、安全の確保に力を入れました。事前に、どのような声掛けをすればいいか考えて、当日は身振り手振りを用いながら、「ホタルさんがびっくりするから走らないようにね」と声をかけたり、保護者の方に「お子さんの手を離さないでくださいね」とアナウンスしたりしました。

秋吉
ホタル観賞会の時は、天体観測で学んだことを活かせた?

木村
お子さんが整列できるよう事前に「ベルトパーテーション」を設置したり、暗闇でもキラッと光る蛍光色のゼッケンを着てもらったりと、より安全面を考慮できました。

秋吉
お客さまに安全に楽しんでいただくのは、JR博多駅前広場も屋上も一緒だね。

木村
先輩方から「準備8割」と聞いていたので、実際にイベントを担当したことで、「ようやく、きらめく世界の裏側にある“地道な努力の世界”に、足を踏み入れることができた」という実感がありました。


先輩から後輩へ受け継がれてきたスキルとマインドが、
イベントを成功に導く

上野
木村さんが話してくれた「準備8割」は決して大げさな表現ではないよね。どれだけ準備を入念に重ねるかが、イベント成功の鍵を握るからね。

秋吉
そうですね。努力した分、イベント当日に感じる喜びが本当に大きいですよね。お客さまの笑顔だけでなく、一緒に準備をしてきた関係者の笑顔も見られるのだから。

稲垣
手間や時間がかかるし、関わる人も多い。でも、JR博多駅前広場や屋上など、イベント会場を起点に博多という「まち」を盛り上げることができるのは、この仕事ならではですよね。

木村
JR博多シティは少数精鋭だし、一人ひとりが果たす役割がとても大きいですよね。自分が発信したものが多くの人の目に触れ、楽しんでもらえると思うと、シンプルに「すごくかっこいい仕事をしているんだな」って思います。

稲垣
確かに、影響力の大きな仕事をしていますよね。

木村
プレッシャーを感じることもありますが、そんな時は先輩のアドバイスを参考にしています。私にとって先輩のアドバイスは「神の声」。毎回、「こういう方法もあるんだ」というひらめきを得ています。

秋吉
私から見た木村さんは、素直で頑張り屋さん。私のアドバイスをすべて受け止めて、無我夢中になって仕事に取り組んでいる。2年目にしてスケジュール管理も難なくこなしていて、すごく頭の良い人だと思う。いつもニコニコしているし、館内で偶然会うと笑顔で手を振ってくれるところも好き。

上野
真面目で一生懸命な一面に遊び心を持ち合わせているのも、木村さんの魅力かもしれないね。おもしろいアイデアは遊び心から浮かんでるんだろうね。

稲垣
僕は木村さんが担当したイベントに家族で参加したことがあるんだけれど、子どもたちとの接し方がすごく上手でびっくりした。一人ひとりの名前をちゃんと覚えていて、子どもたちから慕われていることが伝わってきた。早くも屋上イベントのプロとして活躍しているなって思ったよ。

木村
すごく嬉しいです!皆さんの言葉を励みにこれからも頑張ります!



~未来の後輩へ~
イベントを通じて得られる感動は、決して薄れない

上野
話が盛り上がってきたところで、そろそろ最後のテーマに行きましょう。皆さんは、これからチャレンジしたいことはある?

秋吉
「安心」「安全」をしっかり守りながら、JR博多駅前広場をどのお客さまにも必要と感じてもらえたら嬉しい。「新しい話題やワクワクする体験を与えてくれる場所」として、何十年、何百年も続く存在にしていきたいですね。

稲垣
同感です。これまで話したように、JR博多駅前広場は「まちの顔」として、多くのお客さまに親しまれています。だからこそ、これからも誰もが気軽に立ち寄り、安心安全に楽しめる空間でありたいと考えています。引き続き、地域の魅力を発信するイベントや季節ごとの演出を進化させていくつもりです。

木村
私は、イベントに参加したお子さんたちが大きくなった時に、「あのイベント楽しかったな」と思い出してもらえたらと思っています。参加した屋上イベントがきっかけで、子どもたちが新しいことに挑戦してくれたらなお嬉しいし、そのためにも、子どもたちの可能性を引き出せるようなイベントを実現していきたいです。

稲垣
この記事を読んだ皆さんが、「華やかに見えるイベントの裏で、いろいろな人が頑張っているんだな」と気づいてくれたと思います。華やかさも地味な部分もすべて理解した上で、「やっぱりイベントの仕事に携わってみたい」と思ってもらえたらと願っています。

秋吉
きっと思ってくれているんじゃないかな。だって、私たちは想いを込めて一つひとつのイベントを実施しているし、お客さまに貴重な思い出を提供できることに誇りを感じているから。

木村
そうですね。これから入社する皆さんと一緒に、博多を「にぎわい創出の場」として博多を盛り上げていきたいですね。

上野
どんなに経験を重ねても、イベントを通じて得られる感動が薄れることはありません。イベントを実施するたびに学びがあるし、その学びを次に活かすサイクルを大事にしています。大きな喜びと成長を得られる仕事なので、多くの方に興味をもっていただけたら嬉しいですね。
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