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対談

仕事、仲間、未来。JR博多シティで実現できること
仕事、仲間、未来。JR博多シティで実現できること
yonezawa
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環境推進部 施設運営課 課長
米澤 裕
2013年入社
体育学部体育学科卒

matunaga
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環境推進部 施設運営課
松永 悠里
2019年入社
工学部感性デザイン学科卒

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館内の環境を維持する“縁の下の力持ち”。
ESGや駅開発の取り組みも!

松永 JR博多シティは地元のお客さまはもちろん、県外や海外のお客さまにもご利用いただいていますが、館内の環境を守る私たちの仕事は、あまり知られていませんよね。

米澤 私たちが働く環境推進部施設運営課は、JR博多シティが運営する施設の維持管理を担う部門です。当社はAMUやAMU EST、くうてん、DEITOSなどさまざまな商業施設を展開していて、これらすべての施設を利用するお客さま、そしてテナントさまの安全を守り、快適にお過ごしいただけるよう、館内の電気・空調・給排水設備やエレベーターなど共有部分の維持管理、館内の内装工事などを手掛けています。

松永 環境推進部には、もともと館内の警備や防災対策、清掃、リサイクルなどの取り組みを行っている「運営課」と「施設課」の二つの部門があって、私は運営課で1年経験を積んだ後、2年目から施設課に配属されました。米澤課長をはじめ、施設課の先輩たちと運営課時代から交流があったので、施設課に移動した時もすぐに職場になじむことができました。そして最近、この2つの課が統合され、「施設運営課」に。私としては、より働きやすくなりました。

米澤 松永さんが入社してきた時のことは、今もよく覚えているよ。「明るく大らかな子だし、すぐに会社になじんでくれるだろう」と期待していました。

松永 ありがとうございます(笑)。私は、店舗が入れ替わるタイミングで内装工事の施工管理を担当しているほか、館内に設置している植栽の植え替え計画の立案や委託会社とのやりとり、天井から吊り下げている誘導サインの維持や更新、ビルの壁面に設置している屋外広告物の点検や行政への手続きなど、幅広い仕事を担当しています。米澤課長は館内の維持管理すべてを統括しているんですよね。

米澤 そうだね。修繕工事や内装工事、水光熱費など、施設の維持管理にかかる予算の計画立案や収支管理などが、課長である私の主な仕事。最近は新しい取り組みも複数立ち上がって、ESG推進の取り組みや地下鉄接続・空中都市構想の調整なども進めています。

松永 ESG推進の取り組みは、JR九州グループが一丸となって行っていることですよね。

米澤 JR九州グループは「2030年までにCO2を50%削減」「2050年までにCO2排出ゼロ」という目標を打ち出していて、グループ各社がそれぞれ取り組みを進めている。当社でも、すでに館内で太陽光エネルギーの一部利用を始めているんだ。

松永 もう一つ、地下鉄延伸・空中都市構想もありますよね。

米澤 地下鉄延伸・空中都市構想は、2023年3月の地下鉄七隈線全線開通を受けて立ち上がった構想なんだ。七隈線博多駅とJR博多シティが直結するほか、今後7~8年かけて博多駅の線路上空にビルを建設する予定だよ。

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松永 こうやって米澤課長の話を聞いていると、私たちが関わっている業務はとてもダイナミックだと感じます。

米澤 もちろん、最も大切なのは、日々の維持管理をていねいに行うこと。課のメンバーが館内の維持管理をしっかり担ってくれているからこそ、JR博多シティをご利用くださる方々の安全と快適さを守ることができているんだ。

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安全を第一に考え、快適な環境を築く。
やりがいも予算の大きさも最大級!

松永 これまでの取り組みで特に印象に残っていることって何ですか?

米澤 印象に残っているエピソードといえば、「あれ」かな。

松永 「あれ」ですね。私が入社1年目で、まだ運営課に在籍していたころ、館内のトイレを全面改修する計画が立ち上がったんですよね。私は建築系の学科で学んできたので、プロジェクトの一員に加えていただきました。

米澤 この工事は規模が大きいため、環境推進部のメンバーが集結して、プロジェクトを立ち上げたんだ。

松永 著名な設計会社と組んで、設計から内装まで何度も話し合いながら詳細を決めていったのが印象的でした。「まだ1年目なのに、ここまで任せてもらえるなんて!」と思ったくらいです。しかも、このプロジェクトを通して、修繕工事の基礎を学ぶことができました。今でも、当時の資料やメモを見直すことがよくあるんですよ。

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米澤 それはうれしいね。斬新な意見も多く出て、私自身も勉強になったよ。子どもトイレをつくる計画なんか、本当におもしろいと思った。工事を2回に分けて行ったのだけれど、残念ながら2回目の工事はコロナ禍で中断してしまった。コロナが落ち着いたら、ぜひプロジェクトを再開したいね。

松永 今も共用部分の修繕工事を担当することがありますが、毎回、営業部など社内の関連部門と意見をすり合わせてイメージをまとめていき、カタチにしていくやりがいを感じますね。米澤課長はどんな時にやりがいを感じますか。

米澤 施設の規模が大きいので、施設の設備投資や修繕工事だけでも年間数億円の予算をかけていて、水光熱費も10億円以上の予算が必要になる。これだけ多くの予算をかけて日本最大規模の施設を維持管理しているのだから、常にやりがいを感じているよ。

松永 施設規模が大きい分、予算も高額になるんですね。私が課長だったら、プレッシャーで押しつぶされてしまうかもしれません!

米澤 確かに、予算の大きさにびっくりしてしまうかもしれないね。JR博多シティは博多駅に直結していて、施設のすぐ横に電車が通っている。建物の立地や仕組みが特殊なので、その分、安全面に人一倍気を遣っているんだ。

松永 私も安全を一番に考えています。これは、安全重視の姿勢は、課のメンバーに共通した特徴ですね。

米澤 JR博多シティをご利用くださるお客さまのために、「快適な施設」を目指すことも大切だよ。ただし、温度や湿度管理に関しては注意が必要。私たちはCO2削減の取り組みも進めているから、空調を過度に調整すると環境面で逆効果になってしまう。「快適さ」と「CO2削減」のバランスをいかにして取るかが、私たちの腕の見せ所なのだと思うよ。

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建築や電気・空調から法律まで、
各分野のプロフェッショナルが集結した技術者集団!

松永 私は建築系の学科出身ですが、施設運営課の先輩はそれぞれ強みとする専門分野が異なりますよね。

米澤 そうだね。社内でも専門性の高い部署で、電気や給排水など設備系の知識から建築系の知識まで、幅広い専門知識が求められる。それ以外にも、新しく立ち上がった地下鉄延伸・空中都市構想では消防署など諸官庁と協議しながら進めていくので、調整力や交渉力も必要。また、営業部が企画したキャンペーンなどの施策に関しても法令の遵守が大前提で、法律面の知識も必要になる。

松永 私自身、建築のことは多少知識があるものの、電気や空調、給排水に関しては専門外です。だから今もわからないことがたくさんあって、毎回勉強しながら対応しています。経験豊富な先輩方に助けていただくことも多いですね。

米澤 専門性を求められる部署だけれど、実は、最初から高度な専門性を備えていた社員はそれほど多くないんだよ。

松永 そうなんですか?

米澤 私も空調やエレベーターなどの昇降機が専門だけれど、この仕事に携わるようになってから徐々に専門性を高めてきたんだ。

松永 意外です。複雑な空調の仕組みについて、米澤課長は毎回、ていねいにわかりやすく教えてくださいますよね。いつも頼ってばかりで、申し訳なく思っているくらいです。

米澤 いやいや、逆に設計に関しては、松永さんを頼りにしているよ。

松永 そう言っていただけてうれしいです。大学で学んだ「設計」や「建築基準法など関連法規に関する知識」を生かすことがありますね。法改正があった時に改正点について調べて、JR博多シティの施設が基準に合致しているか確認したり、CADソフトを使って催事用のスペースについて検証したこともあります。

米澤 松永さんのように学生時代の専門を活かしている社員もいれば、私のように入社後に専門性を磨いてきた社員もいる。すべての社員に共通しているのは、「学ぼう」という姿勢があること。求められる専門性が幅広いからこそ、自分の専門に固執せず、好奇心旺盛に学ぶ姿勢が何よりも大切になってくるんだ。

松永 同感です。施設の維持管理を担当するようになってから、学生時代に学んだ建築の知識は「あくまでも基礎の部分」だと感じています。学生時代の知識が無駄になることはありませんが、「建築を学んだから」と安心していると、いつまでも成長することができません。「さらに深い専門性を身につけよう」「専門外の知識を積極的に学んでいこう」という前向きな姿勢が身につきました。

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フラットでオープンな風土。互いを思いやり、尊重する姿勢も

米澤 松永さんはこの部署に配属になった時、どんな印象を抱いた?

松永 気さくな先輩が多いですよね。どの先輩方も面倒見がよくて、本当に人に恵まれたと感じました。

米澤 人間関係が良いから、役職や年齢に関係なくフラットに交流できる風土もある。

松永 イベントも多いですよね。しかも、社員だけでなく、取引先の方もイベントにお誘いしていますよね。コロナ前、長野の槍ヶ岳に登ったり、屋久島に旅行したり、JR博多シティに入社してからたくさん思い出ができました。

米澤 特別なイベント以外にも、仕事が終わる時間に気軽に声をかけあって、食事に行くこともよくあるよね。

松永 イベントも食事などの誘いも、強制ではないところがいいなって思います。参加したい人が参加して、都合の悪い人は参加しない。

米澤 参加しなくても雰囲気が悪くならないのが、この部署の良いところ。

松永 それは、適度な距離感があるからだと思います。

米澤 確かに。お互いのことを尊重し合う関係ができているから、無理強いしない。これは、この部署やこの会社の特徴かもしれないね。

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前向きな姿勢をもった方と共に働き、成長していきたい

米澤 いま、私たちがやるべきことはたくさんあって、なかでもESG推進の取り組みは、JR九州の社会的責任をまっとうする上でも大切だと感じている。今、気候変動問題が世界規模で進んでいて、持続可能な社会を実現するためにも、私たちが先導してESG推進の取り組みを進めていくべきだと思うんだ。

松永 とても大きな取り組みですが、課のメンバーはチームワークが良いので、きっと実現できると信じています。

米澤 松永さんは、今の仕事でどんな目標をかなえたいと思っている?

松永 JR博多シティの入社試験でプレゼンした「言語ではなくデザインで人を誘導する施設をつくる」ことが私の目標です。世界各国のお客さまがJR博多シティを利用される際に、パッと見てわかるようなデザインでトイレなどのサインを設置すれば、今まで以上に利用しやすい快適な施設にできると思うんです。

米澤 ステキな目標だね。松永さんのように、大きな志を抱いて就職活動に取り組んでいる学生さんがたくさんいると思う。

松永 そうですね。ここでの仕事は奥が深くて、仕事の規模もやりがいも、そして責任の大きさも最大級です。だからこそ、これから入社してくれる「未来の仲間」に期待したいです。広い視野をもってものごとをとらえて、「おかしいな」と思ったら、たとえ上司や先輩に対しても堂々と意見をする。そんな前向きでまっすぐな気持ちをもった方と一緒に働きたいです。

米澤 そうだね。仕事に取り組んでいると、時には大きな問題にぶつかることもあると思う。そんな時、私たちは逃げずに真正面から取り組んで、一つひとつの問題を解決していく。失敗をすることもあるけれど、だからこそ学べることも多いし、「この経験を次に活かそう」という気持ちも芽生える。私たちと同じように前向きな姿勢をもった皆さんと一緒に、JR博多シティの施設管理に取り組み、共に成長していけたらうれしいですね。

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