ヒューマネージの年月
――わたしの変化、会社の変化――
後編
一人ひとりの「ヒューマネージの生活」の重なりが、それぞれの職業人生になる。勤続10年超のメンバー同士、自分のこと、会社のことを話してもらいました。後編は、〈会社の好きなところ、伸びしろなところ〉〈働き続けている理由〉〈（結果的に）長く働くのも、面白い〉のお話です。
答える人
Yさん
2013年キャリア入社。2005年大学卒業後、地方銀行に入行→その後、Web制作会社の営業職を経て、2013年2月ヒューマネージへ。10thアニバーサリーテアテ（ヒューマネージの永年勤続表彰。勤続5年、10年、20年のメンバーに、感謝状と、5万円、7万円、10万円の高級カタログギフトが贈られる）では、家族で旅行＆高級しゃぶしゃぶを堪能。休日はラグビーのコーチとして子供たちに教えている。
Iさん
2014年キャリア入社。2011年大学卒業後、ブライダル関連のアイテムを扱う企業に入社し、2014年6月ヒューマネージへ。10thアニバーサリーテアテ（同上）では、家族旅行と形に残る腕時計を選択。趣味は観劇で、幅広いジャンルに詳しい。
Yさん：
ヒューマネージの好きなところは、繰り返しになってしまうけれど、働き方はじめ、入社当時に比べて会社がどんどん良くなってきているところ。そして手を挙げたらチャレンジさせてくれる環境があるところ。あとは、人がいい。具体的にどういうこと？と問われると難しいんだけど、相性がよいというか、コミュニケーションがとりづらいストレスはほぼないし、ぱっとなにか相談したときに嫌な顔をする人がいない。
伸びしろは、ホントにたくさんあると思います。中小企業ゆえ、大手企業さんに比べるとまだまだ足りない――採用の手法もそうだし、人事制度もそうだし、人材育成とか研修とか評価制度とか。人事としてやらなくちゃいけないことや課題はたくさんあると思います。でも、本当に着実に一年一年成長しているなという感じはすごくあって、そのなかで、自分自身、人事をやるなんて想像してなかったけど、人事の仕事は面白いし、チャレンジしていきたいなという気持ちに変わってきている。
Iさん：
Yさんが言ってくれたことに加えて、それぞれのペースや向いていることを尊重してくれるなと感じます。どこに興味があるのか、何に強いのか。それぞれ仕事のやり方、成長の速度も違うけれど、仕事に対してちゃんと前向きに、役割を果たそうと頑張っていれば割と待ってくれるというか。期待はしてくれるけれど、ヘンなプレッシャーはかけられない、それは結構特殊なことなんじゃないかと思っていて。もちろんスピーディーにガンガン成果を求められる環境が悪いわけではなく、わたしはヒューマネージの環境があっている。嫌な圧がない分、成果を出すには？ということに集中できる。のびのびやらせてもらえていると思うし、だから続けていられるのかなと思います。
もうひとつ、昔からすごいなと思っていることがあって。入社当日、新メンバーと社長の齋藤さんがあいさつする機会を設けているんですけど、齋藤さんは新メンバーの履歴書に事前に必ず目を通す。あたらしく仲間に加わる人がどういう人かを先にインプットしてお話される。すごく乱暴に言ってしまえば、そんなことしなくてもあいさつは成立するのに、でも、そういう風に社員に向き合ってくれる社長だから、ヒューマネージはこういう会社なんだろうなと、そういうこまかいところですごく感じます。
「変わるだろうな、たぶんいい方向に」が、続けている理由
Yさん：
ヒューマネージで働き続けている理由は、僕は、いろいろとやらせてもらっているというのが大きいと思っています。機会に恵まれているというか。ルーティンややらないといけない仕事が7割としても、それ以外の3割は自分で企画したり起案したり、それこそ採用担当へチャレンジするチャンスをもらえたりする。これは自分でも意識していることで、残りの3割で企画や自分発信のものに取り組むと、やっぱりわくわくするし、失敗したとしても自分ごとだから責任をもって次の改善に向かえる。モチベーションを落とさずにやっていける。基本的にヒューマネージの環境はいいと思うけれど、受け身だとチャンスはこないし、なにより自分がつまらないと思います。
Iさん：
そうですよね。会社のため、お客様のため、サービスのためにということなら、機会がある。もちろん何でもかんでも通るわけではなく、「いまじゃない、いまはこっちが優先だから」と叶わないこともある。でもそういうときは、うちの会社の人はちゃんと理由を説明してくれる、なぜいまじゃないのかとか。それでも「いや、自分にとってはいまじゃないとダメなんです！」という人もいるかもしれないけれど、わたしたちはそれが割と叶っていたということなんでしょうね。
Yさん：
Iさんがヒューマネージで働き続けている理由は？
Iさん：
わたしはずっと経営企画本部にいるので、社長の齋藤さんや経営陣が近くにいて、割と会社側から見る視点で会社の変化を捉えやすかったと思います。それが結構面白かった。変わるまでの過程ってめちゃくちゃ大変だけど、こんな風に変わっていくんだ、って。齋藤さんや上司が、いろんな社員の声やその時々の会社の課題を、「こんなに真正面から受け止めて悩むんだ!」というのを感じ、うまくいかせるために必死になっている姿が見える場所で仕事をさせていただけたのは大きいです。
ちっちゃいモヤモヤは、もちろんゼロじゃないし、これからも大なり小なりあると思う。でも、そんな姿を見てきたので、この会社は変わるだろうな、たぶんいい方向に、そういう期待感みたいなものがある。それがなくなっていたら、もしかしたら辞めたいって思っていたかもしれないけれど、割とずっと「よく変えよう、変えよう」という感じなので。上司が「土を入れ替える作業」という表現をされるのですが、目先1ヶ月ではどうにもならなくても、土を入れ替えていけばその土地は変わるから、と。実際に、本当に地道なことがいまに繋がっているのを見てきたから、その先が気になって働き続けているのかもしれないです。
Iさん：
強引に一言でまとめると、「長く働くのも面白いよ」ということですね。
Yさん：
でも、なんだろう、長く働きたいと思ったから長く働いているわけではないじゃない。結果的にそうなっているというだけで。ふたりとも環境はフィットしているし、会社のことが好きだし、でも長く働く秘訣みたいなものは特にない。
今回、話をしていて、僕は採用担当になってから気持ちが変わったんだって気づいた。マーケティングが必要だ、やりたいと提案した頃は、当然「会社のために」というアタマはあったものの、自分がやってみたい、やりたいことが先に立っていたかもしれない。そのあと、思いがけないチャンスをもらって人事グループで仕事をするなかで、「会社のため」が強くなったなぁという。いまはそっちの方が大きくて、会社にプラスになるかどうか、成果を出すためには何が必要なのか？を考えるようになったのが、自分自身の変化かもしれない。結果として、採用活動でやっていることと、マーケティングでやっていることと、相互で活かせないかなとかバランスがうまくとれるようになってきた。
Iさん：
やっぱり若いときは、みんな「自分のこと」が最優先じゃないですか。自分がどうありたいとか、何がしたいとか。それはそれ特有のエネルギーがあるしいいことだと思うんですけど、徐々に自然に会社のほうに興味が向いたら、視野が広がって、結果的に「自分のこと」に返ってくる気がします。ただ長くいるということではなくて、こういうことをしてヒューマネージをあと押ししたいとか、こういうリーダーになりたいとか、そういう人がもっと増えるといいですね。
Yさん：
きょう、Iさんと話せたこともよかった。あらたまっての対談はちょっと緊張したけれど、自分のこれまでを振り返れたし、会話のなかで気づきもたくさんあったし。
Iさんも僕も、入社したときには、いまの自分の姿――採用担当をしているなんて、想像もしていなかった。想像はしていなかったけれど、いま、よかったと思えていることがひとつ。もうひとつは、長い職業人生では、当然でこぼこ、いろんな季節があるけれど、視野が広がったり、アイディアを得て自分で動く面白さを、一人ひとりがより感じて働けるようになるといいなと思います。
10年後は、会社も僕たちもさらに変化しているだろうから、またこんな感じで話せたらうれしいです。「10年前、こんなこと言ってたよね」とか。
Iさん：
はい、楽しみにしています。
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