ヒューマネージの生活

2023.02.03

はばたけ!コンピテンシー

ヒューマネージでは、これまで、何冊か書籍を出しています。
そのなかで、最もコンスタントに売れ続けているのがコレ!(写真左)

今回の主役。発行元の弘文堂さんは、法律や社会学の書籍で知られる学術系出版社です。
今回の主役。発行元の弘文堂さんは、法律や社会学の書籍で知られる学術系出版社です。

『コンピテンシー面接マニュアル』が出版されたのは、2006年1月。
それから20年近く、年1回ペースで重版され、今回なんと第18刷となりました🙌

この本は、ヒューマネージ発の新しい常識のひとつ、「コンピテンシー採用」をひろめるために出した本です。
コンピテンシーとは、成果を生み出す能力のこと。
その人がどんなに“優秀”であっても、その優秀さを成果につなげられていなかったら意味がない。保有能力ではなく、発揮能力を見ていきましょう、という視点です。

コンピテンシーの視点で見ると、その人の出身大学は合格の基準になりません。いわゆるいい大学を出ているからといって、仕事ができるとは限らないからです。いまでは「そりゃそうでしょ」というこの考えも、ヒューマネージがコンピテンシー採用を提唱し始めた当時は、いい大学の学生を多く採用することが人事部の評価につながっていた時代。採用担当の方々へコンピテンシー採用を提案しても、「そうは言っても、うちの会社は××大学から○名採用しないといけないんだよね」等、受入れていただくのが難しかったそうです。

それでも、コンピテンシーの考え方がひろがれば、日本の採用が変わる。
採用が変われば、成果を発揮する人が活躍できて、企業が強くなる。
企業が強くなれば、日本が元気になる。

その信念で、さまざまな工夫――人事の方向けセミナーを全国で数多く開催したり、賛同してくれた企業の方に事例を話していただいたり――を重ねて、コンピテンシー採用をじわじわとひろめていきました。『コンピテンシー面接マニュアル』の出版も、その工夫のひとつです。

2018年には、まんが版もリリース。こちらも重版がかかりました(^^)v
2018年には、まんが版もリリース。こちらも重版がかかりました(^^)v

「コンピテンシーの言葉がまだ浸透していない頃に本が出て、瞬間風速的にヒットするというよりも、じわりじわり浸透し続けているのが、コンピテンシーの理論の強さの証ですね」とは、担当の編集者さんの言葉。

一気に何万部が売れているわけではないけれど、重版の数を足すと、およそ2万人もの方へ本が届いている計算になるそうです😲

本質的で、イイものであること。

さらに、ぜんぜん派手じゃないけど、実はスゴイ。そんなところも、うちらしいなと感じました。

それでは、次回の #ヒューマネージの生活 もお楽しみに!

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