ヒューマネージの生活

2021.09.17

ちいさな火を灯せ(本を出版します)

きょうは(きょうも)うれしいニュース。
来月、ヒューマネージの本が発売されます🎶

10月7日発売です!

タイトルは、『人事のためのジョブ・クラフティング入門―「個人」と「組織」のエンゲージメントを高める新メソッド』。人事領域で世界的に注目されている「エンゲージメント」と、エンゲージメント向上のカギとなる「ジョブ・クラフティング」についての本です。

エンゲージメントとは、“働くことにのめり込んでいる状態”を指します。楽しみながら仕事に取り組み、興味・関心をもち、自分の仕事に意義を感じている状態とも言い換えられます。

社員のエンゲージメントが高い状態にあると、企業業績が高まるということは、既に多くの研究で明らかになっています。顧客満足度や生産性が高まったり、離職率が低下することも確認されていて、いま、社員のエンゲージメント向上に取り組む企業が増えつつあるのです。

これまで、社員のエンゲージメントを向上させる取り組みは、福利厚生を充実させる、給与水準をあげるといった“組織改善”のアプローチが主となっていました。もちろん、これらの取り組みも有効ではありますが、限界があります。

エンゲージメントを高めるには、組織改善のアプローチしかないのか?
一人ひとりのエンゲージメントを、人材開発を通じて高めることはできないのか?

ヒューマネージには、20年以上にわたる適性検査やアセスメントツール開発のノウハウがあります。本の共著者である、川上真史先生(ビジネス・ブレークスルー大学 教授)、種市康太郎先生(桜美林大学 教授)とともに、エンゲージメントに関する調査研究を続け、個人のエンゲージメント向上のカギ=「ジョブ・クラフティング」を科学的に把握することに成功しました。

文章確認中のひとコマ(締切に追われていた頃)
文章確認中のひとコマ(締切に追われていた頃)

ジョブ・クラフティングは、「個人の、『仕事』を手づくりする力」のこと。わかりやすくいうと、自分の手で仕事を面白くする力のことです。

ジョブ・クラフティングは、その人の特性(わかりやすくいえば“癖”)であり、一人ひとりがジョブ・クラフティングの“癖”を身につけることで、エンゲージメントを高めることができます。この「人材開発が可能」という点が、ジョブ・クラフティングの最大のポイント。自分の手で仕事を面白くする力を得て、のばしていければ、エンゲージメントを高め続けることができます。

この本には、エンゲージメント向上の新しいカギである「ジョブ・クラフティング」について、学術的な背景や具体的な事例をあげて、わかりやすく解説されています。


どうせなら、やりがいのある仕事がしたい。
仕事を通じて、成長したい。
働いて、誰かの役に立ちたい。

ジョブ・クラフティングの考え方が広まれば、いい日々を送る人が増えることにつながると思います。この本は、そのちいさな一歩。これからの“新しい常識”として、広めていきたいです。

それでは、次回の #ヒューマネージの生活 もお楽しみに!