地域活性化に貢献するため、多彩な事業を展開する富士急行に入社

私は神奈川県の出身で、大学で地域経営や地方創生について学びながら、地元・藤沢市の観光事業に携わり、「湘南江ノ島海の王子」として全国の観光地を周遊した経験があります。あの時期の経験を通じて、「観光産業が地方創生のカギを握ること」を強く実感し、何かしら観光に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。

人と人とのつながりを大切に育み、あらゆる人に「喜び・感動」を提供する

現在、勤務する富士急モビリティは、静岡県内においてバス事業を展開している会社です。路線バスや貸切バス、高速バスなどを運営しており、私は主に路線バスに関わる業務を担当しています。具体的な業務内容は、運行ダイヤの改正やバス停の新設・移設、運行計画の立案、乗降データを始めとする各種データの収集・分析、バスの運行に必要なシステムの導入、そして地域イベントへの参加など、多岐にわたります。

これまで、出向先の富士急ハイランドやピカでレジャー事業を担当していた私にとって、富士急モビリティでの仕事は何もかもが初めての経験です。配属当初は手探りの状態でしたが、すぐに地域との関わりが深いバス事業が好きになり、関わるすべての人々との関係を、これまで以上に大切にするようになりました。例えばダイヤ改正のため、沿線地域の店舗の営業時間を確認する際、メールではなく必ず電話でやりとりしています。また、お客様への対応も相手への敬意を忘れず、期待を上回る対応をすることを目指してきました。遠方にお住まいのお客さまが忘れ物をされた際、手書きの手紙を添えてお送りしたところ、「ありがとうございます。また富士山のふもとでお会いできる日を楽しみにしています」と書かれたお礼状をいただいたこともあります。もちろんこれは、働く社員に対しても同じです。バス事業の最前線を担う乗務員に過度の負担がかからないよう、彼らの意見にもしっかりと耳を傾けて業務改善につなげています。