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新卒採用 株式会社富士急ハイランド出向

阿久戸 槙吾Shingo Akuto

信頼する部下とともに
園内の設備管理を担い、
お客さまの安全を守り抜く

数多くの来客で賑わう週末、私は富士急ハイランドの園内をゆっくりと歩いてまわります。お客さまは気持ちよく過ごせているか。スタッフは楽しく仕事に取り組めているか。お客さまとスタッフの双方の視点から、設備管理のあり方について模索しています。

日々の点検から緊急対応まで、人と設備の安全を支える

ギネス世界記録として認定された「FUJIYAMA」をはじめ、数多くの魅力的なアトラクションを備えて、お客さまを楽しませている富士急ハイランド。園内には約40機種のアトラクションと、レストラン・売店などの建物があり、それぞれに電気設備や給排水設備などのインフラが通っています。

私は富士急ハイランドの技術本部長として、これら設備の維持管理を担当。お客さまが安全に園内の設備をご利用できるよう、アトラクションの点検・整備を行う「整備グループ」、アトラクション以外の建物やスケート施設などの検査を行う「施設グループ」、そして、2つのグループを統括する「管理グループ」を束ねています。設備の維持管理以外にも、本社企画部が立案した設備計画にもとづいて、工事を進めていくのも私の仕事です。また、緊急対応時の対策を取り、万が一自然災害による停電などが発生した際にはいち早く指揮を執って、お客さまやスタッフの安全を確保するのもまた、技術本部長の大切な務めになります。

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現場で機械メンテナンスに携わった経験が、今の私の土台となっている

現在、勤務する富士急ハイランドは初めての教育配置先で、当時はアトラクションスタッフの仕事に従事しました。2箇所の教育配置先を経て本配属になったのも富士急ハイランドで、この時、初めてアトラクションのメンテナンスに携わりました。その後も、ジョブローテーションでさまざまな部署を経験し、徐々に任される仕事の規模が大きくなってきました。事業部時代には副所長として富士山パノラマロープウェイの機械設備を管理したほか、グループ全体の設備工事を担当するなど、チームを率いる機会も増えてきました。

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これらの経験を通じて、私は「設備管理のあり方」について深く考えるようになりました。特に事業部で環境施策について検討するようになってから、その意識が高まったように思います。持続可能な社会の実現のために、そして当社がこれからも事業を存続していくために、機械設備を長く安全に使えるよう維持・保全していくことが非常に重要だからです。新たな建物を建設する際も、地産材や間伐材を積極的に用いるなど、地域貢献の視点からも取り組むべきことを考えるようになりました。

日々の点検業務においては、安全管理を徹底しています。例えば点検時に工具を置き忘れただけでも、万が一の事故につながりかねません。私自身が機械メンテナンスを担当していた頃の経験も生かしながら、日々、部のメンバーと一緒に「事故が起きないように、何ができるか」を考え、実行しています。

現場の仕事は社員に任せていますが、来客の多い週末には、必ず園内を巡回しています。お客さまが園内でどのように過ごしているのか。何か不便を感じていることはないか。そして、スタッフは高いモチベーションを維持しながら仕事に取り組めているのか。現場で気づいたことをヒントに業務の見直しを行い、お客さまとスタッフの双方にとってより良い施設にしていくことを常に目指しています。

今後の目標

剣道や茶道で伝えられている「守・破・離」の精神を、当社で働くようになってから常に意識しています。これは上司に教えてもらった言葉で、「師の教えを忠実に守りながらも、さらに良くしていくために殻を破り、自分独自の方法として確立する」という意味をもった言葉です。新たな部門に配属になるたびに、私はこの言葉を思い出します。現在の部門でも先輩方が築いてきた実績を受け継ぎ、より良いものへと進化させていけたら嬉しいです。

皆さんへ

設備のメンテナンスに携わる技術職は、直接、お客さまと関わることはありません。いわば「裏方」の仕事ですが、「設備管理を通じて人の安全を守る」という責務を果たしており、とてもやりがいの大きな仕事だと自負しています。機電系の学びを生かせる仕事なので、多くの方に技術職に興味をもっていただけたら嬉しいですね。これから入社する若い皆さんの力に期待しています!

JOB ROTATION

2008.04-2008.09

(株)富士急ハイランド 出向

教育配置として配属された富士急ハイランドでは、 トーマスランドやアトラクションスタッフとして接客業務に従事。

2008.10-2009.03

事業部 鉄道技術所

半年後に配属されたのは事業部鉄道技術所(当時は交通事業部電力区)。大学で学んだ電気・電子の知識を活かして、変電所や電車線路設備、信号設備、通信設備、駅舎の電灯・電力設備などの機械メンテナンス等に携わった。

2009.04-2013.04

(株)富士急ハイランド 出向

1年間の教育配置を経て、再び富士急ハイランドに出向。アトラクションなど遊園地特有の機械メンテナンスに従事した。多くのレジャー設備に触れるなかで経験を積んだ。

2013.04-2017.02

事業部 索道営業所

富士山と河口湖の絶景を楽しめる富士山パノラマロープウェイの運営を行う事業部索道営業所に配属になる。副所長として機械のメンテナンスから事業所全体の管理など幅広い業務を経験し、事業所の収支のバランスを考える癖が身についた。

2017.02-2018.04

企画部

グループ全体の新施設の企画等を行う企画部に異動。機械設備のメンテナンスに従事してきた経験を活かし、主にグループ施設の設備投資計画を担当した。

2018.04-2022.03

事業部 技術・環境・CS推進課

グループ全体の設備修繕計画を推進したほか、災害や事故、不具合など緊急事態が発生したときの対応、環境施策やCS推進施策などに取り組んだ。遊園地のアトラクションから、グループが所有するテナントビルまで、年間に約300件の工事を進めていった。

2022.04-

(株)富士急ハイランド 出向

再び富士急ハイランドに出向し、技術本部長に就任。園全体の設備修繕計画の推進や、施設の維持保全管理、緊急対応等を担い、園内の安全と快適な環境を支えている。

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