Interview

社員インタビュー

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「メーカー機能」を武器に、

さらなる成長を。

一気通貫のサプライチェーンで実現する、

商社の新たな介在価値。

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2012年入社

O.T

商品本部 商品第二部
アシスタントマネージャー
総合職(キャリア・コース)

自己紹介

「市場に大きなインパクトを与えたい」――就職活動時、そんな想いを胸に業界を問わずさまざまな企業を検討しました。あらゆるモノに関連する「パッケージ」という商材なら、世の中と広く関わりながらダイナミックな仕事ができると確信し、「当社でその目標を叶えよう」と決意しました。「三菱商事グループの圧倒的なネットワークが、新たな挑戦に挑む上で最大の武器になる」と感じたことも、入社への意欲を後押ししてくれました。

入社後、1年間の業務研修を経て、紙原料の取引を手掛ける事業部に配属。約5年間に渡って、段ボール原紙を担当しました。当時のことで強く印象に残っているのは、上司に営業の真髄を指導していただいたこと。中でも「ベストを尽くして商談の準備をしなさい。商談はその準備を披露する場ですよ」という言葉が、私の営業スタイルの土台を築いてくれたように思います。

その後、ロンドンでの語学留学を経て、ヨーロッパ向け輸出業務に従事。そして入社10年目、「紙カップ容器の新規開発案件」に携わりました。設備投資から市場展開までを一貫して担うこの事業は、「商社である当社がメーカー機能を獲得する」という大きな挑戦でした。現在は、原紙取引の営業と並行しながらこの事業を拡大しており、国内外の企業との折衝や技術導入から新規開発まで、縦横無尽に奔走しています。

商社の枠を超え、
メーカーと協業して「紙容器」の未来を切り拓く

今から約10年前、鼻にプラスチックのストローが刺さったウミガメの衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。これを機に「脱プラスチック」の動きが一気に加速。ヨーロッパを中心に使い捨てプラスチック製品の規制が進み、日本のパッケージ業界も大きな転換期を迎えました。当社の主要取引先も、紙パッケージ化へと舵を切ります。しかし、急増する需要に応えられる供給体制を持つ仕入先はほとんどありませんでした。「お客様の期待に応えるには、どうすればいいのか」――検討に検討を重ねた結果、成形メーカーに設備投資して協業することで、紙パッケージの「メーカー機能」を持つという決断を下しました。

このプロジェクトの旗振り役として、私に白羽の矢が立ちました。紙の原紙取引に長く携わっていた経験を買われての抜擢でしたが、待っていたのは「ゼロからイチを創る」過酷な挑戦でした。チーム一丸となって、まずは徹底した業界分析と市場調査から着手。どのような容器が求められているのか、取引先であるコンビニエンスストアと密に連携してニーズを掘り起こし、多額の投資を支えるためのキャッシュフローを計算しました。投資に失敗は許されないため、1年近くかけて事業計画書を練り上げ、ようやく社内の稟議を勝ち取りました。

設備投資が決定してからも、困難は続きました。「導入予定だった海外製の製造機械が、予定していた納品日に間に合わない」という事態に直面。無事に納品されてからも、現場の工場に何度も足を運び、パートナー企業であるメーカーとともに機械の調整と修正に明け暮れました。裸一貫で新しい領域に飛び込み、泥臭く課題を一つずつ潰していく過程は、決して楽ではありませんでしたが、供給体制を整え、世の中に必要とされる製品を自分たちの手で生み出す喜びを、全身で実感していました。

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パートナー企業と「対等」に向き合い、
サプライチェーンを一気通貫で動かす

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紙カップ容器の設備投資と開発業務は、私のキャリアにおける最大のターニングポイントとなりました。それまでは営業として「動く」ことが中心でしたが、このプロジェクトを通じて、ものづくりの現場や管理会計の知識に深く触れ、ビジネスを多角的に捉える視座を養いました。何より大きな収穫は、「パートナー企業との協業」に対する考え方が根本から変わったことでした。

商社という立場にいると、時には「ビジネスを動かしているのは自分たちだ」という考えに陥ってしまうこともあるかもしれません。しかし、私はこの開発案件を通じ、その考えを完全に捨て去りました。私たちが商談をしている間も、製造現場ではパートナー企業の方々が必死に機械を動かし、製品を作り続けてくれています。実際に製造現場に入り、汗をかいて働く人たちの顔が見えるようになったことで、彼らこそがビジネスを共に支える「対等なパートナー」であるという感謝の念が胸に刻まれました。

通常、商社はメーカーに「できるか、できないか」を確認しに行かなければなりませんが、メーカー機能を持つ私たちは自分たちで決断を下せます。お客様自身もまだ気づいていない本音をいち早く察知し、製品イメージに落とし込み、スピード感を持って形にする。一気通貫でサプライチェーンを担い、世の中に存在しなかった新商品を送り出し続けてきた「経験値」が、当社の大きな強みになっています。

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見識をさらに広げ、更なる高度な投資案件にも挑戦したい

紙容器の開発案件は、パートナー企業との協業によって成り立っています。当社が製造設備を投資し、パートナー企業である成形メーカーに貸与する。これが、商社である当社がメーカー機能を獲得する「仕組み」です。かつては大手企業の下請けを主としていたパートナー企業も、今や私たちと共に新商品を開発し、自らのノウハウで市場を切り拓く存在へと進化を遂げました。容器のラインナップも増え、順調に拡大しています。パートナー企業の成長を間近で支え、共に利益を分かち合う「win-win」の関係を結べていることを、心から光栄に感じています。

私自身も、この開発プロジェクトを通じて、少なからず成長を実感しています。本案件の関係者は営業、品質保証、法務、経理と多岐にわたるため、どこかでミスが起こると、「バタフライ効果」のように大きなトラブルへと繋がりかねません。だからこそ、どんなに小さな変化であっても、各部署のタスクが時間軸のどこに位置しているのかを常に可視化し、丁寧に共有し続けるマネジメントを徹底するようになりました。常に全体最適を考え、チームを一つの方向へ導くことが、巨大な投資を背負う私達の責務だと考えています。

ゼロからイチを創り出す開発ビジネスは、私のキャリアの中で最もやりがいに満ちた仕事になりました。このプロジェクトを通じて管理会計に関する知識の必要性を感じ、現在は簿記の学習にも励んでいます。将来的には、今回の経験を活かして紙容器以外の投資案件にも挑戦してみたいと考えています。見識をさらに広げ、よりダイナミックな事業展開へと繋げていくことを目標としています。

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就職活動中の皆さんへ
メッセージ

当社の開発業務は規模が大きく、それだけに「自社の発展」に加えて「社会貢献」にも直結します。就職活動中の皆さんが当社の仲間に加わった暁には、これまでにない大きなやりがいを実感できるでしょう。

業務を遂行する上で何よりも重要なのは「熱意」です。加えて、粘り強さや探求心、相手を思いやるホスピタリティが求められます。また、語学力や管理会計をはじめ、膨大な知識が求められます。私自身、海外研修で獲得した「語学力」を国内外の折衝で使い、戦略立案のために管理会計の知識を磨くなど、社会人になって今が一番勉強していると感じています。

特に学生の皆さんには、「今できることに懸命に取り組んでほしい」と伝えたいですね。特に何かを全力で全うしたと誇れる経験は、社会人になった時に「自分の仕事に誇りを持って取り組むための土台」となるでしょう。

一人でも多くの方が当社の開発事業に興味を抱いてくれたら、これほど嬉しいことはありません。「自ら開発した商品が世の中に並ぶ景色を見てみたい」という思いをモチベーションにしてください。共に肩を並べて働ける日が来ることを心から楽しみにしています。

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