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PROJECT MEMBER

A.M (センター長)

大手コンサルティングファームにてコンサルタントとして活躍したのち、キヤノンITソリューションズに入社。2020年1月、経営陣と共にビジネスイノベーション推進センターを立ち上げ、その責任者として当社の「ビジネス共創モデル」の戦略策定・実行を推進する。

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M.S (管理職)

様々なシステム開発業務に従事したのち、新たに立ち上がったAI技術チームに参画。AIサービスの企画や提案に携わる。2020年1月、ビジネスイノベーション推進センターの立ち上げと同時に、中核メンバーの一人として参画する。

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「VISION2025」の実現をめざし
全く新しい少数精鋭チームが誕生

2020年1月、キヤノンITソリューションズに新しい組織が誕生しました。その名は「ビジネスイノベーション推進センター」。2020年にスタートした当社の「VISION2025」の一つ「ビジネス共創モデル」の実現戦略を作成すると共に、それを実行することがミッションです。既存のSIerビジネスの枠から飛び出して、コンサルティング視点からお客さまの事業戦略を実現したり、協業企業と共に新たなビジネスを創造したりと、当社の未来を創造するチャレンジだけに、少数精鋭のメンバーも個性派揃い。いったい彼らはどんな想いを持ち、どんな活動を展開しているのか。センターを立ち上げた二人に語ってもらいました。

SIerの枠組みを超え、「ビジネス共創モデル」をめざす

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M.S

私は2020年1月のビジネスイノベーション推進センター立ち上げに際し、かねてから交流のあったセンター長のA.Mさんに誘われて参加いたしました。

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A.M

当社は、2020年1月に「VISION2025」という5年後を見据えた長期ビジョンをスタートさせました。このビジョンは「先進ICTと元気な社員で未来を拓く“共想共創カンパニー”」というスローガンに集約されます。お客さまとこうありたいという想いを共有し、一緒に解決方法を創り出す姿勢をより明確にしたいという考えです。そこで、同じ2020年1月に立ち上がったのがこのビジネスイノベーション推進センター。当センターの主な目的は、「ビジネス共創モデル」の実現に向けた戦略立案とその実行です。これまで当社は、SIerとしてお客さまの要件を起点として的確にシステムを作るという事業を営んできました。つまり、お客さまと「システムを共に創る」仕事にはすでに相当な実績があります。一方、「お客さま企業の事業戦略を理解し、ITでそれをどう実現するか考える」ことはまだできていません。今後は当社も、ITを用いて「ビジネスを創る」仕事まで踏み込み、もっとお客さまに貢献したいと強く思い、お客さまと共にビジネスやシステムのグランドデザインを描くコンサルティング業務に挑戦することにしました。

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M.S

現代は、ITの急速な進歩や時代の変化に伴い、お客さまの事業環境がかつてなく不安定になっています。お客さま自身も、自社に何が必要なのかがわからない時代となりました。

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A.M

だからこそ、今後は我々もお客さまがビジネスやシステムの要件を考えるところから、積極的に協業しなければならない。逆に言うと、それができないSIerは淘汰されていく可能性が高いと思います。

SIerとしての強みを活かし、お客さまと共に新たなビジネスを創出

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A.M

当センターは、こうしたコンサルティング業務を各部署と連携して手がけていますが、もう一つ重要な業務を手がけています。それが、他企業と共に新たなビジネス・サービスを創造する「コラボレーション推進業務」です。この業務ではM.Sさんが最前線で活躍しています。

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M.S

私は今、とあるコンサルティングファームとコラボレーションし、新型コロナウイルス対策に関連するAIサービスの展開を手がけています。先ほどA.Mさんがコンサルティング業務について話されたのと同じで、技術の進歩が早い現代では1社だけで世の中の課題を解決するのは難しい。複数の企業がそれぞれの得意領域を活かして協力し合うことで、今までになかったサービスが提供できるようになります。もちろん、自社内での連携も重要です。私たちはまだメンバー数名という小さい組織ですから、事業部とのコラボレーションなくして新たなビジネスの創出は不可能です。この点において、SIerでありながら多彩な事業部を持つ当社は、他社にないアドバンテージがあると感じています。

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A.M

その通りだと思います。当社は3500人近い優秀な社員を擁するSIerであるだけでなく、自社プロダクト開発、他社プロダクトを取り入れたサービス展開、さらにエンジニアリングまで手がけています。そして最大の特長は、この規模のSIerとしては異例なほどR&Dが充実していること。AIや自然言語処理、数理技術といった先端分野では、他のIT企業と比べて先に進んでいると思います。これらの強みを複合的にお客さまの課題と結びつければ、かつてない大きなビジネスを生み出すことが可能でしょう。

自由で刺激的な風土から斬新なアイデアが生まれる

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A.M

ビジネスイノベーション推進センターのメンバーは、主に私が選んでいますが人選はかなり厳しい基準で行っています。私が前職のコンサルティングファームから当社に来たとき、旧来型のSIerから進化しなければならないという危機感を経営陣と共有していました。そして事業の方向性を変えていくためには、革新に相応しい人材を集める必要があった。そこでまずは、社内で面識のある社員の中から「活きのいい人材」を数人集めました。その一人がM.Sさんですね。M.Sさんは40代ですが、それ以外のメンバーの多くは30代。今後の可能性を考え、なるべく若くて優秀な人材を集めたかったのです。その後、社内公募制度を使って希望者を募り、現在のメンバーが揃いました。しかしまだまだ人材が足りないし、今の当社にはいないタイプの人材がもっとほしいと思いました。

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M.S

そこでA.Mさんが企画したのが、「ビジネス共創モデル」を推進する人材を育成する「共想共創塾」ですね。事業部長の推薦を受けた社員や志望者が塾生として参加し、塾長を務めるのは社長。半年の座学でコンサルティングやビジネスの知識を習得し、残りの半年はビジネスイノベーション推進センターで実務を手がけてもらう、というプログラムです。

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A.M

入塾生に求めるポイントは大きく3点あります。一つ目は問題意識が高く、当社が変わらなければならないという危機感を持っている人。二つ目は向学心が強く、自分を高めたいという意欲がある人。そして三つ目は胆力がある人。答えのない仕事に挑み、やりきる覚悟がこの仕事には必要だからです。これまでの知識や経験は関係ありません。

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M.S

このセンターにはそういう人物が相応しいですね。私もまだ当センターでは1年目ですが、社内外ともに多くの方々と新しい価値を求めて共想するプロセスの構築や、将来に向けた戦略策定など、会社の未来を担う責任ある職務にもやりがいを感じます。さらに、ビジネスイノベーション推進センターは今までの当社と全く風土が違います。

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A.M

ビジネスイノベーション推進センターでは、「人格の相互尊敬」と「知的バトル」を重視しています。各メンバーの良いところは認め合いながらも、議論は年齢や経験を問わず戦わせ、互いを高め合うのが、私たちの基本的なスタンスです。

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M.S

時には若い社員と議論をしていて、不得手な領域の知識・経験が不足していて悔しい思いをすることもあります。でも、その刺激をバネに成長できるのは、このチームならではの魅力だと思います。私はもともと論理的に議論をすることが好きなので、この組織の風土は気に入っています。無駄がなくて結論が出るスピードも早いし、率直に意見を交換することで斬新なアイデアが生まれやすいと感じますね。

「ムーンショット」に参加する若き挑戦者、求む

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M.S

私自身がSEとして働いてきたからわかるのですが、当社は、もともと良い意味で「堅い」会社です。これはお客さまとの約束をしっかり守り、堅牢なシステムを納期通りに作り、安定運用する中で培われた素晴らしい社風です。一方、我々がやろうとしていることは既存のレールから外れたことであり、ある意味非常に「柔らかい」。今はまだ、当センターの理念やミッションが全社に十分には浸透していません。しかし、我々が推進する新規ビジネスは、各事業部の協力あってはじめて成り立つものです。少しずつ私たちの考えを社内に広めながら、「堅さ」と「柔らかさ」という両者の強みを融合させ、「新しいキヤノンITソリューションズ」を作っていきたいと思っています。

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A.M

私たちがやろうとしていることは、いわば「ムーンショット」です。1960年代に米国がアポロ計画を立てたとき、誰もが「月になんて行けるはずがない」と思った。それぐらい壮大でインパクトのある事業変革を、私たちは成功させなければならないのです。ビジネスイノベーション推進センターに入るということは、私たちと一緒にロケットに乗り込むこと。「共想共創カンパニー」という名の月をめざして、一緒に飛べる仲間を私たちは探しています。もちろん、新入社員も立派な「乗組員候補」。先ほどお話しした、「高い問題意識」「向上心」「胆力」を併せ持つ人なら、社会人経験のない学生の方も大歓迎です。 

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