“未来を切り開く研究に、大きな喜びとやりがい。”

研究開発
2013年入社

M.N

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研究とビジネスの距離の近さに魅力を感じる

大学・大学院では、脳波の計測と解析を研究していました。物事を認識・判断する過程で人間はどのような種類の脳波を発しているのか、様々な技術を使って分類を行うというものです。こうして脳を研究していくうちに、画像認識など脳の働きを再現する技術に段々と興味を惹かれていきました。そしてこれを仕事にしたら面白いかもしれないと、IT企業を中心に就職活動をして選んだのが当社です。決め手となったのは、R&Dセンター(研究開発部門)があること。これからの時代をリードする技術の研究ができるだけでなく、その成果を実際のシステム開発に応用して社会に役立てられる環境が整っている点に、とても魅力を感じました。
実はR&Dセンターを持っているIT企業は、とても少ないんです。未来を先取りする研究と、ビジネス化による社会への貢献。2者の“いいところどり”ができる環境が整っていることは、当社ならではの魅力だと思います。

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人工知能を社会にどう役立てるか、未来を見据えて研究

私が配属された先進技術開発部は、人工知能を用いた映像認識技術の研究を行っています。人工知能とは簡単に説明すると、人が知能を使って行っている作業をコンピュータでできるようにする技術です。たとえば人の顔や音声を認識して簡単な会話をするといった技術は、すでに実用化が始まっています。市場やトレンドの予測など、さらに高度な仕事ができる人工知能も夢ではなくなりつつあり、当社も今後重要な役割を担う技術に位置づけています。システム開発を行っている事業部から「人工知能でこんなことができないか」と相談を受けたり、こちらから事業化の提案をすることもあります。R&Dセンターの使命は、長年の蓄積を活かした要素技術をベースに、次世代につながる技術を創出することです。すべての提案がすぐ事業化につながるわけではありませんが、3年5年というスパンで未来を見据えて、日々の研究に取り組んでいます。

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“チームメンバーと切磋琢磨して、日々の成長を実感できる環境”

人工知能を用いたシステム開発はさまざまな要素技術の集合体です。仕事はチームワークが基本で、アプリケーション開発、画像認識、機械学習、光学技術など、それぞれの技術に精通したメンバーが活発に議論を交わしながら作業をすすめていきます。自分とは違った専門知識を持った仲間と切磋琢磨する中で、新しい知識や視点が得られます。これは本当に良い刺激になり、自分の成長を日々実感できる職場環境だと思います。迷ったり行き詰まった時に仲間からアドバイスやサポートを受けられることも、とても心強く感じています。私もチームに少しでも多くのことを還元できるようアンテナを張り巡らせ、最新の論文が投稿されるサイトは必ずチェックするなど、知識の習得を怠らないようにしています。人工知能の世界は日進月歩。数年前は不可能だと思っていた技術が今では当たり前にできるようになっている例も多く、夢がどんどん広がっています。その最先端の現場で仕事ができることに大きな喜びを感じています。

“学生のみなさんへ”

研究には“ここまでやればいい”というゴールはありません。深く探究して試行錯誤すればするほど、大きな成果が得られます。今までにないモノや価値観を、ゼロから作り出せることも研究の魅力の一つです。
振り返れば、研究に没頭した学生時代の日々が、現在の仕事につながっています。この仕事に興味を持った学生のみなさんも、いろいろなことに好奇心を持ち、自分が持つ可能性を信じて前向きにチャレンジする気持ちを大切にしてください。

“一日の流れ”

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9:00

スケジュール確認

一日の予定を確認した後、早速研究に入ります。この時は、前日の夜から人工知能に学習させていた結果を、出社後に解析することが日課となっていました。

15:00

学習内容の設定(パラメータチューニングなど)

解析した結果に基づいて、新たな学習内容を設定。どうすれば人工知能の精度を上げられるのか、いろいろと仮説を立てながら作業を行います。

17:00

チームメンバーと打合せ

様々な知識を持ったメンバーが活発な議論を行います。また、ある要素技術について後輩に調査を依頼しており、その進捗状況を確認しました。

17:30

人工知能に学習を開始

新たな学習内容を人工知能に与えて帰宅。人工知能は夜通し休むことなく学習を行い、翌朝に出社したら再び解析を行います。
 
 
 

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