“PMとしてパッケージ製品をつくり、OJTトレーナーとして人を育てる。”
デジタルイノベーション事業
2011年入社
S.H


製薬企業向けパッケージ製品の企画・開発をPMとして推進
私は現在、製薬企業向けの自社パッケージ「PVLink Report Manager」の開発チームでPMを務めています。これは、製薬企業のMR(医薬情報担当者)が入手した医薬品の副作用情報を、自社の安全管理部門に対して安全かつ効率的に報告する機能を有する安全性情報進捗管理システムです。年に1回のバージョンアップに向け、営業やSEがお客さまからヒアリングした情報を元に新機能の企画を立て、要件定義、設計、実装、テストまでを責任者として管理することが私の役割。予算管理やメンバーのマネジメントも行います。また、バージョンアップを行わない時期にはパッケージの導入を行うSEも兼ねており、提案段階から営業と共にお客さまを訪問し、技術的な提案やヒアリングを行うこともあります。最も達成感を感じるのは、お客さまのニーズに応えるべく取り組んだパッケージが無事完成したとき。リリース時にはメディアや業界紙などにも取り上げられるので、自分がそれに関わったと思うと誇らしく思えますね。

OJTトレーナーとして「プロセスを大切にした新人育成」に注力
人材育成も開発業務に劣らず重要な仕事です。私は数年前からOJTトレーナーを担当しており、新入社員の指導に担当しています。当社では人材教育に非常に力を入れており、3ヶ月間の新人研修、2ヶ月間のプログラミング言語研修の後、9月から翌年3月にかけて現場でOJT研修を受けるという一年がかりの育成プログラムが整備されています。私がOJTトレーナーとして大切にしているのは、結果を急がせることなく、プロセスに時間をかけることを惜しまないように指導すること。既存のコードなどを組み合わせれば開発を早く終わらせることはできるのですが、それではプログラミングの本質が理解できません。現場でバグが発生したときや、応用が求められたときにも困らないよう、私は常に開発プロセスを重視した指導を心がけています。ちなみに当社ではOJTトレーナーに対する教育も充実しており、トレーナーとして選抜された社員に対して研修を行っています。

広く社会に認知されるプロジェクトをPMとして成功させたい
コロナ禍への暫定的な対応として、現在の開発チームは週3~4回在宅勤務をしています。私としては通勤の負担がなくなり、一人で仕事に集中できる時間が増えたため、以前よりも計画的に作業が進むようになりました。チームメンバーとはチャットやWeb会議システムでコミュニケーションをとっており、チーム全体の生産性が高まっていると感じます。今後の目標は「社会に広く認知されるプロジェクトや製品のPM業務に挑戦すること」。「PVLink Report Manager」は現在のところMRの副作用報告にだけ使われていますが、当社が強みとするドキュメント管理や通信の機能はまだまだ応用が可能だと思います。製薬企業内のさらに幅広い事務系業務を担えるシステムへと改良していき、「製薬業界=PVLink」と言われるような地位を築くことが私の目標です。
“学生のみなさんへ”
文系の方やプログラミング経験のない方もご安心ください。実は私も工学部卒ですがプログラミングは苦手でした。またトレーナーとして新人を見ていると、先入観や癖のついていない未経験者のほうが早く成長することも少なくありません。学生時代の間は社会人になってから後悔することがないよう、学生時代だからこそできることを楽しんでください。
“一日の流れ”
9:00
スケジュール確認
メールやチャットの返信、一日の予定を確認します。
10:00
レビュー
プロジェクトの課題やタスクの整理。必要に応じてミーティングを行います。
13:00
プロジェクトミーティング
プロジェクトメンバーが集まり進捗および課題などの共有を行います。
16:00
資料作成
プロジェクトの課題やタスクの整理、情報収集、共有資料の作成をします。
エントリーはこちらから
©Canon IT Solutions Inc.