一般的に建築というと、家や施設をイメージする人が多いと思いますが、私が担当するのは、空調設備や給湯設備といった建築設備に関する特殊なものの設計業務です。業務は、各種計算、図面作成、現地調査、打ち合わせといった、様々な工程から成り立っています。空調設備、換気設備、給水・給湯・排水設備、消火設備、ガス設備など、設計する設備も様々で、一つとして同じ物件が存在しないため、毎日が挑戦です。

設備の設計は、人体で言えば血管を作るようなもの。設備が安全かつ正常に機能しなければ、建物の価値は大きく損なわれます。失敗が許されない業務です。それが同時にやりがいにもなっています。これまでは施工中の現場に行くことはあまりなかったのですが、現在は定期的に現場確認を行い図面品質を高める取り組みも行っています。完成したらおしまいではなく、完成後のその先も視野に入れて責任を持ちながら仕事ができる点も魅力に感じています。

これまで、2度の育休を取りました。男性が多い分野ですし、育休からの復帰後に自分のポジションがあるのかどうか…という不安もありましたが、中部では男女関係なく、働きたいという気持ちに応えてくれる組織力があります。そして知識豊富な頼れる上司や仲間がいます。そんな環境で、専門的な知識やスキルを増やすことが出来ていると感じています。