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はかる、まもる、変えてゆく

みなさん、こんにちは!
第2回のコラムでは、HIOKIが製造している電気計測器についてお話ししたいと思います。

みなさんご存じのとおり、世の中の多くのものは電気で動いており、電気計測器はそれらの製品を作る時に欠かせないツールであることから、「産業のマザーツール」と呼ばれています。しかし、「電気を測る」と言っても、目に見えない電気をどうやって測るのかピンと来ないかもしれません。
たとえば、木材を使って製品を作る時には、木材の長さを正確に測る「ものさし」が必要です。測る人によって1cmの長さが異なってしまっては、きちんとした製品を作ることはできません。それと同じように、電気にも世界共通の基準があり、それに基づいて計測するための「ものさし」が電気計測器です。「目に見えない電気を目に見えるようにする装置」と言えるかもしれません。

このように、電気計測器はその名のとおり電気を測るための装置ですが、測ることが私たちの目的ではありません。「はかる」ことを通じて、社会と暮らしを「まもり」、豊かな未来へ「変えてゆく」こと。それが当社の使命だと考えています。

はかる、まもる、変えてゆく_R

社会と暮らしを「まもる」——。
たとえば、毎日分刻みのスケジュールで運行する電車。電気を送る電線が切れそうになっていないか確認するために、当社のテスタが使われています。

豊かな未来へ「変えてゆく」——。
たとえば、電気自動車の開発現場。ここでも当社の計測器が使用されています。一昔前は、自動車はガソリンで動くものでしたが、時代の流れとともによりエコな電気自動車へとシフトしてきました。

自動車産業に限らず、これまでの「技術」は産業や経済の発展のために開発されてきました。しかし、これからの「技術」は、それとともに持続可能な社会の実現のために磨かれるべきであると当社は考えます。より高効率で安全性の高い製品を低コストで製造することで、「はかる」の先にある豊かな未来をHIOKIは実現していきます。

それでは、次回の ヒオキノキ もお楽しみに!