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Cross Talk
女性社員による対談
富士急行の女性社員はどのように働いているのか?
部長、海外営業所の所長、子育て中の社員、若手社員などキャリアや働く環境が異なる4名の社員に登場いただき、本音で語ってもらいました!
さまざまな部署で経験を積み、着実にキャリアを築いてきた富士急行の社員たち。
女性社員4名が「印象に残っている時期」や「富士急行で働く魅力」「未来への思い」を語ります!
Profile

2006年入社
営業部 上海駐在員事務所
所長
E.K.

2015年入社
富士ミネラルウォーター(株) 出向 係長
I.M.

1993年入社
安全統括室兼事業部
部長
K.M.

2022年入社
総務部 係
T.A.
お客さまに感動を提供するために――。
私たちが配属先で経験し、学び取ってきたこと
――これまでのキャリアを振り返って、印象に残っている時期はありますか?

富士急行はジョブローテーションでさまざまな部署を経験できるから、印象に残っている時期を絞るのは難しいかもしれませんね。

確かに、どの時期も尊敬する上司や先輩との出会いがあったし、経験できたことがたくさんありました。ただ、「社会人としての土台を築いた」という意味でも、初めての配属先は強く印象に残っています。ご案内したお客さまの笑顔を見るたびに、「お客さまに感動をお届けすることが、私たちの仕事なんだ」と肌で感じました。

私は教育配置として富士急ハイランドに出向した時期が印象に残っています。お客さまにアトラクションをご案内したほか、運営や点検マニュアルの作成業務にも携わったことで、「安全をしっかりと確保してこそ、お客さまに感動をお届けすることができる」ことを学びました。

二人とも現場での経験をたくさん積んでいますね。私は東京の営業所を経て、今は上海駐在員事務所に勤務しています。長くインバウンドの顧客誘致に関わる仕事に携わってきましたが、コロナ禍以降は市場の動きが以前よりも早く、以前にも増してマーケティングを重視するようになり、また、SNSを活用するなど、新しいことに次々とチャレンジしている今が、私にとって最も印象に残る時期になるように思います。

私はホテルや遊園地・スキー場の営業企画や、広報・営業部などの部門を経験してきましたが、一番印象に残っているのは2019年の夏から1年間在籍した名古屋営業所です。当社の事業エリアを離れ、東海・北陸6県の旅行会社に向けて富士急ハイランドなどの当社施設へ誘致する営業活動に取り組みました。例えば修学旅行では、東京方面の旅行を採用するお客さまが多く、なかなか提案が通らず苦労したのをよく覚えています。

遠隔地での営業活動は経験したことがないので、詳しく教えてほしいです。どうやって契約を獲得したのですか?

主に修学旅行を計画しているお客さまに向けて、富士急ハイランドの入園無料や食事の立ち寄りなどの提案を行いました。最初は苦労したものの、コロナ禍でお客さまが行き先変更を検討されるようになり、問い合わせが急増しました。でも、ようやく1校目の修学旅行受け入れが始まった当日に異動の内示が来て……。


じゃあ、志半ばで山梨に異動することになってしまったのですか?

そうなんです。部下に託して、山梨に異動しました。でも種をまくことの大切さを実感しながら、当時の部下が花を咲かせてくれたのが嬉しかったのを覚えています。

上司から部下へとバトンタッチしたんですね。

実は名古屋営業所にいた頃にキャリアコンサルタントの勉強を始め、資格を取得しました。この勉強が今のキャリアに役に立っているので、そういう意味でも名古屋営業所での経験は私のキャリアに大きな影響を与えているように思います。みんなは、仕事を通じて学び取ったことはありますか?

お客さまに向き合う姿勢を学べたと思います。例えば、安全にアトラクションを楽しんでいただくためのルールをお伝えする時。「お客さまの安全を守らなきゃ」という気持ちが強すぎると、口調が強めになってしまうかもしれません。でもそれだと、お客さまの楽しい気持ちが一瞬にして冷めてしまうと思うんです。「気持ちよくルールを守っていただいて、アトラクションを楽しんでいただこう」という気持ちから、表情や口調、身振り手振りなど、伝え方を工夫するようになりました。

素敵な取り組みですね。私はどの配属先でも先輩が仕事に取り組む姿から多くのことを学び取りました。特に現場では、「お客さまを楽しませよう、心からのおもてなしをしよう」という気持ちがすごく伝わってきました。相手の立場になって考える姿勢がホスピタリティの基本なのだと学び、お客さまだけでなく、同僚のことも自然と思いやるようになりました。

私も旅行を取り巻く環境の変化を素早くキャッチできるよう、常にマーケットの動向を調査しています。自ら学ぶ姿勢ってとても大切だし、どんなに経験を積んでも忘れずに心がけていきたいですね。
かけがえのない経験と、かけがえのない絆。
富士急行の社員として心から誇りに思うこと
――皆さんが感じる「富士急行で働く魅力」について教えてください。

この質問も、一つに絞るのがとても難しい(笑)。皆さん、どう思いますか? 私は「グループ間のつながり」だと思います。ジョブローテーションでいろいろな部署を経験しましたが、どの部署でも「お客さまに喜びや感動を届けたい」というマインドを感じたし、共に助け合い、力を合わせて仕事に取り組む風土が根付いていました。同じ志やマインドを持つ同僚と一緒に働けるのはとても楽しいし、一緒に成長していく実感がありますね。

私も人と人との絆が最大の魅力だと思います。入社したばかりのころ、外国人の私をみんなが笑顔で迎え入れてくれました。日本の商習慣や企業文化を丁寧に教えてくれて、すごく嬉しかったのを今もよく覚えています。本当に温かな会社ですよね。

事業の幅広さも、富士急行の魅力ですよね。私は現在、安全管理に関する仕事に携わっていますが、入社する前は想像していなかった仕事でした。期待していた以上に幅広い業務に携れるし、知らなかった世界を知ることができる。配属先で新たな学び、やりがいを感じ、自分にフィットした事業や仕事を見出すことができると思います。

どうしよう、私が言いたいことをみなさんにお話ししてくれました。まとめ的な話になってしまいますが、いいですか?

もちろん(笑)

私もジョブローテーションで知らなかった世界をたくさん見てきたし、大月駅や河口湖駅で駅務業務に携わるとは想像すらしていませんでした。だからこそ、どの配属先でも貴重な経験ができたのだと思います。そして、配属先が変わるたびに人脈が広がっていきました。今、私は総務部に勤務していますが、他部門やグループ会社に連絡する時、すぐに「あの人が担当だったな」と顔が浮かんできます。

ジョブローテーションがある富士急行ならではですね。

そうなんです。協力してくれる同僚や先輩の存在をすぐそばに感じられて、そのたびに富士急行に入社して良かったと思います。

一人ひとりの社員が輝ける場所がここにある。
私たちの思いと経験を、次の世代へとつなげて――
――今後、富士急行で成し遂げたい目標について教えてください。

私は世界中のお客さまに、富士急行の施設の魅力を広めたいですね。現在担当している中国本土や香港、インドネシアの業務に加え、それらの経験と知識を活かして、インバウンド全般に貢献することです。

私はまだ経験が浅く、今は上司や先輩に助けていただくことが多いので、まずは完全に独り立ちできるように頑張りたいですね。そして、いつか上司のように部下をサポートし、富士急グループ全体を引っ張っていけるようになりたいと思っています。

二人ともしっかり目標を掲げていますね。私は今まさに模索中なんです。「自分にしかできないことや自分の強みを見つけたい」と思っているのですが、なかなか具体的な目標まで結びつけることができていなくて……。

たくさん悩むことで、心から納得できる目標が見つかるのかもしれないですね。

今、子育て中で、部署の仲間や先輩にフォローしてもらっているので、こういった経験も活かせたらと思っています。これから子育てに入る後輩をサポートしたいし、これまで以上に働きやすい環境づくりに貢献できたら嬉しいですね。

その気持ち、よく分かります。私も「続く後輩のために自分にできることをしたい」という気持ちがありますね。引き続き、使命感をもって安全管理の取り組みを進めながら、後輩の成長をサポートし、道を切り拓いていきたいですね。

先輩方はいつも私たち若手の目標ですよ。

ありがとう。今日のメンバーを見ただけでも、本社やグループ会社に勤務している人もいれば、海外の拠点で頑張っている人もいる。

配属先はそれぞれ異なるけれど、同じグループの社員として情熱をもってチャレンジし、自分の役割を発揮している。だからこそ、お客さまに感動をお届けすることができるんですよね。

そうですね。本当に多種多様な経験を積めるし、みんなが輝ける場所があることを、これから入社する皆さんに知っていただけたら嬉しいですね。そして、私たちが経験したことや富士急行のマインドを、次の世代へとしっかりつないでいきましょう!

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