カテゴリーごとに業務を分担しています。
パッケージ部の業務は容器包装の立案・設計から生産体制の調整まで多岐に渡ります。パッケージ部はブランドではなくカテゴリーごとに業務を分担しており、私は歯磨カテゴリーを担当しています。主な仕事は、新製品開発や既存製品のリニューアル対応を行う商品化業務と、新しい容器設計を考える開発業務です。商品化業務では、その製品に必要な要求に基づいてパッケージの仕様を設計して品質評価や生産体制の確認などを行います。開発業務では、使用性・品質・生産性向上や環境負荷低減を目的に新しい形状や材質の採用を検討しています。
携わったパッケージが店頭に並ぶ喜びとは―。
自分が携わった製品が形になり店頭に並んでいる姿をみたときにやりがいを感じます。歯磨チューブの印刷も一部は自社で行っていて、その印刷設計もパッケージ業務の1つなのですが、実際の印刷物をデザインデータ通りに仕上げるのが意外と難しいんです。印刷機も基材も違うため、ギャップを埋めるために何度もテストを行います。そうして出来上がった製品が店頭やSNSで映えているのを見たときは感無量です。やりがいと言うには少し大袈裟かもしれないですが、大きい仕事でなくても日常業務の中で「こんな設計してみたら面白そう」「こうしてみたらもっと良くなりそう」とワクワクすることがよくあり、日々充実しています。そんな機会や刺激を与えてくれる環境はとてもありがたいなと思っています。
問題の本質を深く理解することが重要です。
業務を通して素材や成形方法など専門的な知識の習得はもちろんですが、課題解決のアプローチ方法を柔軟に適応できるようになったと感じています。以前は問題に直面した際、すぐに解決策を求めてしまいがちでしたが、今は問題の本質を深く理解することに時間をかけています。それに役立つ様々な手法をサンスターで学びました。難しい問題のときは、パッケージ部内はもちろん他部署にも積極的に意見を伺って、複眼的に分析してより効果的かつ持続的な解決ができるように心掛けています。本質を深く理解するというのは課題解決だけでなく、新仕様の開発にも役立つと思っています。課題解決だけでなく消費者理解など様々な手法を学ぶ機会がパッケージ部には豊富にあり、それが私の成長に大きく繋がっています。
今後は消費者のニーズや行動を理解し、革新的な容器開発に挑戦していきたいです。消費者が潜在的に必要としている隠れたニーズを引き出してパッケージに反映することで、さらに新しい価値を提供したいと思っています。その過程で、環境負荷低減にも注力し、リサイクル可能な素材の採用や省資源な製造方法を検討することで、持続可能な社会の実現にも貢献していきます。容器開発は単なる製品作りではなく、持続可能な未来を支える重要な役割を担っていると思います。生活の中で無意識に触れるパッケージが、見た目だけでなく使い心地や持続可能性においても心地よさをもたらす、そんな開発をしていきたいです。
自社でパッケージを成形できる強みを活かす。
私はもともと多くの人が日常的に使う物のパッケージ開発に携わりたいと思っていました。普段何気なく使っている容器には、使用性や生産性・品質向上のために実は・・、と言う工夫がたくさんこめられていて、そこに面白さを感じていたからです。サンスターは多くの人の生活に欠かせないオーラルケア用品を扱っていることと、洗口液や歯磨容器の一部は自社で成形ができることが大きな魅力で入社を決めました。容器は専門のメーカーに任せている企業も多いですが、製造工程を実際に見て知ることができる環境が身近にあることは開発に有益だと考えます。さらに、オーラルケア用品だけでなく化粧品や食品など多種多様な事業を展開しているので、カテゴリーの垣根を越えて様々な技術や知識を学べることも魅力です。
当たり前の習慣をより便利に、新しい価値を提供できる・自分の工夫が誰かの生活を豊かにする、そんな未来を想像したときに少しでもワクワクされたらパッケージ開発の仕事はとても楽しめると思います。パッケージ部は、やりたいことのために必要な知識や機会を与えてもらえる環境です。自分が興味を持てることやワクワクできることを見つけることがこれからの自分の成長にも繋がると思うので、人と比べず気負わず、自分が興味を持てることに挑戦していってください!


休みの日は美術館やアートイベントに行くことが多いです。