統計解析職先輩社員

2021年入社 工学研究科卒

 

統計解析の結果から医薬品の価値を見出し,

よりよい新薬を患者さまへ届けることに貢献できるのが1番のやりがいです

Q1.あなたの現在の業務内容を教えてください

私は解析センターに所属しており,主に国内外の開発品の統計解析業務を担当しています.統計学的な観点からの開発戦略や臨床試験デザインの提案や,統計解析の実施を行っています.臨床試験の計画段階から様々な部署のプロジェクトメンバーと協働し,開発品の価値最大化を目指して科学的根拠の検討や臨床的・医学的背景を踏まえた議論を行います.統計解析を実施するときは,規制当局が要求する品質を満たす正確な解析結果や報告書の提供を行うことを心がけています.他部署からの統計関連の依頼に対応するためにプログラミングやデータの可視化を実施することもあり,統計解析職として関わることのできる業務は非常に多岐にわたると感じています.

Q2.職場の雰囲気は?

部署内外でのコミュニケーションが活発な明るい雰囲気です.1つ1つの業務に対して妥協せずに取り組む,誠実で責任感の強い方が多いです.特に解析センターでは統計のスペシャリスト集団として,個人の専門性や価値観を尊重しながら,お互いに切磋琢磨し高め合っていく雰囲気があります.経験と知識が豊富な面倒見の良い先輩方が多く,困難な状況に直面した時にはフォローして下さるので,安心して様々な業務にチャレンジすることができています.

Q3.ヤリガイは?

医薬品の開発ではプロジェクトメンバーと化合物の特性や対象疾患の特徴や実現可能性など様々なことを検討する必要があり,統計解析職としてそれらの議論に不可欠なエビデンス創りができたときにやりがいを感じます.若手のうちから開発品の主担当を任されることもあり,若手であっても信頼してもらえて積極的に意見を発信できる環境があると感じます.また,自身の業務の先には新薬の上市,そして世界中の人々の健康の維持増進が繋がっていると想像するとあらゆる業務に対して責任感とやりがいを感じます.臨床試験の1つのデータは1人の患者さんであることを常に意識し,高いモチベーションを保って働くことができています.

Q4.今後チャレンジしたいことは??

パンデミックの発生や医療ニーズの変化など,社会とSHIONOGIを取り巻く環境は日々変化していますが,その時々の状況に柔軟に対応したヘルスケアサービスを患者さまに迅速にお届けしたいです.そのために,効率的な医薬品・医療機器の開発戦略を立案することで国内外のプロジェクトをリードできるようなStatisticianに成長したいです.患者さんと社会の期待を超える医薬品のエビデンス創出のために,自身の業務に価値を生み出すことのできる人材を目指します.

Q5.就職活動されている方へメッセージを!

私は就職活動のとき,統計解析職に就きたいが自分に務まるだろうかと不安になり迷ったときがありました.しかし,SHIONOGIには働く中で成長できる環境があり,今や不安はどんな未知のものにも挑戦できる強い心へと変化しました.もし企業や職種で迷われているようでしたら,ご自分ができることではなくやりたいことを優先しぜひ挑戦してみてください.健康を一番大事にし,就職活動を精一杯楽しみ乗り切ってください.皆さんとSHIONOGIでお会いできる日を心より楽しみにしています.