社員インタビュー

SAPIX小学部 算数科教師職
副教科責任者

N.H.

2013年3月 理学部卒業
2013年4月 新卒として入社
2016年2月 主任となる
2022年2月 副教科責任者となる

SAPIX小学部 算数科教師職として入社後、入社初期は受験学年も含め高学年を担当し、入社3年目からは大規模校の低学年の授業をメインに任される。現在は算数科 副教科責任者として低学年に関する業務を統括している。

7÷3=「2あまり1」?「3足りない2」じゃダメ?
生徒から飛び出す新しい視点

 

副教科責任者とは

教科責任者は教科のトップで、教科全般についての方針を決め、指示・判断をしていきます。副教科責任者については、小学部の場合は各教科ごとに複数名いるため、それぞれが学年ごとの担当に分かれ、教材やテスト作成の取りまとめをしています。現在、小学部の算数科には副教科責任者が6名いて、その中で私は低学年(小学1年生~3年生)の教材やテスト作成、研修などを担当しています。
副教科責任者になってからは、教材やテストを自ら作成するのではなく、他の算数科の職員が作成したものをチェックしたり、期限通りに進行しているかを確認したりといったマネージャー的な業務をしています。
また、昨年は「ある教材についてどんな意図で使うかを確認したい」という意見が校舎の先生から出たので、算数科の職員を集めて「普段こういうふうに授業しています」とか「こういうネタ使っていますよ」というような、情報共有や意見交換ができる機会を設けました。このような場を通して、どの校舎でも同じように質の高い授業ができるよう目指しています。

副教科責任者として意識していること

様々な職員が適材適所で活躍でき、可能な限り気持ちよく仕事ができるようにするためにはどうしたら良いか、バランスを見ながらマネジメントしていくことの大変さを感じています。自分の得意なこと・苦手なことを言ってくれる職員もいますが、なかなかはっきり言いにくいという職員も多いと思うので、私自身がそれをしっかりと見極め、それぞれが能力を最大限に発揮できるように業務分担を考えています。

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低学年担当ならではのやりがい

子どもたちの1年間の成長の振り幅が大きいことです。学力的なことはもちろんですが、高学年の子たちに比べるとまだまだ幼い分、精神的な部分の成長も大きく、それを間近で見られる嬉しさがあります。小学部では1年生でも90分間休憩なしで授業が行われるため、子どもたちにとっては椅子に座っているだけでも大変です。そんな中で、いかに子どもたちの集中を途切れさせずに授業をするかと試行錯誤する楽しさがあります。

授業で気をつけていること

あまりガチガチに授業案を固めすぎず、子どもたちの発言から授業を広げていくことを心がけています。先日、3年生の割り算の授業で、7÷3=「2あまり1」と当たり前のように説明したのですが、「3足りない2」じゃダメですか?とポロっと言ってくれた生徒がいました。そういう柔軟さは中学入試において非常に大切で、子どもたちの常識にとらわれない感覚ってすごいなと感心させられました。

学生へのメッセージ

自分が好きだと思うことをとことん考え、そこに足を踏み入れてみることが大事だと思います。好きなことをやっているからこそ得られるもの、足を踏み入れたからこそ成長できることがあるはずです。

 
<番外編>

小学生の頃の将来の夢

小学生の頃は、ずっとピアノに没頭していました。最終的には全国でも1桁になるレベルまで上達したので、ピアニストになることを意識していましたね。

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