劇的に深化し続ける
法務というフィールドで
目指すのは、真のエキスパート
総務部 総務グループ 法務担当
2001年入社
入社動機
人間の生命と安全を守る、
法律とお菓子の共通点
大学時代を通して学んだことは、法律の究極の目的が、人間を大切にすること、生命や安全を保障することだ、ということでした。そこで、生命に直結する食品業界を志望しました。なかでも「菓子」の、主食にはない「人に喜びを与える」という付加価値を有しているところに魅力を感じました。また、これはまったくの偶然ですが、大学時代に製品のことで森永製菓に問い合わせの電話をしたことがありました。その時の応答、その後の対応は印象に残るとても真摯なものでした。多くのお客様の生命と安全を大切にしている誠実な会社、という印象が決め手となり入社を決意しました。
現在の仕事内容
あらゆる企業活動を法務のエキスパートとして支える
入社以来、一貫して「商標法」「民法」「会社法」等、法律を取り扱う法務業務を担当しています。会社の活動には法律を含むルールはついて回りますから、製造、営業、研究など会社のあらゆる業務に関わっています。現在、法務業務は対外的にも社内的にも重要度が増しており、求められる業務は劇的に増加かつ深化し続けています。締結する契約書の数や、法務に関する相談は大幅に増えていますし、その半数近くは海外案件です。入社して10年が過ぎましたが、まだまだ踏み込んだことのない領域は多くあります。流れを先取りして知識を得て、真のエキスパートになることが目標です。また私は障がい者採用で入社しました。ですが「障がい者用の仕事」はありません。みんなと同一の仕事をし、同一の成果をあげることが求められます。障がい者であることは一切エクスキューズにはなりません。厳しいかもしれませんが、それが「平等」であり、当然のことと考えています。
私の成長エピソード
立場の異なる相手こそ「わかりやすさ」を意識する
最初の頃、法務相談を受けて作成した回答書や、直接話して説明した内容が、部署での結論に反映されていないことがありました。なぜかを確認してみると、私の説明の仕方が「絶対の正確さ」を目指すあまり、実際にそれを読む人が理解できるか、説明を聞いている人が理解できているかどうかといった視点が欠けてしまっていました。専門的な単語や言い回しを多く混ぜてしまい、自分では説明しているつもりでも、相手にはうまく伝わっていなかったことが分かりました。意味のない作業、無駄な時間を過ごさせてしまっていたことに気付き、それからは「真の理解を促すために、専門的なことや難しいことを、誰にでも分かりやすく説明する」ということを自分のテーマとして、「わかってもらう」ために、説明の仕方や用語の選び方、話す時の表情も気にするようになりました。これからも誰にでもわかりやすい説明を心掛けていきたいと思います。
※掲載内容は、取材当時のものです。