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#モノづくりを肌で感じられる仕事
  • T.H.

    玉野機械工場 製造部 溶接課

    工学部出身
    2015年入社
Career

技術開発部のディーゼルエンジングループで排ガス浄化システムの運転関連業務3年、その後溶接課のディーゼルエンジングループと技術グループで大型溶接構造物の製缶・溶接関連業務3年。(取材当時)

  • 私は溶接課で舶用ディーゼルエンジンの大型溶接構造物の製缶・溶接に関わる業務をしています。実際に現場でモノづくりをする作業者と連携を図りながら、溶接構造物の製作手順の検討、製作手順書や溶接要領書、工程表の作成をする事が主な業務となります。舶用ディーゼルエンジンの大型溶接構造物にも色々ありますが、私は現在スクラバーハウジングという製品の担当をしています。この製品は施工が20年度から本格的に始まったため、まだまだ実績が乏しい製品です。また、母材として使用される材料が溶接課で主に取り扱っている製品の材料と大きく異なるため、それに対する溶接の知見が少なく、溶接課の中でも特殊な製品になります。このような製品の立ち上げから生産ラインの確立、工事時間短縮活動に対して現場の補佐役として日々尽力しています。

”One Team”で成し遂げられる喜び

  • 現部署の溶接課は生産ラインの中核を担う部署ですので、前後工程の製造関連部署と深い関わりがあります。生産ラインの一部として、自身の仕事が現場作業者や前後工程の部署に多大な影響を及ぼしているという責任感や、ワンチームで動いているという感覚を日々感じています。それを特に感じるのは、他部署が協力し合わなければ解決できない不具合が発生した時です。もちろん発生した際は気分が落ち込みますが、前工程の調達部や設計部、後工程の加工部や組立課といった様々な部署と、互いの知見や経験、能力を持ち寄り協力し合うことで、最終的に問題が解決できた時には皆で苦難を乗り越えられたという大きな達成感を得られることが多いです。

日本社会の物流を支える会社

  • 就活時に考えていた事は、人生の大半で携わる事になるのが仕事なので、とにかくやりがいを感じられる仕事に就きたいという事でした。私自身は大きな構造物が好きだと認識していたため、車や飛行艇の生産にも興味がありそれらの会社説明会や選考に参加していたのですが、その中で、日本の貿易量における輸送方法が99%以上船による海上輸送であると聞きました。非常に単純な動機ですが当時はそれを聞いて、日本の物流を支えているのは船で、船の日本社会に対する貢献度の高さを痛感し、船に携われる仕事に就けばやりがいも相当に感じられるのではないかと考えました。これがきっかけで船の生産に強い興味を持つことになり、船の生産はもちろん、舶用ディーゼルエンジンで国内トップシェアを誇っていた当時の「三井造船」を選びました。

就職活動中のみなさまへ

自己分析をされると思いますが、自分が自分に対して考えていることは驚く程当てにならないので、周りに自分に対する評価を聞いてみるのが自分をよく知る近道だと思います。また、苦労しなくても周りより出来てしまう事、人に褒められたりよく頼まれるような「実体験」を思い出してみると良いかと思います。自分がしたい事と仕事として出来る事は違うので、向いている仕事に就く事で働き続けられたり、周りから認められてやりがいも感じられる事に繋がってくると思います。

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