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#舶用ディーゼルエンジンのインジェクターを製造しています
  • 清水 大輔

    玉野機械工場 加工部 第三機械課

    日本大学 生産工学出身
    2016年入社
Career

加工部 第三機械課に所属して入社6年目、入社から今日まで燃料弁の製造、新規開発を担当

  • 弊社で製造している舶用ディーゼルエンジンはおよそ3,000点もの部品から構成されており、大小様々ある部品の中でも精密小物部品と呼んでいるインジェクター(燃料弁)の製造に私は携わっています。燃料弁はその名の通り、エンジンの燃焼室内に燃料を供給する弁であり、エンジンの性能を左右する重要な部品であるため、精密に作り込む必要があります。精密に作るために燃料弁を構成する各部品をミクロン単位で寸法管理をしており、そのための加工方法を思考し、必要な設備投資や製造環境を整え、良品質の燃料弁を製造することが私の仕事です。また、最新の加工方法や工具を取り入れ、より効率的に製造する方法を模索していくことも日々のミッションとして取り組んでいます。

図面から製造方法を検討し、作り上げたときの達成感!

  • 私の所属する第三機械課では、ガスエンジンや液化ガスエンジンといった次世代エンジン用燃料弁の新規開発にも携わっています。入社2年目のときにガスエンジン用燃料弁(ガス弁)の新規開発に携わりました。ガス弁部品の中でもエンジン性能に大きく関わる、アトマイザーという部品の開発を私は担当しました。ガス弁アトマイザーはこれまでの燃料弁アトマイザーとは大きく形状が異なっていたため、加工方法を一から考える必要がありました。寸法公差等に矛盾はないか、どの設備での加工が適切か、どのような加工工具が必要か、計測方法は適切か、図面指示通りにできているか等、様々な条件をクリアして作り上げたアトマイザーをガス弁に取り付け、このガス弁が期待通りのエンジン性能を発揮したときの達成感や安堵感は今でも印象に残っています。

圧倒されるスケール感! このエンジンの完成するまでを見届けたい

  • 学生時代、私はエンジンに興味を持っていました。私がエンジンと聞いて思い浮かんでいたのが、自家用車のガソリンエンジンやトラックのディーゼルエンジン、航空機のジェットエンジン、ロケットエンジンで、関係する企業で就活を進めていました。ふと目にした三井造船(現:三井E&Sグループ)の文字。今まで候補になかった造船業でしたが、興味が湧き、会社説明会に参加したのが始まりでした。トラックなんて比にならない圧倒的なスケール感!三井造船って船だけじゃなくエンジンも作っているのか!しかも国内トップシェア!という衝撃を受けエントリー。事業所面談で実物を目の当たりにし、これだ!この圧倒的サイズのエンジンが完成するまでを見届けたい!と思い選びました。入社後はエンジンの重要部品、燃料弁が完成するまでを見届けています。

就職活動中のみなさまへ

様々なことに興味を持って広く情報を集め、自分が一番やりたい、やりがいを感じる仕事を見つけてほしいです。私は身の回りで聞いたことのある有名企業しか知らず、いざ説明を聞くとイメージと違うなと思うことも多々あり苦労しました。何もせず知れる企業はほんの僅かで、四季報によると上場企業はおよそ4,000社、未上場企業は13,000社もあるそうです。その中からきちんと選べるよう広く様々な情報をキャッチして自分に合った仕事を掴み取ってほしいです。

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