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#舶用低速ディーゼル機関製造過程の最後の砦試験グループ
  • 大江 鴻鷹

    玉野機械工場ディーゼル品質保証部試験グループ

    岡山大学 工学部出身
    2018年入社
Career

ディーゼル品質保証部 試験グループ 機側担当業務(入社~3年目)、性能担当業務(4年目~現職)

  • 弊社ではコンテナ船やタンカーなどの商船に搭載される大型の舶用低速ディーゼルエンジンを製造しています。エンジンは、大きく分けて設計⇒調達⇒加工⇒組立の過程を経て製造されます。その完成されたエンジンを試運転し、各部品が正常に機能し、仕様に合った性能が発揮されることを確認したうえで、製造過程の最後の砦としてお客様が満足できる品質の高いエンジンを出荷するというのが我々試験グループの仕事です。弊課の試運転業務は、機関組み立て後~出荷までの期間、工場にて機関単体で運転を行う陸上試運転業務と、エンジンを出荷し造船所にて船体搭載後~船主引渡しまでの海上試運転業務の大きく二つに分けられます。

最新のガス焚きエンジンの陸上運転担当を経験できた

  • 入社2年目、私は機側担当者として、運転中のエンジンを見回り点検し、各部品に異常がなく、機関が良好な運転状態であることを確認する仕事を行っていました。担当した工事の中で最も印象に残っているのが、ガスを燃料とし、さらに環境対応技術であるEGR(排ガス再循環)を装備した最新のエンジンでした。通常の重油焚き機関にはないガス専用装備や機能に加えてEGRモード運転などの新技術に触れ、トラブルを乗り越えながら、多くのことを学ぶことができました。陸上運転の最後には客先立会のもと執り行う公試運転日があり、この際には通常よりはるかに多い30人以上のお客様にご立会いただき、いかに注目された製品であるかを実感しました。公試を終えた際の大きな達成感は忘れられない経験となり、この仕事に携われたことを誇りに感じました。

機械エンジニアとして成長させてくれる

  • 幼い頃から車やバイクなど乗り物が好きで、大学では興味のあった機械学科を専攻し、授業や実習を通して内燃機関の構造や仕組みについてより深く知りたいと思うようになりました。三井造船の工場見学をした際に舶用大型ディーゼル機関の大きさに感動し、国内トップシェアを誇るこの会社で、エンジンに携わる仕事がしたいと思いました。試運転業務を通してエンジン全体について理解し、機械に携わるエンジニアとして様々なことを学べる今の環境は自分にとって間違いなかったと感じています。また若手のうちからどんどん仕事を任されるため、責任感を持って仕事ができ、自分を成長させてくれるやりがいのある会社だと感じています。

就職活動中のみなさまへ

就職活動において重要なことは、自分が就職先に対して、何を一番に優先したいのかだと思います。やりたいことが明確ならば、希望する仕事内容に合致する企業が適正だし、仕事とプライベートの両立を重視するなら、休みが多く福利厚生が充実した企業を選択するなど、自分が重要視したいことに合った企業を見つける必要があります。優先順位を考えて、目標としたい企業の方向性が決まれば、あとはそこに向かってできる限りの努力をして、後悔しない就職活動にしていただければと思います。

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