2020年度2WEEK技術系インターンシップ <My page>
コマツ 技術系 インターンシップ
皆さんはコマツや建設機械業界についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「大きなモノ」を作っている業界、世界の最果てで製品が動いている。。。
そんな重厚長大な印象をお持ちではないでしょうか。
大胆・巨大かつSophisticatedな建設機械、IoTやICTの分野で業界をリードする発想の原点、70を超える受け入れ部門で多彩な経験ができるプログラムを用意しています。開催期間中は専属のコマツ社員が付きっきりでフォローする、例年満足度の非常に高いイベントですので、ぜひ奮ってご応募ください。
2021年6月 コマツ 技術系インターンシップ事務局一同
インターンシップ テーマ紹介
1.ICT / IoT
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顧客のコスト低減および建設機械の生産性向上を目的とした建機稼動データの分析・機械学習モデルの構築を行い、新規サービスを提案する。
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顧客のコスト低減および建設機械の生産性向上を目的とした建機稼動データの分析・機械学習モデルの構築を行い、新規サービスを提案する。
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大きなたわみが発生する長尺作業機(スーパーロングフロント仕様)の油圧ショベルにおける3Dマシンガイダンス装置のバケット刃先位置精度の検討。標準および長尺作業機のたわみを構造解析ソフトを用いて計算し、刃先位置精度計算への影響度を解析・評価する。
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個別要素法(DEM)を用いて掘削工程におけるバケット内部の土砂挙動を解析しバケット形状が掘削効率に与える影響を検討する。
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生体計測を含む簡単な操作シミュレーションを実施し、操作入力に基づくオペレータの疲労・眠気の検知手法を検討する。
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AIを用いた大型ホイールローダ向け危険検知システムの精度向上を目的として、AI部分のアルゴリズム検討/データ解析を実施し検知性能向上の立案を行う。
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建設現場におけるセンサデータを3Dで認識することで現場をデジタルツイン化したい。
実現に向け、最新の3D認識AIの検討、AIモデルの学習、建機模型を用いたデモ環境での検証を実施する。 -
KOMTRAXおよび鉱山用向けKOMTRAX Plusのデータ解析およびソフトウェア開発における品質確認を実施する。
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電子回路を構成する基板上の回路パターンのノイズ輻射が、グランドプレーンの配置やパターン引き回しで、どの程度の差がでるかのシミュレーション、および、簡易基板によるノイズ計測を実施し有意差を検証する。
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MS-Windowsのソフト開発用に提供されているPCツールを活用し、MS-Windowsの組み込みソフト開発現場における、ソフト品質確認や不具合解析の効率化を検討する。
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Linuxの組み込みソフト開発に使用している複数の開発ツールについて、これらを連携して使えるように自動化することでソフト開発の効率向上を検討する。
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Linuxには、システム起動時の認証や稼働時の監視機能など様々なセキュリティ機能が用意されている。これらの機能を、直接操作する人がいない組み込み機器で使った場合の有用性や課題を検討する。
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シミュレーションツールを使って、大型ショベルの作業機の制御ロジックの検証を実施する。
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シミュレーションツールを使って、大型ブルドーザの自動走行の経路検討を実施する。
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建設機械へ搭載するカメラシステムの搭載を再現し、画像処理による効果を予測する。
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ホイールローダの自動化を想定し、検知アプリ開発用シミュレーション環境を用いたロジック性能評価および改善検討を行う。
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IMUやGNSSを使用した位置・姿勢計算ロジック(ソフトウェア)の一部機能の改良を行い、シミュレーションにて車体状態に応じた評価を実施する。
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実際にAHSが顧客サイトで稼働しているデータを解析し、システムや顧客オペレーションの課題を発見し今後の改善項目を提案する。
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建設の主要加工部品を対象に、Iotを使った設備の加工情報と画像やセンサのAI分析結果を用いて、機械加工工程での作業者の手扱い作業を見える化する技術開発をする。
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・AIで動画からフォークリフト、歩行者、建機を検出。
・Pythonを使用(教えます)
・現場の撮影し、AIの学習データを作成(アノテーション)。
・AIで抽出した座標から、OpenCVを使って画像フレームに書き込む動線を描く。
・どの向きに何が何回通ったかカウント。
・データを物流改善や安全対策の基本データとして活用。
2.コンポーネント開発
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圧電シャント回路による機械制振の原理確認試験および、FEM解析によるメカニズム検証。
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圧電デバイスを用いた構造体の振動モードモニタリングおよび、状態ラベリングに関する特徴量開発
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ラウドネスやシャープネスといった音色評価の使い分け検証に参画し計測や解析を指導受けながら実施する。
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バルブプレートを対象として、脈動について解析し、最適形状を検討する。
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高圧,大流量で使用される建設機械用のコントロールバルブではキャビテーション壊食による内部損傷により,性能低下が発生する場合がある。
CFDにより,設計段階でキャビテーションを発生予測し,防止策を施すことが出来れば,耐久性能の高いコントロールバルブを製作できる。
CFD解析結果と,実際にキャビテーションが発生した実物とを比較し,発生予測手法と,防止手法についての検討を行う。 -
油圧ショベルの操作性や低燃費性能に重要な役割を持つ開発中の油圧コントロールバルブについて,その特性をシミュレーションにより解明し,油圧ショベル搭載時のコントロール性への影響を明らかにする。
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油圧シリンダのダストシールは、油圧回路内へのダスト侵入を防ぐ大事な部品である。 シール装着時の挙動を実測し、解析と照合し解析条件の妥当性を検証する。
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ブルドーザの変速ショック、加速性について、エンジンとパワーラインを連成したモデルでシミュレーションを行い、最適な変速制御、パラメータの検討を行う。
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油圧ショベルの上部旋回体を支持する旋回輪の強度は取り付け相手であるフレーム(レボフレーム)の剛性に大きく左右される。
車両全体として、コスト(重量)Min.となる組み合わせをCAEを駆使して探索する。 -
フォークリフトに使用されるアクスルで、ブリーザ部分の潤滑油の飛散状況を粒子法を用いて解析し、実機との整合性を確認する。
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ディーゼルエンジンの市場データを解析するロジックやシステムの検討を実施し、これを活用することで、故障の予知、部品の寿命延長など付加価値向上のための仕組みづくりにつなげる。
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ディーゼルエンジンの排ガス後処理装置の開発において、CAEを用いて、DPF、SCRの性能を検討する。
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CAEによるターボチャージャー性能予測結果と実験結果との比較を行い、性能予測精度の検証を行う。
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ディーゼルエンジン実機またはCAEによる性能検討
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燃焼解析ソフトを用いて、噴射時期や燃焼室形状を変更し、燃費やエミッションの観点から燃焼の最適化を行う。
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使用後エンジンの性能評価/K-plus分析 併せて建設機械の使われ方評価。現在、エンジンで活動をしているテーマを共同で実施。
3.建設鉱山機械の車体/産業機械の開発
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開発機種のオペ視界および補助カメラ視界を検討し、ミラーやカメラの最適配置(数、位置、取付角度など)を検討する。
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ボディから流れ落ちる土砂の挙動を粒子としてモデル化しボディにかかる力を解析ソフトEDEMを用いて明確にする。排土時の土砂が車体に及ぼす外力を明確にすることによりオペレーターが感じる振動を再現、対策することにより快適性向上を図る。
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新規開発する24t/29tショベルのレボフレームについて、応力解析を行い強度的に問題ないことを確認する。
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PC1250に搭載するミラーについて、強度解析など実施し問題ないことを確認する。
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中型ショベル用ハンドレールの最適形状検討のため、強度解析など実施し問題ないことを確認する。
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ブルドーザにおける昇降ラダーの強度解析を実施し、機能と耐久性を両立させる設計検討を行う。
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ブルドーザにおけるタンク(燃料タンク、作動油タンクなど)の強度解析を実施し、要求される耐久性能を満たす最適形状を検討する。
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CAE解析ツール:粉体挙動解析ソフト(EDEM)を使用して、ブルドーザの掘削・土巻き性能向上のため、ブレード(排土板)の最適形状の検討を行う。
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ソリッドモデルを用いた従来のボルトの応力解析ではボルトの軸力が再現できないため、負荷による被締結部品の挙動が実車の挙動と合わず、実車での応力実測結果との相関が低い。ボルトの締結部品の接地面に接触条件を加え引張り荷重を追加することで軸力を再現し、応力解析精度向上を計る。
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現量産機でCAB上後方に搭載されている作業灯の移設を計画しているが実機確認前に適切な照射範囲を V-Redを用いて解析を行う。
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モータグレーダのリアビューミラーステー(固定ブラケット)強化検討について、車体振動での共振という背反確認も含めた、FEAでの解析(応力・固有値解析)を実施する。
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中大型フォークリフトの実稼働データから稼働分布の解析、ならびに将来フォークリフトへの仕様を検討する。
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ミニパワーショベルを対象として、FEM解析を用いてオペレータ保護構造フロントガードの最適化を検討する。
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エアコンダクトの風量解析を実施し、ダクト形状、および各吹出口の風量配分の最適化検討を行う。
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フロントガラスの氷解性能向上のため、表面風速分布を流体解析を用いて検証し吹き出し口形状の最適化を図る。
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建設機械の運転席内におけるダクト・吹出しグリルの抵抗をCFDにて解析し、最適な風量バランスとなる形状を検討する。検討結果をモックアップにて実測・評価する。
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大型プレス主要構造物の強度・耐久性をCAEを用いて検討・改善策の立案を行う。
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現在開発中の水中レーザ切断機における切断条件の最適化を実施する。
レーザ切断における切断品質は、ガス流れやレーザ出力など様々な要因が関係しており、切断条件の最適化を実施する必要がある。
インターンシップでは実機による切断実験を実施する。また各要因が切断品質に与える影響を評価するために品質工学(直交実験)を用いる予定である。
4.生産技術
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オフラインティーチングで最適な溶接ロボット姿勢を決めるため、溶接ロボットの姿勢とアーク切れ発生の因果関係を解析し、アーク切れが発生しにくいロボット姿勢を明らかにする。
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エンジンに搭載されている後処理装置に装着された温度センサの電気ハーネス素線断線に対し、ハーネス固定用のブラケットの剛性および後処理装置の構成部品の剛性を考慮したシュミレーションを実施し、その結果から破断発生メカニズムを推定し対策案を提案する。
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モータグレーダの作業機(フロントブレード)を強化した際の背反(フロントフレーム強度不足)の検討をFEAにて実施する。
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中小型ベベルギヤの加工能率向上の可能性を探索する。シミュレーションにより切削抵抗を解析し、実加工での切削抵抗を計測、加工パスの改善により加工能率向上を狙う。(5軸加工の適用を目的にテーパエンドミルによる加工能率向上)
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摺動性や耐摩耗性向上を目的に用いられるDLC被膜は、その製造方法および被膜組成の違いから発揮する性能も変化する事が知られている。各DLC被膜について摺動特性を検証し、ピストンの摺動性・耐摩耗性向上を両立する最適製造方法・組成を選定する。
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生産改革KPIキーコンポ/新工場の一人当たり生産金額1.5倍・サイクルタイム半減を目的とし、ICTソリューションを活用し着眼点を明確にし、機械加工設備の稼働率改善を行う。一般機械加工~歯切り加工と幅広い設備を改善する。
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建設鉱山機械生産ラインへの設備導入に伴う現行程のデータ解析、タイムスタディ等を行う。
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スクラップの溶解工程において、溶鋼を保護するスラグを作る補助材料(造滓材)について、コスト・品質・生産性の面で最適な造滓材配合を検討する。
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中子と呼ばれる鋳造品の空洞部を作る砂型の3Dプリンタでの量産化を目指すため、必要な砂型特性の評価を行う。
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鋳造品の生産には多くの電力を使用しており、課題となっている。
本テーマは鋳造工程の生産性改善を通し、CO2排出抑制改善を狙いとするもの。
※具体的には熱処理新工場案策定のフィヒジビリティスタディを担当いただく。 -
鋳造品の生産には多くの電力を使用しており、課題となっている。
本テーマは鋳造工程の生産性改善を通し、CO2排出抑制改善を狙いとするもの。
※具体的には熱処理新工場案策定のフィヒジビリティスタディを担当いただく。 -
加工ラインにおいて、新工程の現状把握、作業分析を行い、改善案を立案する。生産性を向上するための活動を通じて設備計画に必要な知識や技術を修得してもらう。
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自動搬送式シリンダ組立ラインの作業解析を実施し、組立作業の問題点を洗い出し改善案を立案することにより、組立工程の生産性向上を図る。
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建設機械に搭載される電子機器組立をCADソフトとシミュレータを用いて工程設計を行い、生産技術について理解を深める。
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自動搬送台車を活用する事で、部品搬送の省人化、整流化を検討している。プラコンなどを排出、出庫するシュミレーションを行い、実際の現場での改善効果を検討する。
5.電動化
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客先稼働データ分析行い、リチウムイオンバッテリを搭載した場合の最適なバッテリ容量およびコストについて解析・検討行う。
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ミニパワーショベルの稼働情報より、実際の作業負荷・性能の算出と、電動・油圧コンポーネントそれぞれの性能から、エネルギー消費低減策の立案と検証を図る。
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建機用インバータ内のモータドライバ、DCDCコンバータのハード構成、制御方式、熱設計の点から出力向上を検討する。シミュレーションと実測の比較、考察。
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電動建機に搭載されるリチウムイオンバッテリのパックにつて構造解析または熱解析を行い、構造設計を実施する。
エントリー
対象
1.大学・大学院で理工系を学ぶ学生
専門性を要するプログラムのため、各テーマで大学・大学院で専攻されている分野を特定しています。
2.2週間のプログラム全日程参加可能な学生
全日程を通じて連続したプログラムを準備していますので、学業・研究の都合も含めて全日程参加可能な方のみ応募を受け付けています。
開催期間
スケジュール ①
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8月23日
初日
オリエンテーション/安全教育、受入れ職場の紹介
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8月24日~ 9月2日
2日目~9日目
受入れ先職場にて就業体験
先輩社員と実際の業務を体験しよう。
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9月3日
最終日
成果発表会。10日間の学びや
新たな発見を社員へフィードバック
スケジュール ②
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8月30日
初日
オリエンテーション/安全教育、受入れ職場の紹介
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8月31日 ~ 9月9日
2日目~9日目
受入れ先職場にて就業体験
先輩社員と実際の業務を体験しよう。
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9月10日
最終日
成果発表会。10日間の学びや
新たな発見を社員へフィードバック
開催場所・その他条件について
国内各事業所:福島、茨城、栃木、東京、神奈川、富山、石川、大阪
報酬・交通費:交通費+食費相当分を支給
※遠方からご参加いただく方には、規定に基づき宿泊先を当社で手配します。
インターンシップ保険:コマツにて付保
※参加者側(学校又は個人)にも別途加入頂きます
選考について
エントリー方法
STEP1:コマツマイページにエントリーをしてください。
STEP2:エントリー後、マイページよりエントリーシートを7月2日までに提出してください。※注意:STEP1のみでは申込み完了となりませんので、ご注意ください。
※コロナウイルス感染拡大状況により選考スケジュールの変更、一部または全テーマが中止となる可能性もございますので、予めご了承ください。エントリー後に中止となった際は、マイページを通じてご連絡させていただきます。
1.書類選考
締切日:7月2日(金)12:00厳守
結果については、合否に関わらず、メールでお知らせいたします。
2.面接選考
開催日:7月中旬を予定
会場:WEB面接を予定
3.合格通知
7月末までにマイページを通じて通知いたします。
問い合わせ先
株式会社小松製作所(コマツ)
人事部 インターンシップ事務局
Tel: 03-6361-4984
E-mail: komatsu-jinji@disc.co.jp